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2019年12月17日 紙面から
新入団発表でバットを手に笑顔を見せる石川昂弥(今泉慶太撮影)=名古屋市内のホテルで
2つの縁に導かれた背番号だ。中日は16日、名古屋市内のホテルでドラフト指名した新人7選手の入団発表を行った。ドラフト1位の石川昂弥内野手(18)=東邦高=は背番号2のユニホーム姿を初お披露目。縁がある背番号姿をできるだけ早く1軍で披露することを誓った。
背中にきらめく「2」の背番号。新人の中でもひときわ大きな背中にその数字が浮かぶ。無数のフラッシュを浴びながら、高校生らしからぬ堂々とした話しぶりで率直な思いを口にした。
「いよいよドラゴンズの一員としてプレーができる喜びを感じています。前に2番を付けられていたのが荒木選手。とてもすごい選手なので2番に恥じないプレーをしていきたいです」
小学6年、ドラゴンズJr.の時にも袖を通した竜のユニホーム。その時はショートを守り、背番号6をもらった。当時は「井端さんと同じ背番号だ」と無邪気に喜んだ。ただ今回はプロの世界。背番号を提示された時には「まじか」と面食らった。
小、中、高と続けてきた野球で2番を背負うのは初めて。それでも数字と同じ2つの縁に導かれていた。
1つは小学生の時に訪れたナゴヤドーム。一塁側スタンドで父・尋貴さん(48)と中日戦を観戦した。試合前に当時現役だった荒木雅博コーチがグラウンドからサイン入りボールを投げ込むと、隣に座っていた父の元へ。父は左手でつかもうとしたが取り損ねてお宝ボールは別の人の手に渡ってしまった。
父の“失策”に機嫌を損ねた石川少年。代わりに購入してもらったのが荒木コーチのサインボールだった。なぜかそこに「石川昂弥」と自分の名前を書き入れ、今でも大事に自宅で保管している。
2つ目の縁は4歳年下の弟・瑛貴さん(14)。兄と同じ小学6年の時にドラゴンズJr.に捕手として選出され、もらったのが背番号2だった。2年前に弟が付けていた背番号となり、「何かの縁ですね」と偶然の重なりに笑みを浮かべた。
偉大な先輩の番号を受け継いでも気後れすることはない。「やるしかないと言うよりは、この数字を自分の背番号にできるようにやっていきたい」と自分色に染めていく覚悟だ。入団発表会見後にはナゴヤドームを見学。小学5年生以来のナゴヤドームの打席に立ち、「電光掲示板がめちゃくちゃでかい」とおどけてみせた。
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