駿台模試(駿台中学生テスト)の偏差値
難関高校志望者が集まる国内唯一の高校入試の全国模試である駿台模試(駿台中学生テスト)の情報をまとめました。日比谷、灘、開成、早慶附属といった最難関高校志望者が集まる模試の偏差値や受験者層の情報です。2020年度入試用。
更新日: 2019年10月13日
難関高校志望者が集まる国内唯一の高校入試の全国模試である駿台模試(駿台中学生テスト)の情報をまとめました。日比谷、灘、開成、早慶附属といった最難関高校志望者が集まる模試の偏差値や受験者層の情報です。2020年度入試用。
更新日: 2019年10月13日
■精鋭が集う! 国内唯一の高校入試の全国模試!
一般的な高校入試の模試は、各都道府県ごとの規模で実施されるのに対して、駿台模試(駿台中学生テスト)は、日本で唯一の、全国の受験生が集う本格模試です。
高い難易度であることから、最難関高校を目指す生徒の登竜門として知られています。
トップ層が見据える将来の大学進学先は、東大、京大、国立医学部、海外一流大のいずれかとなるでしょう。東大合格者数の過半数が中学受験を経由した中高一貫生ですが、【高校入試から入学した生徒の東大合格数】では、全国トップで50人を出す日比谷高校(写真右)が圧倒的。西日本トップは灘高校(写真右)です。2校共に合格者の大部分が駿台模試を受けています。世界大学ランキング上位の大学への道の関所として、駿台模試は存在します。
鹿児島のラ・サール高校や、首都圏の早慶附属高校といった名門私立大学附属高校の志望者も大勢集まるのが駿台模試です。地方の一流高校進学希望者や、名門私大附属を本気で目指すなら、駿台模試は一度は通るべき道でしょう。
■満点は0人が当たり前…駿台模試の特徴とは?
駿台模試といえば、その高い難易度が有名です。中学校の教科書レベルの勉強をした程度ではまったく歯が立ちません。
高校レベルまで足を踏み込む高度な知識、読解力、思考力、論理性、記述力が求められます。各科目の得点状況は、数千人から1万人以上がうけても、満点がだれもいなかったり、9割台すら1人しかいないことも珍しくありません。
一般的な高校入試用模試の偏差値50は、真ん中の学力を指しますが、駿台模試は母集団が高学力の生徒ばかりなので、偏差値50であっても、一般の模試でいう偏差値60以上に相当します。
普通の模試で偏差値60以上取れてる人でも、駿台模試では偏差値が40台というのもよくある話です。それほど、駿台模試の母体集団はハイレベルなのです。
首都圏や関西を中心とした大手進学塾の上位クラスの生徒達が、駿台模試を受験しています。
一般の生徒も、主要都市の会場で受験をすることができます。都道府県を限定しない全国模試の魅力といえます。
日比谷高校を筆頭に、開成、筑駒、早慶、渋幕、横浜翠嵐、県立浦和、灘、東大寺、北野といった学校を志望するなら、駿台模試は受けたいところ。偏差値65以上の猛者に、勉強法を聞きました。
■【特集】あの人達も駿台模試を受けていた!
「あの人達も駿台模試で伝説だった?」駿台模試の面白いところは、最高峰の精鋭たちが参加するところ。この2年間で話題になった、駿台模試の怪物達をピックアップしましょう。
一昨年、東京大学の入学式で総代を努めた男子学生は、高校入試の駿台模試では全国1位級の怪物でした。新入生総代といえば、東大全合格者の成績トップ。日比谷高校出身ですが、駿台模試では怪物として名が知れ、開成や筑駒も制覇した強者です。
昨年は「史上初のセンター試験オール満点」の怪物が新聞やテレビで話題となりました。この生徒も、高校入試で駿台模試10傑の怪物。日比谷高校へ進学後も、化け物として知られていたようです。
平昌五輪を尻目に、史上最高点をたたき出した若者がいる。高校入試の最高峰が集うとされる都立日比谷...
