ファクタリングについて詳しく知りたい!とお考えではありませんか?
ファクタリングとは、入金待ちの請求書(売掛債権)をファクタリング会社へ売却することで入金日よりも早く現金を受け取ることのできるサービスです。即日で資金を得ることができ、いま中小企業経営者から高い支持を得ています。
そんなファクタリングについて、詳しく紹介していきましょう。
- 1:ファクタリングとは?
- 2:ファクタリングの2つの種類と仕組み
- 3:ファクタリングを検討すべき5つの状況
- 4:【ファクタリング入門】5つの注意点
- 5:【はじめて向け】優良ファクタリング会社5選
- 6:ファクタリングは違法性0%⁉理由を解説
- まとめ
1:ファクタリングとは?
ファクタリングの主な内容は、企業が持っている請求書(売掛債権)を買い取り、その請求書に応じた代金を支払うというサービスです。
利用者は入金待ちの請求書を買取ってもらうことで、売掛先(取引先)の支払期日よりも前に現金を受け取ることが可能です。
ファクタリングに用いられる売掛債権は、通常2ヶ月~3ヶ月ほどで支払期日がやってくる売上債権になります。
売上債権は、高値で買取してもらいやすく不良債権化しずらい売掛債権なのです。
2:ファクタリングの2つの種類と仕組み
ファクタリングには2つの種類があります。
1つ目は、①自社(あなたの会社)と②ファクタリング会社で行う「2社間ファクタリング」です。
2つ目は、①自社(あなたの会社)と②ファクタリング会社と③ 取引先(売掛先)の3社で行う「3社間ファクタリング」になります。
上記2つの種類は、それぞれに特徴があり利用目的に応じて選ぶ必要があります。
2つの種類について、詳しく紹介していきましょう。
2-1:2社間ファクタリング
2社間ファクタリングとは、①利用者(あなたの会社)と②ファクタリング会社の2社間で行う取引方法です。
上記5つの手順で取引を行うことができ、売掛先(取引先)にファクタリングを行っていると知られる心配もありません。また、売掛先(取引先)に何か行ってもらう手続き等もないので、気軽に利用することが可能です。
そんな2社間ファクタリングによって起こる、主なメリットは3つあります。
- 即日現金化できる
- 誰にもバレずに利用できる
- 審査が易しく、ハードルが低い
2社間ファクタリングは、現金化までスピーディに行うことが可能です。また売掛先(取引先)に売掛債権譲渡の承諾を得る必要がありません。内密に資金調達を行うことができ、審査も融資と比較すればハードルが低いのが特徴です。
一方で2社間ファクタリングにはデメリットもあります。
- 手数料が高い
もう1つの種類である3社間ファクタリングと比べると、2社間ファクタリングの手数料は倍以上高いのです。
ファクタリングのメリットとデメリットについて、詳しく知りたい場合には下記の記事を参考にしてみてください。
2-2:3社間ファクタリング
3社間ファクタリングは、①利用者(あなたの会社)と②ファクタリング会社、③売掛先(取引先)の3社で行う取引方法です。
- ① 商品・サービスを提供
- ② 売掛債権(請求書)をファクタリング会社へ譲渡する
- ③ 売掛債権譲渡の通知、承諾を得る
- ④ 売掛債権の買取金額を支払う
- ⑤ 売掛先(取引先)が売掛金を支払う
3社間ファクタリングでは、売掛先である取引先も含めて取引を行います。売掛債権を譲渡する旨を通知し、承諾を得る必要があるのです。
そんな3社間ファクタリングによって起こる、主なメリットは1つあります。
- 手数料が安い
3社間ファクタリングは、2社間ファクタリングに比べ手数料が安いです。なぜなら、売掛先は売掛金の支払いをファクタリング会社に直接行います。ファクタリング会社が背負う未回収リスクを削減することができ、手数料を抑えることができるのです。
一方で、3社間ファクタリングで発生するデメリットは3つあります。
- 取引先に知られてしまう
- 風評被害に遭う可能性がある
- 即日で現金化できない
3社間ファクタリングでは、売掛先(取引先)への通知・承諾が必ず必要です。取引先にファクタリングを利用していると発覚した場合、経営状態が危ない?などの悪いイメージを植え付けてしまう可能性があるのです。
今後の取引に影響したり、取引自体を中止される可能性もあります。取引先との関係に悪影響を与える可能性もあるため、利用時には十分に注意する必要があるでしょう。また取引先へ売掛債権譲渡の承諾を得る必要があるので、即日での現金化は不可能な取引方法となっています。
3:ファクタリングを検討すべき5つの状況
ファクタリングを利用している会社って、どんな会社?
