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【大リーグ】

前中日・ロドリゲスの視野に「ホールド王」が入ってきた 移籍先のレンジャーズが屈指の先発右腕獲得

2019年12月16日 14時32分

中日を退団したロドリゲス

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 レンジャーズは15日、メジャー屈指の先発右腕コリー・クルバー(33)をインディアンスからトレード獲得した。デシールズ外野手とクラーセ投手の2人がインディアンスに移る。

 精密機械のようなピンポイント制球から、ロボットと名前を掛けた“クルボット”の異名を持つ右腕は2014、17年にサイ・ヤング賞を獲得。ただし、今季は5月の打球直撃による右前腕骨折で登板7試合、2勝3敗、防御率5・80にとどまった。

 この影響で元竜戦士は活躍の場がさらに広がりそうだ。左腕ジョエリー・ロドリゲス(28)=前中日=は9日、レンジャーズと2年総額550万ドル(約6億円)でFA契約に合意。中日2年目の今季は41ホールド、防御率1・64をマークし、最多ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した。来季は守護神リクラクにつなぐセットアッパーを右腕モンテロと務める見込みだ。

 米国の年間最優秀スポーツライター賞を3度受賞したピーター・ギャモンズは15日、「あるナ・リーグ首脳によれば、今オフの最も過小評価されている動きは、中日ドラゴンズからレンジャーズに復帰するジョエリー・ロドリゲスだ。本当にすごい活躍をする可能性があり、しかも安い値段で、素晴らしい仕事だった」とツイートした。

 一方、割を食うかもしれないのは巨人からポスティングシステム(入札制度)でメジャー挑戦する山口俊投手(32)だ。レンジャーズが有力候補と伝えられていたが、これで先発ローテ5人はクルバー、マイナー(昨季14勝)、リン(同16勝)の3本柱に加え、新加入コンビのギブソン(同13勝)とライルス(同12)でほぼ確定。もし契約しても、リリーフ限定という条件が付く可能性が高くなった。

 

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