大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)などは16日、自動運転バスの試乗会で利用する車両を公開した。試乗会は大阪・梅田の道路で17~18日に開催する。同社は2020年度に一部バス路線で自動運転バスの導入を目指している。乗り心地を体験してもらい、認知度を高める。
試乗会では仏スタートアップ企業、ナビヤの車両(定員15人)を使う。全地球測位システム(GPS)の位置情報とセンサーで取得した周辺環境のデータを組み合わせて自動走行する。ハンドルはないものの、コントローラーを操作することで手動運転もできる。緊急時などに備えてスタッフが同乗する。
16日は障害物などを設けた試乗会と同じ約600メートルのコースを走った。スラロームもスムーズに運行した。試乗会は一般向けで、募集は締め切っている。