ファクタリングは、請求書の未納金を早期回収できるサービスです。どんな状況の場合に利用したら良いのか5つの状況を紹介しましょう。
- 銀行融資を受けられない場合
- 負債を作りたくない場合
- 深刻なキャッシュ不足
- 早急に現金が必要な場合
- 資金繰りが悪いと思われたくない場合
上記5つのような場合に、ファクタリングは活用することが可能です。
なぜ上記5つの様な状況でファクタリングを検討すべきなのか、理由を紹介していきます。
3-1:銀行融資を受けられない場合
銀行融資を断られたり、担保にできる固定資産等が無い場合には、ファクタリングを利用することで資金調達することが可能です。
創業したての中小企業やベンチャー企業などが、銀行などから融資を受けるのは非常に難しいと言えるでしょう。しかし経営していく中で、資金は必ず必要となります。そんな時、ファクタリングなら審査なしで利用することが可能です。
ファクタリングにも審査はありますが、審査対象は取引先(売掛先)の経営状況が重要視されます。そのため、たとえ自社(あなたの会社)の運営歴が浅かったり融資を受けられない状況でもファクタリングを利用することが可能です。
3-2:負債を作りたくない場合
負債を作りたくないという場合にも、ファクタリングは活用することができます。
ファクタリングは借入ではなく、売掛債権の譲渡または売買契約です。
そのためファクタリングを利用しても、貸借対照表に負債として記載されることはありません。
今後、融資を受ける可能性がある場合や、これ以上の負債を増やしたくない場合にもファクタリングは利用することが可能です。
3-3:深刻なキャッシュ不足
あ、運転資金がショートするかも・・・
経営者にとって、運転資金のショートは非常に深刻な問題です。
深刻なキャッシュ不足に直面した場合でも、入金待ちの請求書(売掛債権)があればファクタリングでキャッシュ(現金)を増やすことができます。深刻なキャッシュ不足に直面した段階で、融資を申し込んでも遅いです。
運転資金がショートしそうな状況であれば、直ぐさま利用できるファクタリングを利用する方が賢明と言えるでしょう。
3-4:早急に現金が必要な場合
明日までに現金を作らなければ!
上記の様な場合にも、ファクタリングは活用することが可能です。ファクタリングは、最短即日で現金を手に入れることができます。
また、今では来店不要で利用できるクラウドファクタリングというサービスもあり、ファクタリング会社に出向く時間を短縮して効率的に活用することが可能です。www.syatyosan.com
3-5:資金繰りが悪いと思われたくない場合
取引先に資金繰りが悪いと思われたくないな・・・
取引先に資金繰りが悪化していると思われたくありませんよね。
ファクタリングの2社間ファクタリングを利用すれば、取引先や周囲にバレずに資金を調達することが可能です。
自社(あなたの会社)とファクタリング会社の2社で取引を行い、内密に現金を調達することができます。
4:【ファクタリング入門】5つの注意点
便利な資金調達方法であるファクタリングですが、利用時には注意すべき点があるのです。
はじめての場合には、特に5つの点に注意しましょう。
- 手数料が高い
- ヤミ金が存在する
- 取引先にバレる可能性がある
- 使えない請求書がある
- 譲渡済の請求書は譲渡できない
上記5つの注意点について、詳しく紹介していきます。
4-1:手数料が高い
ファクタリングの手数料は、銀行融資と比べ非常に高いです。
銀行や消費者金融では、貸金業法の利息制限法が適用されます。しかしファクタリングは貸金業ではなく、売掛債権の売買取引であるため利息制限法が適用されないのです。銀行融資であれば、金利2%で借りれることもあります。
しかしファクタリングでは、1ヶ月~2ヶ月の短期間契約であるにも関わらず5%~20%前後の手数料がかかるのです。
手数料について詳しく知りたい場合には、下記の記事を参考にしてみて下さい。
4-2:ヤミ金が存在する
ファクタリング会社の中には、悪質な手法で取引を行うヤミ金が存在します。
ヤミ金なんて今どき居るの?とお思いになるかもしれまれんが、ファクタリング業界には実際に存在し逮捕者も出ているのです。
