サルも木からブログ

【日本の道路が左側通行の理由】と【アメリカが右側通行の理由】それと世界の左側通行と右側通行の国一覧まとめ。

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今日は、【日本の道路が左側通行の理由】と【アメリカが右側通行の理由】、世界の国の現状などを解説します。

 

1、日本が左側通行の理由

2、イギリスが左側通行の理由

3、アメリカが右側通行の理由

4、フランスが右側通行の理由

5、世界の左側通行と右側通行の国の一覧

6、車の右ハンドルと左ハンドルの違い

 

上記の順番で話していきます。

 

(読了目安時間は5分です。)

 

 

日本が左側通行の理由。

一般的に言われている説は、日本にはサムライがいたから左側通行になったと言われています。なぜかというと、まず人間は右利きの人が多いです。素早く刀を抜く為に、通常刀は左の腰の位置に帯刀します。

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侍同士が通りすぎる時に刀の鞘と鞘が左側通行だとお互いぶつからないからです。こんな感じです↓

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刀は武士の魂なので、もし刀の鞘と鞘がぶつかってしまったらお互い決闘になってしまいます。ヤンキーの肩にぶつかるよりも恐ろしいです。嘘か本当かわかりませんが昔刀を飲食店に置き忘れて切腹した侍もいるらしいです。例え町人だとしても、そんな大事な刀がある侍の左側を歩くのなんて怖すぎます。ということで日本人はお互い左側を歩いて通り過ぎる文化が根付き、それを元に左側通行を基本とした道路交通法が作られたと言われています。

 

また別の説としては、「刀の説は後付けで当時の担当者が適当に決めた。」「道路の仕組みやルールを作る時に当時の超先進国であるイギリスのルールを参考にした。」いうものもあります。では何でイギリスは左側通行なのでしょうか?

 

イギリスが左側通行の理由

なぜイギリスの車は左側通行なのか、これは馬車文化が影響していると言われています。

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 馬車の馬を操縦している人(御者)が鞭を右手で持ちます。仮に御者の横に誰か別の人が座る場合は御者の左側に座ります。鞭に当たらないようにする為です。右に座っている御者の馬車同士がすれ違う時に、お互い左側通行すれば馬車の距離感が掴めて通りやすいです。こんな感じです↓

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そのルールを元にイギリスでは自動車も右ハンドルにして、車は左側通行にしたのではないかと言われています。イギリスの植民地であった国も左側通行の国が多いと言われています。

 

アメリカが右側通行の理由

歴史的にイギリスとの関係が深そうなアメリカですが、アメリカの道路は右側通行です。なぜアメリカが右側通行なのかというと、一説にはアメリカの独立をフランスが支援し、独立後にフランスの交通ルールにあやかって右側通行にしたのではないかと言われています。ではなぜフランスは右側通行なのでしょうか?

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フランスが右側通行の理由

フランスが右側通行の理由はナポレオン・ボナパルトがいたからです。彼は軍隊の行進を右側通行に変えました。(元々は左側通行だったそうです。)そこから彼が率いた軍隊は多くの勝利をあげ、多くの領土を広げていきました。その名残でフランスやその頃に占領された国は一般歩行者の通行ルールを右側通行に変更し、その後自動車もそれに合わせて右側通行になったと言われています。

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ではなぜナポレオンは右側通行にしたのか?一説には「ナポレオンは左利きだったから、右側通行にした」という説がありますが、個人的にこれは眉唾物か後付けだと考えています。頻繁に戦闘する部下は右利きが多いはずなのに、指揮官が左利きというだけで戦術を変えるのは合理的ではないと思うからです。他の説として「敵を自分の左側に配置した方が戦いやすいから戦略的に変更した。」という説があります。この説の方が有力なのではないかと私は思います。こんな感じではないでしょうか↓

 

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他には、その当時の「権力者が左側通行するように決めていたがそれに反発した。」という説。「4頭の馬を使った馬車を使っていて、御者が左に乗った方が馬を右手で管理しやすいので、2番目の馬に直接乗って運転していた。だから右側をお互い通行した方が通行しやすくなる。」という説があります。

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世界の左側通行の国と右側通行の国一覧まとめ

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青い国が左側通行の国、赤い国は右側通行の国です。世界的には右側通行の国が圧倒的に多いです。

