世界で“オンリー・ワン”たる日本であり続ける部分と、
“世界一=ナンバー・ワン”を目指すべき部分を選別しておきましょう
(2011.7.21)
表題の通り、何でもかんでも世界一である必要もないし、現実には、普通の庶民の身の回りなんて、世界一である必要ないものがほとんどと思います。
もちろん、「二番じゃダメなんですか」のアホ蓮舫の発言とか容認できませんし、科学技術の分野でなら、当然、これまでの日本の実績からしても世界一を目指してしかるべき。
スポーツでも、狙えるものなら、日本一より世界一を目指すのは当然の流れともいえるのかもしれません。
しかし、野球選手でも、かつてのONのような日本を舞台にした名選手より、世界を舞台にした今のイチローとかの方が偉いかというと、決してそうはいえないでしょう。
いずれにしろ、グローバル化の名の下で“日本一”の価値がなくなってしまいつつあるのは、とても悲しく思います。
でも、もともと世界一なんて目指さなくていいものが、日本にはたくさんあります。
これをよくわかっておかなければならない。
日本人なら、やっぱり基本的には、世界一より日本一。だって日本人なんだから、別にそれでいいと思う。
日本一を目指して、それが達成できたなら世界一を目指せばいいだけのことであって、要するにきちんとした競争意識さえ持っていれば、最初の目標設定としては、日本一でも世界一でもどっちでもいいと思う。
尺度が変わればランキングなんて正反対に
世界一にこだわるのは伝統・文化破壊につながることも
ただし、世界一にこだわるのは、日本の破壊につながる危険あるものが多いってこと、知っておかねばなりません。
たとえば左翼が大好きで押し付けてくる『女性の社会進出度ランキング』なんてインチキ、『幸福度ランキング』なんてのもその類。
左翼はマスメディア等を使って偏向的な情報操作、扇動をなして民衆をたぶらかしてきますが、たとえば『国別 女性の社会進出度ランキング』なんてのは、それこそ『女性が社会で働き続けなくとも楽に暮らしていける、女性を大切にする国ランキング』なんて風にすれば、全然逆のランキングが出来上がってしまうわけ。
要するに尺度や物差しが変われば、同じものを見ても全然違うよう見えてくる。
グローバル化の観点から見れば、日本が後進的な国だと言われようとも、グローバル化推進の国際基準なんか無視して、最も伝統を大切にする由緒ある国のポイントで見れば、世界で一番になれるような国を目指したい。
あくまで“世界は世界、外国は外国、日本は日本”、こういう感覚を保ち続けておくのは、日本が日本たりうるため、とっても重要なこと。
日本は、何でもかんでも世界で一番なんか目指す必要ないし、日本だけにしかないもの、あるいはかつてあったのに消え去ってしまったものを再生させて、日本だけで守りきること、それだけでいい・・・それが如何に大切であるか。
今の親は、こんなこと言う人あまりいなくなったかもしれないけど、ここをご覧の方なら、お父さん、お母さんにも「よそはよそ、うちはうち」ってよく言われたでしょ?
わかりやすく言うなら、たとえば茶道や華道、書道、能や歌舞伎のような日本の伝統文化、本来なら世界一なんてありません。そもそも、この類は世界一とか日本一とかにこだわってやるようなものでもないし、その流儀を習得して継承、頑固に守り続けることこそ王道、そういうのを日本は必要としています。
グローバル化が叫ばれるこんな時代でも、日本人が日本人であり続けるため、旧来からの日本の文化・伝統を守ろうという精神、持ち続けて欲しいって・・・それだけです。
そうはいっても現実には競争が必要なものだってたくさん存在します。でも、それでもたとえば桃太郎の“日本一のきびだんご”、これが“世界一のきびだんご”である必要なんて全くないわけ。
こういうのこそ、ナンバー・ワンではなく、それこそ世界のオンリー・ワンたる日本人として守り切っていかねばならない。
個人が“オンリー・ワン”(=独り)になるのは、大変な危険を秘めていますが、個人だって比類なき一流の芸術家、オンリー・ワンたる作家とかなら大変な価値があるでしょう。
それこそ世界がどんなに変わっていこうとも、たとえ世界政府ができようとも、日本という比類なき国こそは、変わらない“オンリー・ワン”であり続けるべき。
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◆男女差別をなくして本当に男女平等にするなら、男女別の競技なんて廃すべき
◆『お正月』の歌に見る、日本の子供文化の完全崩壊!~ 独楽、羽根つき、凧揚げ、マリつき・・・どこいった!?
◆ナンバー・ワンにならなくてもいい。もともと特別なオンリー・ワンの末路 ~ “オンリー・ワン=独り” と書き残して死んだ 『 二十歳の原点 』 高野悦子
◆『国境がなくなって世界が一つになる』というのは、ショッカーの世界征服が完了するってこと ~ 石森章太郎の世界①
◆「日本がなくなっても地球だけあればいいじゃない!」 ~ アンパンマンが襲い掛かる! 子供たちへの恐るべき地球人洗脳
◆あるのは商業主義だけ。必死のアニメ・漫画 マスコミ業界 ~ 幽遊白書に見る古き良き最後の日本
◆消し去られる朝鮮半島の日本府 任那 ~ 子供を日本人でなく地球人に育てる驚愕の社会科教科書
◆「国を守ろう!」、「一つになろう!」 ・・・これって左翼のスローガンにもなるってわかってます?
◆軍歌『若鷲の歌』 = 「予科練の歌」を、6歳の子供にピアノ弾き語りで歌ってもらいました!
この記事に対するコメント
【前サイトURLのこの記事へのコメント】
西洋化された生活に慣れてしまっている自分ですが、グローバル化が
叫ばれる時代、瞬時に世界の出来事を知ることが出来る時代である
からこそ、日本人であることの誇りと自信を持つべきと思ってます。
そのためにはサファイアさんが言われてる様に日本の文化・伝統・
習慣を知り実践する必要がありますね。
近頃もてはやされている地球人とは、所詮、根無し草もしくは無脊椎動物
だと思ってます。
tatsuya1963 | 2011/07/21 10:20 PM
よっ日本一、故中川大臣の奥さんは、泥酔会見で落ち込んだ夫を励ましていました。世界一でわなく。それと、桃太郎の絵にあるように犬は従えるもので、主人になるものではないですね。
せん | 2011/07/22 10:55 AM
ロンドン五輪のサッカーで日本代表が男子女子共に
決勝トーナメントに有利になる様に無気力試合…
そこまでして世界に認められたいのかと問いたい。
さきしろかっち | 2012/08/02 12:08 PM
連投失礼します。
あの試合ですが自分の良く行くサイトでは
全くの無気力ではなく「引き分けに持ち込む気力があった」、
「これからの試合の勝ちに繋げる気力があった」と書いてありました。
前回は早とちりしてしまいまして大変申し訳御座いませんでした。
それにしても世界一は可能性があったら狙ってみたいものですね。
でも日本人らしさは忘れないで欲しいです。
さきしろかっち | 2012/08/04 10:50 PM
「自分の国こそが世界で一番素晴らしい」
心からそう誇れるようになれることこそ「世界一」の真の意味ではないでしょうか。
ゴジム | 2013/08/10 12:35 PM
すごく共感しました。
日本人は日本を守るためにもう一度日本の精神性と誇りを取り戻さなくてはならないと感じます。日本の伝統は本当に美しいと思います。
応援します^^
ちまみ | 2015/07/01 12:56 AM