ヤミ金は、お金が無いと困っている経営者に甘いコトバで取引を持ち掛けます。
例えどんなに焦っていても、条件が良すぎる場合には怪しむようにしてください。
ヤミ金と取引をすれば、手数料を上乗せされたり返済できない状況に追いやられる可能性があります。
利用時には、ぜったいに信用できる優良な会社を選ぶようにしましょう。
4-3:取引先にバレる可能性がある
取引先や周囲にバレずに利用できる、2社間ファクタリングでも100%バレないという保証はありません。
なぜなら2社間ファクタリングを行う場合、多くのファクタリング会社で「債権譲渡登記」という登記を行うからです。
登記を行うと、調べれば譲渡したことが誰でも見れるようになっています。
取引先がわざわざ調べる可能性は極めて低いですが、ファクタリングの利用が発覚する危険性もあるということを把握しておきましょう。
4-4:使えない請求書がある
ファクタリングを利用する上で、ファクタリングを利用できない請求書(売掛債権)があるということを把握しておきましょう。
売掛債権の中には、譲渡禁止特約が明記された契約があります。
譲渡禁止特約が明記された契約の場合、どんなに請求書(売掛債権)を買取ってほしくてもファクタリング会社は買い取ることができないのです。ファクタリングを利用する前に、譲渡禁止特約が明記された契約書ではないかチェックしておきましょう。
4-5:譲渡済の請求書は譲渡できない
ファクタリング会社に譲渡する請求書は、1度も譲渡したことがない請求書である必要があります。1度でも譲渡したことのある請求書や、他のファクタリング会社と二重で譲渡するなどの行為はやめましょう。
ファクタリング会社では、二重譲渡を必ず見つけるスキームが確立しています。発覚すれば、委託物横領罪や詐欺罪に問われる可能性があり危険です。必ず譲渡したことがない請求書で、ファクタリングを利用するようにしましょう。
5:【はじめて向け】優良ファクタリング会社5選
はじめてだから、どこを利用したら良いのか分からない。
ファクタリング会社は首都圏だけでも、数えきれないほど存在します。
そんな沢山のファクタリング会社の中でも、安心して利用できるファクタリング会社を5つ紹介しましょう。
上記5つのファクタリング会社の中でも、オススメはOLTAです。
OLTAは来店不要で、即日現金化することができます。手数料も安く最大9%で利用することが可能です。
まずは無料でチェックできるツールで、買取金額がいくらになるかチェックしてみましょう。
5-1:OLTA
- OLTA株式会社
- 東京都港区南青山1丁目15番41号 QCcube南青山115ビル3階
- 050-3205-1008
- 手数料2%~9%
OLTAはWebサイト上で必要書類を提出後、24時間以内に審査が完了します。
審査後は、OLTAへ来店する事なくWeb上で手続きを終えることが可能です。
さらに債権譲渡登記をする必要が無いので、無駄な資金調達コストを抑えることが出来ます。
個人事業主でも、下限上限なく利用する事が可能です。素早く!簡単に手続きを終わらせたい!そんな時にはOLTAをオススメします。
5-2:PMG
- ピーエムジー株式会社
- 東京都新宿区新宿2-12-8-7-F
- 0120-901-680
- 手数料3%~8%
ピーエムジー株式会社(PMG)は、業界の中でも最高水準のサービスを提供し続けているファクタリング業者です。
平均3日での資金調達が可能で、利用者の都合に合わせて柔軟な対応をとってもらえる特徴もあります。さらには常に大口の資金を確保しているため、資金化までのレスポンスが非常にスピーディーな会社なのです。大阪にも支店があるため、全国どこからでも利用することができます。
請求書をスマートフォンで撮って送るだけで、ファクタリングを利用することができる「資金調達ペイ」というサービスも魅力的で時短の資金調達が可能です。まずはスピード査定で気軽に問い合わせてみましょう。
5-3:アクティブサポート
- 株式会社アクティブサポート
- 東京都豊島区東池袋3-9-12ニットービル9階
- 0120-595-095
