バロンの結論1 ― バロン「3かける2と2かける3は同じなのか ― 誤解の歴史」 J. Balon, "Doux fois trois et trois fois deux sont-tils égaux?", in: Grand N, 54, 1994, 21-25. #掛算
天蒸氏紹介(その後削除)のこのJ・バロンの文章は、バロンは日本には言及していないが、日本で行われているのと内容的にかなり重複する掛け順論争が、フランスでも起きていることを示している。 #掛算
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たしかに、量の理論とか助数詞とか、逆順でバツだとかいった、日本固有の問題もある。だが、それは論争が、元をたどれば、掛け算というものの固有な性格に行き着くのではないか、ということを示唆する。
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バロンは、教師たちの集まりなどで、「3かける2と2かける3は同じなのか」という議論をふっかける。3かける2は、2個のものの束が3つ(2が3回)、2かける3は3個のものの束が2つ(3が2回)だから、違うという意見が出る。
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