業績や売り上げ、歴史など、会社の魅力は数あれど、やはり自分が入社するにあたって知りたいのは、実際に働いている社員たちの本音。さらに入社後のことまで考えれば、社員同士の人間関係も気になるところ。そこでここでは、社歴も近しい若手社員3人による座談会を開催。ざっくばらんな同僚トークで、リアルな実情と魅力を紐解きます。
『キラッとプリ☆チャン』という作品の場合はゲーム筐体があって、
その中でちょっとした交換アイテムがあるんですけど、幸いみんな実際にゲームをやっているので、ちょくちょく交換し合ったりしています。
そういう時は同僚というよりも、ファン同士っていうイメージの方が強いですね。
それ、すごいびっくりしました。私は元々『プリティ―リズム』シリーズ(※2011年から放送されたアニメ作品。これをスタートに、
『プリパラ』や『KING OF PRISM』、『キラッとプリ☆チャン』が生まれた)が好きでタツノコプロに入社したんですが、みなさんもっとフラットに仕事してると思っていたんです。だけどいざ入ってみたら、色んな机で『プリティ―リズム』シリーズのグッズとか飾られていて、
「愛、強っ!」って驚きました(笑)。
老舗の会社なので、きっとベテランさんが多いんだろうな~なんて思っていましたが、全然違いました。若い人もたくさんいて、みなさんとっても話しやすくて助かってます。特に私の場合は、元々それほどアニメが好きだったというわけではなく、大学3年の頃にアニメの授業を受けて、そこで初めて「絵を動かす」ということに興味を持ってから、アニメが好きになったんですよ。だから最初は少し不安でしたが、みなさん想像以上に優しくて、本当に良かった。あと、きちんとした人が多くないですか?
確かに、いわゆるアニメ業界でよくイメージされるような「家に帰っていません。オフィスの床で寝ています」みたいな人はいないですよね。監督とか演出陣が、あまりそういう働き方を推奨していない昼型の方が多いので、必然的に他スタッフもそうなるんですよ。
やっぱり歴史もあって母体もしっかりしているから、安定感はありますよね。それでいて、若手にもすごくチャンスをくれる。部長レベルの役職の方が私たちの意見をしっかり聞いてくれるところは、とてもありがたいです。入社1年目の人間でも、所属やキャリアを問わずに社内の企画コンペに参加できますしね。
自分もシナリオライター志望なんですが、言い続けていたら、2年目から番組予告や雑誌のあらすじ欄などをやらせてもらえるようになりました。
私も『プリティ―リズム』シリーズのファンとして入社しているので、いま現在『キラッとプリ☆チャン』や『KING OF PRISM』に関われていること自体が、本当に夢のようです。
歴史もあるけど、新しいことにもかなり挑戦的な会社です。中でもデジタル作画に興味があるなら、自信を持ってお薦めできる会社ですよ。
アニメ業界とはいえ夜型ではないので、健康的にアニメの仕事をしたい方には良い会社だと思います。
アニメ業界って、確かに少し特殊な業界ではありますけど、タツノコプロの場合、特別な人である必要はないと思います。ただ、好きな作品とか好きなこととか、別にアニメじゃなくても良いから、何かひとつのことに対して熱量を持って語れる人であれば、きっと楽しく仕事ができると思いますよ。