 

左側通行の主な国と地域

「アジア」

日本

タイ

マレーシア

シンガポール

インドネシア

東ティモール

香港

マカオ

スリランカ

インド

バングラディッシュ

ネパール

パキスタン

ブータン

ブルネイ

 

オセアニア

 オーストラリア

フィジー

キリバス

ナウル

ニュージーランド

パプアニューギニア

サモア

トンガ

 

「ヨーロッパ」

キプロス

アイルランド

マルタ

イギリス

  

「アフリカ」

ボツワナ

レソト

マラウィ

モーリシャス

モザンビーク

ナミビア

南アフリカ共和国

スワジランド

タンザニア

ウガンダ

ザンビア

ジンバブエ

 

南アメリカ

フォークランド諸島

ガイアナ

スリナム

 

西インド諸島

アンギラ

バハマ

バミューダ諸島

イギリス領ヴァージン諸島

ケイマン諸島

ドミニカ

ジャマイカ

セントヘレナ

トリニダード・トバゴ

 

日本の他にはインド、香港、オーストラリア、ニュージーランドなどイギリスと関わりのある国が多いです。

 

右側通行の主な国と地域 

「アジア」

モンゴル

中国

台湾

韓国

カンボジア

フィリピン

ベトナム

ミャンマー

ラオス

 

オセアニア

トンガ

サモア

パラオ

フランス領ポリネア

 

「中東」

イスラエル

イラク

イラン

カタール

サウジアラビア

シリア

バーレーン

ヨルダン

 

「ヨーロッパ」

イタリア

オランダ

オーストリア

スイス

スペイン

ドイツ

フランス

ベルギー

ウクライナ

ギリシャ

チェコ

ハンガリー

ブルガリア

ルーマニア

ロシア

 

「北欧」

スウェーデン

デンマーク

ノルウェー

フィンランド

アイスランド

グリーンランド

 

「アフリカ」

エジプト

カメルーン

ガーナ

ギニア

コートジボワール

セネガル

チュニジア

ナイジェリア

ロッコ

 

「北米」

アメリ

カナダ

メキシコ

 

「南米」

アルゼンチン

コロンビア

チリ

ブラジル

ペルー

 

他多数です。ヨーロッパは島国であるイギリス以外はほぼ右側通行です。これは隣国が陸続きであることや歴史的背景が影響していると言われています。確かにヨーロッパを車でドライブする場合に度々走行車線が変わるのは怖い気がします。アメリカと陸続きであるカナダもそのような理由で車線を右側通行に変更したそうです。南米も一部の国以外はスペインやポルトガルアメリカとの影響、または隣国との関係で右側通行の国が圧倒的に多いのではないかと考えられています。

 

車の走る車線とハンドルの関係性

日本の車は左側車線を走る為、ハンドルは右についてます。これは右ハンドルの方が対向車との距離感を掴みやすい為です。つまり右側通行の国の車は左ハンドルです。

 

何か左ハンドルの車が格好いいイメージなのはドイツのポルシェやベンツ、イタリアのフェラーリなどの有名な外国車が左ハンドルだからではないでしょうか?

 

日本で左ハンドルの車に乗ると格好いいのですが、ETCがない料金所や1部を除いた駐車場の、出口にある機械で料金を支払う時に運転席からめちゃくちゃ遠いのがたまにやっかいです。同乗者が助けてくれれば問題ないですが、たまには1人で車を飛ばしたくなる泣きたくなる夜もあるからです。

 

高級な場所は左側にも券売機があったり事前精算してセンサーで読み取りするだけのところもあります。地元の駐車場はどうなっているかチェックしてみましょう。

 

じゃあ何でわざわざ左ハンドル乗るんだよ的な意見もあるかもしてませんが、左ハンドルで設計された車をハンドルの位置だけ右に変えてしまうと車体のバランスが少し変ってしまい、それが走行性能にも影響を及ぼすのが嫌だからそうです。マニア恐るべしです。

 

おわりに

以上で、「日本が左側通行の理由」や「アメリカが右側通行の理由」「世界の左側通行と右側通行の国一覧」はおしまいです。なぜそのようなルールになったのかを考えたり予想していくのはとても面白いですね。ここまでお読みいただきありがとうございました。それではまた次回!

 

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