「国語の勉強法」については、
英語、数学ほど、明確な答えがありません。
「古文・漢文」は、<単語や文法・句法>の知識が問われるので、
学習法は、「英語」に近いですね。
そういう意味では、まあ、”努力点”です。
ところが、「現代文」が、意外に難しい。
しかも、「センター国語」でいう、
第一問 「評論=論説・説明」
第二問 「小説=物語」
*共通一次で出題されていた、随筆文は、今は出題されていない。
でも、それぞれ解法が異なります。
その点を、分類して、説明している本がない。
学年が上がると、専門分化して、
「現代文、古文、漢文」を、縦断・横断的に、
勉強している先生が少ないからです。
胸部外科が、腹部が診られないのと同じです。
一方、「銀の匙」、「天声人語」…など、
巷で、信じられている勉強法があります。
しかし、語彙力や意見力は、身につくと思いますが、
「入試国語」では役に立ちません。
そもそも、有名校の生徒は、
塾や予備校で実力をつけているので、
学校の力と思うのはどうでしょうか。
さて、「入試国語」は、所詮、正解を導かないと始まりません。
「評論」は、用語と、論理構成を読み解く力が必要なのは、
言うまでもありません。
しかし、だからと言って、「現代文用語集」を暗記させて、
事足れりとする指導法はどうかと思います。
もちろん、中高6カ年一貫校などで、
故事ことわざ、慣用句など、暗記させていますが、
これはとても良いことだと思います。
「小説」は、時間・場所の場面を通して
登場人物の心情を読み解くというのも確かにそうですが、
まだ語られていないポイントがいくつかあります。
和田秀樹氏は、
「英語と数学で高得点を取れば、国語は零点に近くても、
東大理Ⅲ類に入れる(体験やデータから)」と言われています。
あながち、ウソではないと思います。
なぜなら、毎日、拝読している、ブログの文章は、
まさに、誤字だらけ、主述もかみ合わない。(汗;)
変に納得してしまいます。
しかし、御著書の方は、筋が通っているので、
編集者が優秀なのかもしれません。(笑)
中学生用の上級書、「スタンダードα」には、
難問ではなく、解答不能の悪問が散見します。
いわゆる、ひっかけすぎです。
出来る子どもたちには、
悪問であることを見抜けず、
「解けない」ことで、難問と、
間違った評価をしてしまう傾向があるので、
商売は成り立ちますが。
公立中学向けの書籍としては、
「自習教室」(正進社)が良くできています。
理科や社会は、公立中学校でもよく採用されています。
そうそう、一番いけないのは、小学校のシステム。
一人の先生が、ほぼ全教科を教えるという無理があるからです。
理系の先生に学んだ子は、理系に強く、
文系の先生に学んだ子は、文系に強くなるのは当然です。
そして、逆も真なりです。
しかも、少子化と教員人気が落ちていることで、
教員そのものの質が下がっているのも原因です。
東京の小学校教員の採用試験は、たった2倍。
兄は、中学の校長を退職して、新人の先生方の指導をしていますが、
大変だと言っています。
極端な話、小学校の教員免許状を廃止して、給料も倍にして、
東大卒がどんどん押しかけるようにするのが手っ取り早い。(汗;)
おっと、生徒が集まり始めました。
小学校と、高校の具体的な話は、また。
|
- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用