今年はインフルエンザが大流行しているからか、例年よりも色々な情報が飛び交っています。
最近耳にするのが、「ゾフルーザで耐性ウイルスが出た。」や、「インフルエンザ薬が効かない」などです。この意味わかりますか?ちょっと気になったので調べてみました。
インフルエンザウイルスの耐性とは
インフルエンザなどのウイルスは、よく新型のインフルエンザが出たなどと言われるように、少しずつ変化していくので、色々な型のものが存在しています。
インフルエンザ薬を飲んでも効果が出せないウイルスのことを耐性ウイルスとしているようです。
「ゾフルーザで耐性ウイルスが出た」の意味
インフルエンザを発症した時に、元々耐性ウイルスに感染していたのか、ゾフルーザを接種したことにより変異型のウイルスが発生したのかのどちらかの理由で耐性ウイルスが検出されたということです。
「インフルエンザ薬が効かない」の意味
耐性ウイルスの場合は、インフルエンザ薬が効かないので、もしも耐性ウイルスに感染した場合には効果が出ないということを指しています。
つまり、ゾフルーザが必ずしも効果がないということではないですね。
ゾフルーザは錠剤を1つ飲むだけで済むものなので、他のインフルエンザ薬よりも使いやすいのですが、こう聞くと、少し怖くなりますよね。でも、他のインフルエンザ薬でも、耐性ウイルスが出ているという報告が全くないわけではないようなので、そこまで神経質になる必要もないのかもしれません。
インフルエンザ薬のタミフルは、数年前に異常行動を引き起こすとして、一時発売停止になっていましたが、今は流通しています。結局タミフルが異常行動を引き起こしたのか、インフルエンザの影響で異常行動を引き起こしたのかは明確になっていません。
でも、インフルエンザの異常行動で死亡している人は、毎年数十人程度いるそうです。
タミフルにかかわらず、子供がインフルエンザに感染したときには、発症から2、3日は目を離さない方が良いようです。
インフルエンザの何が怖いのか
インフルエンザにかかった場合に何が怖いかというと、やはり小児に多い、インフルエンザ脳症です。インフルエンザ脳症の死亡率は30%、後遺症も25%といわれているそうです。恐ろしく高い数字です。
インフルエンザ脳症などの重篤化を防ぐにはワクチン接種です。インフルエンザワクチンの最大の効果は、インフルエンザ発症時の重篤化を防ぐことです。たとえ、インフルエンザにかかってしまっても、重篤化させないことが何より大切です。
まとめ
今、私の周りでもインフルエンザが大流行しています。もはや、ほとんどの人がインフルエンザ菌は持っていて、発症するかしないかの状態なのではないかと思っています。
インフルエンザを発症させないためには免疫力ですね。子供の場合、栄養のある食事を摂ることはもちろんのこと、早寝早起きなど生活習慣を整えることも大事ですね。