日本の面影

Glimpses of Japan
失われる日本人の精神性に、将来を憂う  リンクフリー

失われた日本人の精神性と天皇の祈り③
~ 日本人の精神性は世界随一であった

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(2011.11.15)
抹茶タテ 子供が初体験
先日、近くでやっていたイベント 子供フェスタに行ってまいりました。奴らは“子供”と書かず、必ず“子ども(or こども)”と書きますが・・・だから私はあえて“子供”という字しか、ここでは使わないし、皆さんも“子ども(こども)”ではなく、小さなことと思わず“子供”という字にこだわってください。

昔ながらのいろんな遊具も開放されていて楽しかったです。
抹茶をタテる体験コーナーもあったので子供にやらせました。
うちの子は外で抹茶を飲むことはよくあるのですが、自分でタテるのは初体験。
今朝、「今日、抹茶飲みたい」とか言ってたので、うちでもやらせてみようと思います。

茶道といえば、女がやるものと考えてる人が多いかもしれませんが、元々、お茶は武士の流儀であり、女子禁制に近い世界でした。だから茶道というのは、男らしさを磨くためにやらせる意味合いも本来ならあるわけです。
明治期から女子の教養として茶道教育が始まり、女を中心に普及していったわけですが、今でもちゃんとしたところでは、お茶は男の世界であったゆえ、周りの女は男をタテて男を守ろうという精神が本来。

でも、学校のクラブ活動に茶道部とかよくあるようですが、そういうところは女子中心で男をタテるとかそういう精神的なものはヌキで、単に作法を学ぶための場でしかなくなってる可能性が高いので、男が茶道を学ぶ場合は学校なんかでなく、ちゃんとした教授所で習った方がいいと思います。でもそういった日本伝統文化の砦にも、キリスト教会に左翼が入り込んでいったのと同様、変に男女平等意識を持った左翼・フェミの侵攻が進む可能性もあるので注意しといた方がいいです。

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(戻る)   (2009.2)
武士道、柔道、剣道、茶道・・・・・
 
武術、柔術、剣術・・・・・ではありません。
 
単に勝つための手段やノウハウだけではなく、日本文化の伝統は道であり、高い精神性の伴いが常に求められていました。
その反面、忍術は・・・・・忍びの暗殺者たる忍者は、道にあらず。
 
術ではなく道・・・・・日本人はこのような道徳的素材から、日本人の精神、魂が形成されていました。
だから日本人は、これらの教え、道徳規範を元に、高い民度が保てていた。
日本人はかつて、宗教がなくとも高い精神性を保てていた、世界唯一の民族です。
これが外国人には理解されにくかった。反面、日本人が宗教を理解できないのと同じように。
 
これら人間として必要な信条に当たるものが、欧米ではキリスト教であり、他国でもイスラム教などの宗教がこれにあたります。
宗教というと、日本人ならすぐに、神を信じるなんてバカげている・・・と考える人がたくさんいるでしょう。
しかし、外国において宗教の存在意義は、神を信じるだとか、そんなことだけではありません。
日本人はこれを誤解しているから、日本人には宗教というものが全く理解できない。
 
聖書やコーラン、経典などでは、生きていく上で必要な信条、信念とすべきことや善悪基準のすべてが教えられています。
外国でも神を信じていない者はたくさんいます。しかし、それらの人々でも、善悪判断基準などの大概は、すべて宗教の教えからきています。
 
だから外国では、宗教を否定すると、すべての価値判断の基準がなくなり、社会、家族が崩壊してしまいます。
法律なんて、それら絶対的な宗教的価値観を元に、細かいことが制定されたものにすぎません。

わかっていただけたでしょうか?
宗教に無関心な方でも、たったこれだけの文面を読んだだけで、外国人にとっての宗教の重要性が理解できたのではないでしょうか。
 
そして、宗教にこだわらない日本が、なぜこれほど長い歴史の中で一定の秩序を保ちながらまとまってこれたか。
 
これは天皇の存在以外に他なりません、
 
欧米にキリスト教がなかったら、
殺すな、盗むな、姦淫するな、偽証するな、、、、、
すべて、キリスト教の教えです (←ユダヤ教からの流れですが)
 
これらキリスト教の教えによる価値観や善悪の判断基準が喪失したら、欧米の社会基盤は完全に崩壊します。
欧米の影響を受けて成立している日本の法律も、存在しなかったことになります。
 
