「夜の帝王」梅宮辰夫さんが貫いた“昭和芸能ダンディズム”

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「なんでもOKという時代」

 その先輩であった梅宮さんは「夜の帝王」の異名を持つプレーボーイ。銀座で浮名を流した。



「やっぱり一晩でも銀座に出ないと、なんとなく寝付きが悪いと言うか……。ワイシャツにネクタイで銀座にすっ飛んでいく。今の世の中と違ってね。芸能界もまるっきり違うしね。本当にねえ、やりっぱなし。なんでもOKという時代。今さら言ってもしょうがないってくらいモテましたね」

 晩年、テレビでそう振り返っていた。

「やはり盟友であった故・山城新伍さんとは、女優のタマゴに芸名をつけてあげたことがあるそうで、何かお礼をと言われた梅宮さんが『1回やらせてくれ』と言ったとか言わなかったとか。それで性病にかかり、同時期に山城さんも性病になって、とんだお礼をもらったという破天荒エピソードもあります」と、映画関係者は述懐する。

 カルーセル麻紀さんは梅宮さんからこんな申し込みをされたことを2015年の「週刊女性」で語っている。

「梅宮の辰ちゃんは熊本でいきなりブチュってキスをされたのが最初。さすが夜の帝王よ。性転換した後なんか『処女を俺にくれ』って何度も電話で言われました」

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