年末にふさわしく大勢のコーラスとともに
スケールがジャンボな
CMとなっていますが、
今回のCM企画についてどう思いましたか。
第九の合唱は年末の風物詩ですから、ピッタリだと思いましたね。でも、不器用やから、指揮の撮影中は、なんべんもダメ出しされました(笑)。
令和元年を振り返って、どんな一年でしたか?
10年ぶりの主演映画で、体重を7kg落としたのが大変でしたね。
ドリームジャンボから師匠と共演させていただいて、サマージャンボ、ハロウィンジャンボと来て、今回が年末ジャンボじゃないですか。僕はこの仕事で、季節を把握しています(笑)。
そう言われれば、そうやな。
あ、もう夏なんだ、もうハロウィンの時期だ、とか。そして、もう年末なんだ、というのが今回です。
CMは季節をちょっと先取りして撮影しますからね。
一年、あっという間でしたね。
ホンマにあっという間。この一年、メチャメチャ早かったわ。
ドリームジャンボ宝くじの撮影で
初めて鶴瓶さんと共演が決まった時、
どう思いましたか?
非常に光栄なことなので、すごくうれしかったです。
俺は普段、「健、健」言うてますけどね、実はそばで彼の顔見たら上がるんですよ。この顔、ええ顔してるよ。対象的な顔の二人ですよね。ホンマに、うまいこと選びはったわ。
「令和」を掲げるシーンにちなんで、
来年の抱負を“漢字二文字”で発表してください。
「通常」。去年も今年も変わらず、ずっと通常の日々を送るという。深いやろ?
いいですね。毎年の抱負が、「通常」ということですよね。
そうそう。これを続けることがすごく大事や。俺が先に出したから、そっちはエッと言われるようなのを出さないとあかんで。
僕も基本は「通常」で行きたいんです。でも、来年はこれにチカラを入れていきたいと思います。「整体」。この前ちょっと急な運動をしたら、首が動かなくなっちゃって。これはそろそろケアをしていかないとダメかもしれないなと思って。
ただのマッサージやん(笑)。
年末ジャンボ宝くじのCM出演オファーを
聞いた時のお気持ちはいかがでしたか?
ビックリしました。鶴瓶さんの「買わない、という選択肢はないやろう」というセリフが印象的で、よく聞いていたので、「え、それ!?」「自分でいいのかな?」と思って。メッチャうれしかったです。
鶴瓶師匠と佐藤健くんのCMに、まさか自分が出られるなんて。しかも七瀬さんとは共演したドラマが終わって、すぐのタイミングでご一緒したので、縁があるなと思いました。
「令和」の額縁を掲げるシーンは
いかがでしたか?
けっこう重かったです。幅もあるので、特に右手がつらかったんですけど、なかなかできないことですからね。CMの出演とダブルでうれしかったです。
そうですよ。官房長官でもないのに(笑)。一生に一回の経験でしょうね。
いい記念になりました。
片桐さんの寄りのパートは、
全部で31テイクも撮影していました。
いろんなアングルで撮影して、最初は「もうちょっと顔を動かして」とかだったんですけど、だんだんカメラ目線になっていって、最後は「もう歌わなくていいです、客席の佐藤健さんに向けて、“宝くじを買え!”“宝くじを買え!”というテンションで、フフフフッて、ずっと笑ってください」って。
大変でしたね。どれが使われるんでしょうね。
実はあれ、「買わない、という選択肢はないやろう」の顔をしていたんです。
分かります。
ちなみに、七瀬さんはどういう気持ちで、あのセリフを言っていたんですか?
片桐さんと同じです。“宝くじを買ってよ!買ってよ!”という気持ちで撮影しました。
10億円の年末ジャンボ宝くじが当せんしたら、
かなえたいジャンボな夢をお聞かせください。
色々考えたのですが、オブジェを建てたいと思います。ずっと残って、いろんな人が見れる、石像とか。
なるほど。太陽の塔みたいな感じで、西野七瀬の像を作りたいと。
はい。あたった記念で作られた像です、みたいな。メッチャ良くないですか?
どんなポーズにします?
全身ですかね。
100メートルぐらいはほしいですよね。あと、中を歩けるようにしたいですよね。
いいですね。そういう観光ブツになりたいです。
ブツ(仏)って(笑)。ホント、仏のレベルですよね。ファンの人、喜びますよ。
ぜひ写真を撮ってほしいです。
世界中から来ますよ。宝くじにあたった10億円で、自分の像を作った人だよって。
きっと語り継がれますよね。
町おこしとかになるかもしれないですね。
いいですね。ぜひ地元に。
じゃあ、僕が西野七瀬の像の原型を作りますね。僕があたっても、七瀬さんがあたっても、地元に西野七瀬の像ができます。
やったー!
夢がありますね。
令和元年を振り返って、
どんな一年でしたか?
今年は25歳の節目で、元々印象的な年でしたが、実際にグループを卒業して、環境がガラッと変わり、ドラマとか一人のお仕事を始める年になったので、人生の中でもターニングポイントだったんじゃないかなと思います。すごく中身の濃い一年でした。
七瀬さんと一緒に出たドラマは、さまざまな年齢の人がいて、すごくコミュニケーションが取れる現場で、そういう出会いを大切にしなきゃなと改めて感じました。いろんな人と出会って、影響を受けたり、与えたりもしながら、あっという間に過ぎていくんですけど、すごく充実した一年だったと思います。
2020年は、どんな年にしたいですか?
お芝居もどんどんやっていきたいですし、今回の片桐さんのように、いろんな現場で出会った皆さんと、また来年もどこかでお会いできたらいいなと思います。
一回共演した後、また別の作品で共演できるとうれしいんだよね。
安心感が違いますよね。今年以上に充実できるよう、努力を続けていきたいと思います。
僕は来年の3月に大規模な作品展をやろうと思っていますので、これを無事に成功させて、アーティスト業の方も充実させていけたらいいなと思います。