ドコモの5G研究開発
ドコモは2020年のサービス提供開始をめざして、第5世代移動通信システム「5G」の研究開発に取り組んでいます。
2010年に基礎検討、2014年から実証実験を開始し、2019年9月20日にプレサービスを開始しました。
「5G」により、今まで経験したことのない新しい世界を創出し、人々の暮らしがもっと便利で、快適になることをめざしています。
- モバイル通信の進化と5Gの特徴
- 5Gを実現する技術
- 5G時代のネットワーク
1980年代から開始したモバイル通信ネットワークは、10年ごとに大きく進化しています。モバイル通信は1Gから4Gに至るまで、通信速度の向上を進め、主に人と人とのコミュニケーションを行うためのツールとして発展してきました。様々なモノがネットワークにつながるこれからのIoT時代、5Gはその重要な基盤となり、コミュニケーションのあり方を変化させ、新たなビジネスの進展に貢献すると期待されています。
5Gは、「高速・大容量」「低遅延」「多数端末との接続」という特徴を持っています。これらの特徴により、4K/8K高精細映像やAR/VRを活用した高臨場感のある映像の伝送、自動運転サポートや遠隔医療などを実現し、様々なサービス、産業を革新すると期待されています。
5Gが実現する世界
スポーツ観戦
会場内の多数の小型カメラを駆使し、自分がまるで選手になったかのようにさまざまな視点からの迫力ある映像を、全方位立体スクリーンで楽しむことができます。
自動運転
ドライバーの眠気などを、カメラやウェアラブル端末から車載AIロボットが検知します。また、車載のカメラやセンサー、歩行者のスマートフォンなど、あらゆるモノから集約した膨大なデータに基づき、危険を回避して走行させる完全自動運転が実現されます。
日常生活の支援
街中のスマートフォンやセンサーなど、あらゆるデバイスからの情報が収集・分析され、生活の手助けになる情報(例えば、交通情報や気象情報など)が適切なタイミングで受け取れます。
また、他国語での会話はデバイス間でリアルタイムに通訳され、スムーズにコミュニケーションができるようになるなど、パーソナルエージェントにより人々の生活に寄り添うサービスが実現されます。