日本では、天皇に加えて、儒教や仏教の影響も受けてましたが
今や、その教えや価値観はすべて地に堕ちてしまってますね。

神道には、そういった社会規範となる倫理・道徳的な細かな教えがあるわけではありません。
日本で道徳・社会規範の基礎となっていたものが、儒教を基盤としたかつての教育勅語や修身(道徳教育)であり、一部の熱心な仏教徒なら苦の思想や八正道などの仏教思想が精神に影響を与えていたでしょう。しかし、既にそれらは今の日本人共通の判断基準としての価値観ではなくなってしまっている。
 
欧米でキリスト教、中東などでイスラム教がなくなってしまうと、その価値観、社会・家族の秩序、法律など、すべてが否定され、社会基盤が崩壊することとなり、無法者がのさばる完全に無秩序な世界になってしまいます
 
宗教のない日本で天皇を否定すると、これまでの日本の価値観すべてが否定され、日本人の共通の価値観が消え去り、同じように無秩序な世界になっていきます。
 
もし、左翼が政権をとって、共産主義になれば、日本の象徴の天皇は抹殺され、イエスや仏教、アラーも否定されます。
共産主義は、対立する価値観を持つすべての宗教を否定していますし、これまでの共産主義政権もすべて宗教には厳しい弾圧をしています。
 
変わって、マルクスやレーニン、あるいは北朝鮮のように国家元首が、国家の象徴として崇められるようなるだけです。
 
ただし、日本で天皇が否定されると、その無秩序な状態を放置しておくことは、絶対にできなくなるので、日本人が宗教の必要性に目覚める可能性がありますね。
 
人間は、精神の拠り所が、絶対に必要になるからです。左翼はそういう、人間の隙を狙うわけです。
カルトが蔓延する可能性もありますが・・・
 
日本人は、宗教がなくとも、さまざまな道の教えから、天皇の存在を頂点に、高い精神性を保っていた。
だから日本人は宗教にこだわる必要がなかったのです。
 
しかし宗教もなく、古来からの道や高い精神性が滅び、日本人の精神基盤となる一切が消え去りつつある今、日本はただ、自堕落な愚民の国になろうとしています。
すでに日本の家族や社会は崩壊しつつあります。
 
日本人は、世界一の精神性、誇り高いその魂を取り戻さなければなりません。
今なら、まだ間に合うかもしれません・・・・・

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(始めから)◆失われた日本人の精神性と天皇の祈り① ~ 信仰とは信条を持つこと。神を信じる否かは関係ない ~ 母と子が父の無事を祈る『里の秋』

(戻る)◆失われた日本人の精神性と天皇の祈り② ~ 何事も試練として受け流す

◆心の拠り所と守るべき人を持たなくなった日本人 ~ 親も兄弟姉妹も、友達も学校もみんな嫌い

◆本物の“大和撫子”入門 ③ ~ 我の否定、徹底した自己犠牲精神 新渡戸稲造『武士道』より

◆日本政府は死ね死ね団に乗っ取られた! ~ 今の日本を予見した月光仮面 川内康範

◆日本が好きな親なら子供には教育勅語! ~ 小学生以上なら暗唱できるよう覚えさせてみませんか?

◆左翼 民主党政権で北朝鮮化する日本 ~ 在日化する日本人 怠け者の国へ

◆敗者の名誉を重んじた日本人 ~ 日本で切腹が存在した意味

◆天皇陛下万歳! 大日本帝国万歳! ~ 愛国者なら大ヒット作『明治天皇と日露大戦争』は必見!

◆“恥の文化”から“恥知らずの文化”に成り下がった日本

◆男に男らしさ、女に女らしさを求めるのは当たり前 ~ “あやまんJAPAN”に見る日本女性のイメージ崩壊

◆大切なのは、どんな子を育てるかではなく、どんな子を育てる子に育てあげるか ~ 子育てについて③

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この記事に対するコメント

  • 【前サイトURLのこの記事へのコメント】

    本当にさすがです。
    キリスト教やイスラム教など全然わからないけれど、日本のことはズバリとしか言いようがありません。
    何となく、カルトの家庭は子供数がやや多い気がします。安心感があるからでしょうか‥?
    夏 | 2011/04/14 12:27 AM