アクティブサポートは、2017年設立と運営歴は浅いものの基盤のしっかりとしたファクタリング会社です。柔軟な対応が特徴的で、希望があれば審査状況に応じて債権譲渡登記不要で利用することができます。
また、最短即日で利用することができ緊急時の資金調達にも活用することができるしょう。さらには通帳コピーと請求書を提出すれば、簡易的な審査を受けることもできます。まずは電話やメールで問い合わせてみましょう。
5-4:ビートレーディング
- 株式会社ビートレーディング
- 東京都港区芝大門1丁目2-18 野依ビル3階
- 0120-97-9559
- 手数料2%~
ビートレーディングは、原則として債権譲渡登記の必要が無いファクタリング会社です。
申込から入金まで最短即日(12時間)で行うことができ、金額は無制限で利用することが出来ます。
また、土日祝日を除き30分以内に審査結果を出してくれるのです。
忙しい状況でもスピーディに取引することができ、出張買取・郵送契約にも対応しています。
どのファクタリング会社を利用すれば良いか分からない・・・そんな時は利用者の多いビートレーディングがオススメです。
5-5:資金調達プロ
- 株式会社セレス
- 東京都世田谷区用賀4丁目10番1号 世田谷ビジネススクエアタワー
- 080-9537-5797
おすすめする理由はただ1つです。資金調達プロでは1,000以上の提携事業者の中から、あなたにピッタリな優良業者を紹介してくれるサイトとなっています。最短10秒の無料診断に申し込むと、実績のあるコンサルタントからメールが届くのです。
メール内には、調達できる資金の目安・おすすめの優良会社と理由について書かれています。
おすすめ会社に申込をしたい場合には、担当コンサルタントが直接連絡を取りスムーズに取引を行うことが可能です。
東証一部上場企業の株式会社セレスが運営しており、安心してサービスを利用することができるでしょう。
ファクタリング会社を比較する1つの手段として、資金調達プロを活用してみるのも良い方法と言えます。
6:ファクタリングは違法性0%⁉理由を解説
上記の様なイメージを抱いている方も多くいるでしょう。
しかしファクタリングの取引自体は、まったく違法性はなく法律的にも何ら問題のない資金調達方法なのです。
そんな風に言われても納得できない!という場合のために、違法ではない理由について紹介していきます。
理由はとても単純で「ファクタリングは、売掛債権の売買契約・譲渡」に該当するからです。さっそく詳しく解説していきましょう。
6-1:違法ではない理由
ファクタリングが違法ではない理由として、ファクタリングは貸金業者では無いということが言えます。
第二条 この法律において「貸金業」とは、金銭の貸付け又は金銭の貸借の媒介(手形の割引、売渡担保その他これらに類する方法によってする金銭の交付又は当該方法によってする金銭の授受の媒介を含む。以下これらを総称して単に「貸付け」という。)で業として行うものをいう。 引用元:貸金業法|電子政府の総合窓口 イーガブ
ファクタリングは、売掛債権を買取り、その対価としてお金を支払っています。
法律で考えると、ファクタリングは売買契約もしくは債権譲渡に該当します。そのため、貸金業許可を取る必要もないのです。
ではなぜインターネット上でファクタリングと検索すると「違法」という言葉がでてくるのかというと、ファクタリング会社の中にはファクタリングを装った悪質な会社が存在するからです。一部の悪質な業者が存在するため、ファクタリング全体が「違法なのでは?」というイメージを持たれてしまっています。
優良なファクタリング会社を利用すれば、便利な資金調達方法として違法性なく活用していくことができます。
まとめ
ファクタリングについて詳しく紹介してきました。
ファクタリングは、今中小企業経営者が大注目の新しい資金調達方法です。
即効性のある資金調達方法で、融資が受けられない企業でも利用することができます。
入金待ちの請求書があれば、資金繰りの改善にも役立てることができるでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。