2019.3週目
今週も振り返ってみたいと思います。
創文社廃業の衝撃未だ覚めず
今週は創文社が廃業されるということを知り大変驚いてしまいました。あまりに驚いて衝撃を受けてしまったため、そのことについて書いてしまったところ、こちらも驚くほど多くの人に見てもらうことになりました。びっくりしています。
以前沢尻エリカと大河ドラマの撮り直しについて書いた時は時々的な話題だから増えるかもしれないと多少思いましたが、今回は創文社という専門的な出版社のことでしたからそう関心を引かないように思っていたのですが逆でした。こんなに反響があるとは驚きです。
おそらく見に来てくださった方の中には私と同じような衝撃を受けた方がいらっしゃったのだと思います。今でも創文社がなくなってしまうことは悲しいですし、色々と心配になります。ハイデガー全集はどうなるんでしょうか。『神学大全』はまだこれからも手に入るのだろうか。他にもきっと私が知らないだけで多くの本が創文社から出ていたと思われますが、そうした本はどうなってしまうのだろう。などなど、つい頭に浮かんでしまいます。
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古書店の現状
こうなってくると古書店の役割はまた大きくなるような気もしますが、古書店自体もネット書店化していて実店舗を構える店が減ってきました。何度も通った店も、いくつも閉めてしまいネット書店に移行してしまいました。そうなるとネット価格に均されてしまい安い均一本などが狙えなくなってしまいます。結構こうしたところで掘り出し物を見つけたりもしたのですがこれは実店舗でなければ出来ないことでしょう。古書店にとって儲けにならない本を100円とか50円とかで売るにしても、ネットなら送料の方が高くなりますからね。
とはいえネット古書店が現れて来てくれたおかげで様々な本が格段に手に入りやすくなったことは間違いありません。先人の話を読んでいても、かつては手に入りにくくなった本はよほど幸運に恵まれないと出会えなかったそうです。それに比べれば今はAmazonにしろ日本の古本屋にしろ検索すればすぐに出てきます。たまにない本がありますが、それが珍しいくらいに大半の本は出てきますからね。
と、どうも創文社が廃業してしまうことに今回のお話も引きずられてしまったようです。たくさん見に来てもらえたことは嬉しいのですが、話題が悲しいので素直に喜べません。本当ならこの話から考えることでも来週書きたいと思っていたのですがうまくまとまりません。そのうち書ければいいな…
あぁ、出版社も古書店もどんどん潰れていく…悲しい思いをしてしまうのは、私がただ懐旧の念に捉われているだけなのでしょうか…
先週の報告
2019.12.2週目【またおすすめ記事の読書・書評に載る,よくわからん検索流入】 - 日々是〆〆吟味