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【政治】

内閣支持率、軒並み低下 各社世論調査 桜説明「納得せず」大半

 報道各社の世論調査で、安倍内閣の支持率が軒並み低下している。「桜を見る会」を巡る疑惑が響いたとみられる。いずれの調査でも支持率は40%台を維持したが、安倍晋三首相の説明に「納得していない」といった回答が大半を占め、首相の説明不足に対する厳しい世論が浮かび上がった。 (清水俊介)

 共同通信のほか、テレビ朝日、読売新聞と日本テレビ、産経新聞とフジテレビが十四、十五日を中心に調査を行った。いずれも、支持率は下落し、不支持率は上昇した。国会閉幕直前の七、八日を中心に調査を行ったNHK、時事通信、TBSも同じ傾向だった。

 各調査は、首相や政府の説明についても調査。共同通信の調査では「十分に説明しているとは思わない」が83・5%だった。読売新聞の調査では政府説明に「納得していない」が75%、産経新聞の調査では「招待者の取りまとめに関与していない」との首相の説明に「納得できない」が74・9%だった。

 共産党の小池晃書記局長は十六日の記者会見で、内閣支持率の下落について「当然の結果だ。首相が国会質疑から逃げ回り、最後は国会を強制的に閉じた。こうした対応に多くの国民が不信と怒りと疑問を持った」と分析した。

 菅義偉(すがよしひで)官房長官は記者会見で「結果を謙虚に受けとめ、国民の声に耳を傾けながら、一つ一つ丁寧に対応していきたい」と述べた。

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