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【一般スポーツ】

四日市中央工「勝って伝統校の風に乗り」悲願の単独優勝へ46歳の新人監督受け継いだ名将の思い必ず!

2019年12月17日 0時46分

全国選手権に向けて意気込む(左から)愛工大名電の宮口監督と鈴木主将、四日市中央工の伊室監督と森主将、帝京大可児の仲井監督と神戸主将

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 第98回全国高校サッカー選手権(12月30日開幕・首都圏開催)に出場する四日市中央工(三重)、愛工大名電(愛知)、帝京大可児(岐阜)の合同記者会見が16日、三重県四日市市の四日市中央工高で行われた。24年間チームを率いた樋口士郎監督(60)を継いで今季就任した、四中工の伊室陽介監督(46)は、名門校の伝統に気負わず、選手権の頂点を目指す決意を示した。

 四中工の宿命は受け入れた。かつて同校の一員として両校優勝を経験し、今度は46歳の新人指揮官として挑む伊室監督は、淡々と言葉を紡いだ。

 「経験豊かなスタッフがいるので、選手権を前にプレッシャーを重く感じたことはありません。勝つことで吹く伝統校の風に乗り、頂点を目指します」

 帝京(東京)との両校優勝、3度の準優勝など選手権で存在感を示してきた名門。昨季限りで退任した名将・樋口監督の思いも継ぎ、初の単独優勝に照準を定めた。

 新指揮官にとって選手権初陣でも、サッカー少年たちが憧れるような存在を目指すことに変わりはない。「私自身が先輩たちに憧れてきたから」と指揮官が語れば、チームの“心臓”と評されるMF森主将(3年)も「四中工の伝統を下の世代につなぐ」ときっぱり。懸ける思いは共通だ。

 初戦は、日大時代の後輩が指揮を執る日大明誠(山梨)とぶつかる。「いかに森が前に進み、ボールに触れるか。先手を取り、しっかり主導権を握って勝ちたい」と伊室監督。4強入りした第92回大会から遠ざかる、6大会ぶりの白星をつかみ、再び選手権に風を吹かせる。

 

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