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【首都スポ】

[大学サッカー]インカレ関東勢ベスト4に3校 明大・中村帆、技ありヘッド

2019年12月17日 紙面から

価値ある先制ゴールを決めて大喜びする明大DF中村帆(2)。右はアシストしたMF中村健=味の素フィールド西が丘で((c)JUFA/Reiko Iijima)

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◇全日本大学サッカー選手権<準々決勝> 明大1-0筑波大

 サッカーの第68回全日本大学選手権(インカレ)は16日、関東各地で準々決勝の4試合を行い、明大(関東第1)、桐蔭横浜大(同第2)、中大(同第5)、関学大(関西第2)が準決勝に進出した。10大会ぶり3回目の優勝を狙う明大は1-0で筑波大(関東第6)に辛勝。初出場の桐蔭横浜大は法大(同第4)と対戦し、2-1で逃げ切った。19日の準決勝は明大-関学大、桐蔭横浜大-中大の組み合わせに決まった。

      ◇

 相手ゴールをようやくこじ開けた。0-0で迎えた後半39分、明大が均衡を破った。MF中村健人(4年・東福岡)が左から絶好の折り返し。これをファーサイドで待ち受けていたDF中村帆高(4年・日大藤沢)がヘッドで決めた。

 「あんなに喜んだことは今までになかったかもしれません」

 ネットが揺れるのを見届けたヒーローは最大限の歓喜をあらわにした。ゴール裏で応援を続けていた控え部員の元へとダッシュし、仲間たちからもみくちゃにされた。

 GKの頭上をフワリと抜く絶妙弾だったことが喜びを増幅させたのかもしれない。

 「時が止まった感じで(ボールが)ゆっくりと来たので、(シュート)コースがメッチャよく見えました。狙った通りのところに行きました」

 来季からのFC東京入りが内定している背番号2は技ありの一発をそう振り返った。

 関東大学1部リーグ第18節の一戦(10月26日)で腰を痛めたが、今大会には何とか間に合った。「いろいろな人に支えられて復帰できました」。感謝の思いを抱いて立ったピッチ。「何としてでも自分がチームを勝たせたいと思っていました」との決意を千金ゴールという形で結実させた。

 あと2勝すれば、関東大学トーナメント、総理大臣杯全日本大学トーナメント、関東大学1部リーグと合わせた4冠制覇が達成される。快挙に向け、「大学サッカーを制すというのが今年の(明大の)目標です。新たな歴史をつくりたいと(チームの)みんなが思っています」と、自信に満ちあふれた表情で頂点を見すえた。 (関孝伸)

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