［大学サッカー］インカレ関東勢ベスト４に３校　桐蔭横浜大・遠藤、リベンジの先制ヘッド

　サッカーの第６８回全日本大学選手権（インカレ）は１６日、関東各地で準々決勝の４試合を行い、明大（関東第１）、桐蔭横浜大（同第２）、中大（同第５）、関学大（関西第２）が準決勝に進出した。１０大会ぶり３回目の優勝を狙う明大は１－０で筑波大（関東第６）に辛勝。初出場の桐蔭横浜大は法大（同第４）と対戦し、２－１で逃げ切った。１９日の準決勝は明大－関学大、桐蔭横浜大－中大の組み合わせに決まった。

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　桐蔭横浜大は、ＤＦ遠藤凌（３年・浦和ユース）が攻守で存在感を放ち、初出場での快進撃に貢献した。

　法大には関東大学１部リーグの後半戦で１－２と敗戦。その借りを返そうと、「気持ちも乗っていた」という遠藤に、見せ場が訪れたのは前半１６分の右ＣＫだった。ゴール前の駆け引きでフリーになると、ＦＷ下村司（４年・市船橋）のクロスを頭で合わせてネットを揺らした。

　さらに、前回王者の前に、文字通り壁となって立ちはだかった。浦和ユースの１年先輩でもある法大ＦＷ松沢彰（４年）との激しい局地戦は見応え十分。遠藤は、「（松沢と）こういう形で戦えてうれしかった。ただ、空中戦で負けている場面もあったのでまだまだです」と謙虚に振り返った。

　桐蔭横浜大は後半１０分に、ＤＦ岩下航（３年・前橋育英）が追加点を挙げ、法大をＰＫだけの１失点に封じ、２－１で逃げ切った。

　初出場で初優勝へ。遠藤は「４年生には感謝の思いしかないです。３年生で試合に出ているからこそ、プレーでそれを伝えていきたいと思います」と語り、先輩たちとの最後の冬に日本一の栄冠をつかみ取る。　（馬場康平）

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