    なるほど…
    日本は仏教で、仏壇で御念仏…イメージがありました
    実際、実家では毎朝 神棚に手を合わせ、仏壇に線香…の両親を見てました
    某カルトのせいで「仏壇に線香」する=基地外カルト信者 と思われるようになってます(日の丸・軍歌を暴力団と合わせたみたいな嫌なイメージ)
    迷惑な話です
    天皇両陛下の被災地御巡幸(旅行ではないですが)されてるブログは、見ているだけでも 何故か 涙がでてきますね…不思議です
    天皇両陛下が御座すことの ありがたさは、日本人の心だからこそ、感じるものなのでしょう
    他諸国(特に特亜2)に妬まれても、仕方ないですよね
    私達は 日本国民なんだから!
    分かりやすい話でした
    ありがとうございました
    マカロン | 2011/04/21 11:13 PM

    恥ずかしながら以前は、日本に生まれたので“自分は日本人である”という思いがありました。
    昔は家族からの躾により自然と日本人に成れたのでしょうが、悲しいかな、今は左教育により、日本に生まれても日本人には成れないのが現実です。
    そのため小生、日々注意しているのは、己が“日本人に成る!”と自覚し行動することです。
    tatsuya1963 | 2011/05/02 12:59 PM

    “子供”と“子ども”の違い、気付かせて頂きありがとうございました。
    今後、注意していきます。
    tatsuya1963 | 2011/11/15 8:33 PM

    なるほど~さすが!お茶をタテる、男をタテる・・・似てるとこありますね^^
    お茶の一つ一つの所作には、全て意味があり、心を込めて丁寧に行って集中することによって
    自我から解放され、一つ上のレベルのものに触れるような・・・そんな気がします。
    「お茶の心は、おもてなしの心」とも聞きます。主役は自分ではない、という事でもありますよね。
    最近の女性で、家の中でも外でも、「自分が主役で
    男は脇役か付き人」
    のように振る舞ってる人は多いんじゃないかと思います。(自戒をこめて^^;)

    このサイトの「日本男性の精子が減っている!フィンランド男性の約1/2しかない」という記事は、
    衝撃&やっぱり・・・です。
    責任感と優しさから、男性は黙々と女に尽くしていますが
    身体は正直に答えを出しているのだなぁ・・・と。
    家庭の中で女性が大きくなりすぎると
    男性は、小さく小さくなって消えていくしかないでしょう。
    突然蒸発するかも知れませんし、早々に天国に行って、お休みするのかも知れません。
    心身のストレスから、病気になり働けなくなってしまうかも知れません。

    行儀作法とか上品な雰囲気に浸るためだけでなく、
    特に若い女性や女の子には、心を磨くために茶道に触れて頂きたいですね!
    木星金星 | 2011/11/16 7:28 PM

    抹茶大好きです!!
    何にでも合いますが、本格的に立てるなんて最高でしょう。
    coffee | 2011/11/17 8:45 PM

    そうでしたね。茶道は元は武士(男性)のものでしたね。
    私も以前、茶道を習おうかと考えたことがありましたが、習っている友人から「お茶会の着物にお金がかかるし、道具もより良い物が欲しくなり、切りがなくて大変」「お茶会に二度同じ着物を着て行けない」と聞いて、そんなにお金をかけられないので諦めました。教室によるのかな。己を磨く目的なら気にすることはないのでしょうが、尻込みしてしまいました。
    でも茶道のイメージ…季節感を大切にする所、凛と澄んだ清い空気…は、やはり憧れます。

    子供を子どもと表記するのは、私も違和感おぼえます。ひらがなにした理由を聞いて、そこまでこだわって言葉狩りするのかと気味悪くなりました。
    お供の「供」の字が駄目なら、ひらがなの「ども」の意味は何なのか?と聞きたいです。本来の意味を隠してひらがな表記するぐらいなら、「ども」の箇所は無駄だと思います。
    障害者の「害」の字も、ひらがなで表記したところで、じゃあ「がい」の意味は何なのさ?と聞きたいです。遠慮して言えない意味なら、ひらがなにしても無意味です。
    葉桜 | 2014/12/30 1:58 PM

    >葉桜さん
    障害者って元々は「障碍者」という表記だったそうですよ。
    「障碍」とは「支障がある」という意味です。
    「碍」の字が当用漢字でないため、読みが同じで意味も近い「害」の字で代用して表記するようになったそうです。

