内容
二千キロを隔てて相会うことなく、二人は39年間同時代を生きた
徳川吉宗が八代将軍の座についたのは1716年、この年、中国では清朝康煕帝の治世で『康煕字典』完成の年でもあった。康煕帝の晩年は吉宗の治世と重なり、両者が織りなしていく政策が微妙にからみあって興味ある展開を見せていく。吉宗の積極的な中国文化摂取の姿勢を通じて、鎖国下における日中交流の実像に迫る。
鎖国下での日中交流
二千キロを隔てて相会うことなく、二人は39年間同時代を生きた
徳川吉宗が八代将軍の座についたのは1716年、この年、中国では清朝康煕帝の治世で『康煕字典』完成の年でもあった。康煕帝の晩年は吉宗の治世と重なり、両者が織りなしていく政策が微妙にからみあって興味ある展開を見せていく。吉宗の積極的な中国文化摂取の姿勢を通じて、鎖国下における日中交流の実像に迫る。