ところで、日比谷高校の名前が目立つのは、駿台模試100傑で最も進学者の多い高校だからです。2019年の高校生クイズでは、やはり駿台模試でトップクラスの常連であった日比谷高校の高1生3人組が、中高一貫出身者で占められた開成チーム、筑駒チームを撃破し、見事、創部2年目で全国大会出場! たとえ中学受験出身でなくても、駿台模試を受けてきた強者達は、知識の祭典でもトップと張り合えることを証明したといえます。
■【注目!】駿台模試受験者向け 2020年度の最難関高校入試動向
駿台模試受験者の首都圏の志望状況は、「進学校志向の第一志望校は日比谷や西に集中している」そうです。特に、日比谷高校の躍進は目覚ましく、男子は開成高校や筑波大学附属駒場高校を、女子は慶應義塾女子高校や東京学芸大学附属高校を第二志望にしたうえで、日比谷高校を第一志望に据えています。
日比谷高校は、今春の高校入試による入学者の東大合格者数が、開成高校を抜いて2年連続で全国首位でした。この状況が続くと、ますます日比谷にトップ層が集中し、4年以内に東大合格数が70人程度まで躍進する可能性が大といえます。
開成高校の高校入試における不人気校化が止まりません。2019年度はついに、近年最低の倍率を更新。全盛期と比べると倍率は半分にまで下がり、定員100名に対する合格者数は繰り上げを込めて200人以上。開成合格者の半数以上が、今年も日比谷を中心として、西、浦和、横浜翠嵐を選択しました。東京都内においては、「開成高校は日比谷高校の併願校」というイメージがすっかり定着しています。中高一貫校への途中入学の人気が回復する見込みもなく、また早慶附属人気も高いですから、2020年度も開成高校は低調な入試となりそうです。
難関私立高校の「高校入試撤退」が続出しています。2019年だけで、本郷高校(男子校)、豊島岡女子学園高校(女子校)が高校募集の打ち切りを通告しました。
高校募集は完全に日比谷・西・横浜翠嵐などの滑り止めとなっていて、高入生の実績の悪さが問題となっていました。これにより、都内の女子の私立進学校はすべて消滅しました。東京都内の私立高校は、高校募集の打ち切りブームが起きています。学力トップ層はほとんどが都立・公立トップ校を第一志望とすることが要因です。
千葉の私立トップ校の渋谷教育学園幕張高校(通称・渋幕)は公式ウェブサイトで、制服リニューアルによって将来の完全中高一貫校化を視野に入れることを明らかに。具体的な年度はまだ未発表ですが、近いうちの募集停止は確実な模様。高校入試の最上位層は、内進生のいない日比谷のような環境を好むため、最上位層の入学が減り、内進生との格差が開いていることが一因と見られます。
神奈川は2年前を境にトップ層の進学先がチェンジ。かつての学芸大附属高校は完全に併願校のレベルに落ち、最上位層の進学先は横浜翠嵐高校になりました。駿台模試でも、神奈川で東大・京大・国立医学部などの難関国立大を目指す生徒は、第一志望を横浜翠嵐にして、第二志望で開成や慶応、学芸大附属を受けています。この世代が卒業する来年度以降は東大合格数が日比谷並に伸びると予想されます。
ここ数年間の大きなトピックスが、学芸大附属高校の低落です。すでに東京都内では、日比谷や西の併願校扱いですが、いじめ事件を契機に、3年前から神奈川県でも学芸大附属の地位が低下。苦境の学芸大附属は、数百人の繰り上げ合格を出しても定員割れという深刻な状態です。2020年度は、学芸大附属が低落した世代が卒業をするため、大学進学実績は3年間で相当落ちると予測さてています。附属中学校の偏差値も50を切っており、中学受験では、高校受験より一歩先に、中位層の進学先にまで変化しています。
2020年度のトピックスとして、早稲田本庄の面接廃止が挙げられます。受けやすくなるため、受験者の増加は確実で、偏差値は最大で数ポイント上がる可能性があります。ここ数年間で続いている早慶附属人気は、駿台模試の動向からも健在で、2020年度入試も、早稲田本庄をはじめ高倍率は続きそうです。
西日本最難関の灘高校の志望者数と難易度は揺るぎそうにありません。例年一定の人気と地位を集め続けています。躍進著しいのは、大阪の進学指導特色校です。北野高校や天王寺高校を中心とする特色校の京大・阪大合格者数の伸長から、大阪の学力トップ層の人気が伸びています。関関同立は、大学進学を早々に決めたい受験層から人気を集めています。
東京都の日比谷高校や西高校(都立)、神奈川県の横浜翠嵐高校といった、中高一貫校ではない一斉スタート型の進学校が大変な人気を集める一方で、国私立難関高校の志望者は低迷しています。受験希望者の多くが第二志望や第三志望で、第一志望にはしづらいようです。
原因の一つが、高校から入学した編入生の大学合格実績です。女子最難関の豊島岡女子学園高校は、今春の東大、京大、東京工業大、一橋大の難関国立大の編入生の合格者数が、すべてゼロでした(塾対象説明会情報)。「都立の3番手の進学校よりも実績が低い」と言われ、受験生に避けられています。
■駿台模試受験者の人気第一志望校と偏差値
西日本の最高峰男子進学校。中高一貫制であり、高校入試の編入枠はわずか40名の狭き門。
全国から腕試しを含めた受験者が集まる。入試は英・国・数・理の4教科。学問研究や社会の第一線で活躍する卒業生を招いた「土曜講座」を年30回以上開開催。数学や国語などの授業は、進度と深度の違いから別クラス。初年度費用は107万円。
九州最難関高校の一つである男子進学校。中高一貫教育を主体にしており、高校入試の編入枠はわずか80名の狭き門。
入試は5教科。カトリック系のミッションスクール。生活指導は厳しく校則違反には厳格。大学進学実績は、以前ほどの勢いはなくなったが、それでも医者の子弟が多いこともあり、医学部実績などは非常に優れている。初年度費用は89万円。
東日本の共学最高峰。高校入試のみの単独校であり、定員320名。男女比はほぼ半数。
入試は5教科。すばる望遠鏡を見学するハワイ海外研修、ハーバード大やマサチューセッツ工科大の交流事業、ノーベル賞受賞講演会、希望参加制の勝山臨海教室は120年以上続く伝統行事で絶滅の危機にある古式泳法を伝承。高校入試入学者の東京大合格者数は日本一。学費は無償。
私立大学附属高校の最難関である男子校。普通部と中等部から内部進学者がいる。高校入試定員は370名。
入試は3教科。2年次より第二外国語を含む多様な科目を学ぶ。3年次に「卒業研究」が義務付けられており、大学学部卒業レベルの論文提出が求められる。進級には厳格な成績判定があり、留年者も多い。プラネタリウムをはじめ学校設備は充実。初年度費用は123万円。
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