    それなのに今頃になって、「害」の字が障害者を差別してるだのと言い出すんですからおかしな話ですよ。
    本来なら元々の表記である「碍」の字を当用漢字として扱うように働きかけるのがスジなんですがね。

    学校関係の言葉狩りもひどいものですよ。
    「子供達」は不可で「子どもたち」でないといけない、「父兄」は不可で「PTA会員」でないといけない。
    バカバカしいと思いますが、このルールに従わないとPTA関係の書類の発行ができないので仕方なく合わせています。
    しまりす | 2014/12/30 10:56 PM

    サファイアさま、こんばんは。
    今年も一年間、ご活動お疲れ様でした。
    そして、いろいろな情報を発信して下さって、ありがとうございました。
    お子様、今度はお茶を経験されたのですね。
    本当に素晴らしいです。
    サファイア様直伝のご教育に、そういった施設でのご経験なども含めて、多くの知識と見聞を広められていて、将来どれだけのことが出来るようになるでしょう、楽しみですね。たくさんのことを身につけられて、幸せな日々ですね、羨ましいです。
    ピアノの演奏や、工作なども、これからも楽しみにしています。

    それから、ご紹介されていた、小津安二郎監督の「東京物語」も、今年、拝見しました。最後の方は特に、胸がキュンとしました。
    別の作品で、「お早う」という、男の子の兄弟のお話も見ました。
    懐かしいような、子供たちやご近所の人とのやり取りなども、あたたかみがあり気に入りました。
    いつも、いろいろな情報を届けて下さって、ありがとうございます。
    きっかけがなければ、知ることも無く通り過ぎていたと思います。
    熱心にご紹介されていること、きっと映画を作られた方々も、喜ばれていると思います。古い時代のものを見るのが好きになり、見ているといろいろなことに気付きます。
    こちらのサイトをきっかけに、同じように古い時代のものの中から、宝探しをしてる人も居るかと思います。
    いろんな分野の方が居らしゃると思いますから、古きに触れ、触発され、二次醗酵される人が出てくるかもしないですね。
    そう思うと楽しみでもあります。

    ウエスト・サイド物語も拝見したのですが、とても面白かったです。
    出だし部分は特に、引き込まれました。
    撮影方法など、アングルなど計算されつくしてるんですね。
    あの映画を見た後、古いドラマの、毎度おさわがせしますのオープニング(C-C-B Romanticが止まらない)を動画で見て、構成がウエスト・サイドストーリー風なんだと気付けて、ちょっと嬉しかったです。笑
    サファイア様の、音楽や、映画紹介のサイトがあれがいいのにと度々思います。
    (^m^)♪

    今年一年間、色々な情報を見聞きしてきましたが、サファイアさんが、こちらで書かれているのと同様、やはり昔の日本人が培い大切にしてきた価値観は間違ってなかったのだなと、感じる事が多かったです。
    改革や経済成長と、一気に走り過ぎてきましたが、やがて人人は疲れて、大切なものが何かを、もう一度見直す時期に入り始めてるような氣がしています。
    祈りの心を大切に、来年もがんばりたいです。
    今年の風邪は喉や鼻にとても辛い風邪みたいです。
    サファイア様もご家族様も、風邪にはご注意なさって下さいね。
    ご家族で、楽しいお正月をお過ごしください。
    ひよこ | 2014/12/30 11:41 PM

    ひよこさん、いつもありがとうございます ^^)
    皆様にも、大変お世話になりました!
    それでは、よいお年を。
    サファイア | 2014/12/31 11:50 PM

    いずれは「嫁」という字も家に幽閉された女を連想させるとかで「よめ」または「ヨメ」と表記しなければならなくなると予想します。もし仮にそうなった場合でも男なのに「婿」と女辺が付くことは非難されるはずなのに、こちらはお咎め無しになりそうですね。新聞代の集金やっていて妻が夫を「ATM」とモノ扱いの一方で夫が妻を「うちの大蔵大臣」と呼ぶのを聞いたことがありますが、ふざけるな!!と憤りを覚えてなりません。
    そもそも、給料運び屋と解釈出来てしまうサラリーマンという呼称自体好きじゃないですね。
    サラリーマンはATMじゃねえぞ | 2014/12/31 11:52 PM

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