オーバーミックス   作:青の魔術師

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素早く作ったので、いつもより纏まってないです。

オカモト。

黒帽子様。
誤字報告ありがとうございました。

この話を持って不定期に更新にする事にします。

その内、再構築出来たらいいですね。



第23話 悪魔の褒美は人間で良いですよね

竜王国

ビーストマンの掃除及び、遊びような人間の確保をする悪魔と闇妖精。

それを見守る人間と少女が丘の上で休んでいた。

「呆気なかったね。ビーストマンは」

「それも、そうだろうね。強さの桁が幾つ違うんだろうね」

「あの人達は死んでもしまうの」

「それは、デミウルゴスにでも聞いてくれ」

「デミウルゴスってあの人」

「そうだよ。人が悲しむを楽しむ事の出来る人だからね」

「へぇー」

「驚かないんだね」

 

ビーストマンと人間が肉塊に変わりゆく、ある意味幻想的な空間を眺めながら、死んでゆく生命体の事を考えていた。

 

人間は、誰一人として助けてはくれなかった。

私にも言える事だけど、所詮は自分が可愛いのだから。

だからね。助けもしなければ、悲しみもしない。

私は人間が嫌いだったからね。

 

ビーストマンは、ある意味当然の事をしていたのかもしれない。

私達だって、生きる為には生物を殺して食べるし、残虐な事をする人間も存在する。

だったら、自分の番に順番が回ってきても、文句を言う筋合いはないだろう。

 

安全な場所から考える私だからこそ言える事だろう。

 

〇〇

 

マーレは単純作業の様に、ビーストマンの頭を砕いてゆく。そこには何の感情も含まれてはいない。

何たって自分には関係がないのだから。

 

「助けてくれぇぇぇぇ」

「いやぁぁぁ」

「やめてくれぇぇぇぇぇ」

無限にも続くと思われる悲鳴を無視して、マーレは頭を砕いてゆく。

自分の主人に褒められたいという気持ちに背中を押されて。

 

ただ一言。

「何でもするから」

その言葉に反応してしまうが構わず突き進む。

【何でもするから】なんて、出来るわけ無いないでしょ。

だって、何でも出来るならこの状況下からも抜け出せる筈だしね。

それが出来ない獣の戯言なんて聞く必要はないだろ。

 

〇〇

 

デミウルゴスは自分の運の良さに感動していた。本来なら、ここに居る人間は全て救助されるべき人間だと思っていた。

 

ただ、鈴木様の鶴の一声で全てが変わってしまった。

ナザリックに於いて人間は価値は無い。

ただオモチャにしたり、食べたりと使用する事も多いがモモンガ様の方針により、敵対した人間にしかその役割を当てられない。

 

だから、自由に出来る人間の数も限られている。

今回は、広域魔法の実験も兼ねているので、目撃者は消す必要があるから、モモンガ様も納得してくれるだろう。

 

鈴木様は、興味のある人間以外が傷ついても何も感じないみたいだし、もしかしたら楽しんでいるかもしれない。

 

だからこそ、楽しもうじゃないか今宵の宴を。

 

〇〇

 

終幕

 

ビーストマン、人間の処理が終わった悪魔達は、生き残った生物をナザリックに送っていた。

 

「鈴木様。生き残った人間、ビーストマンと死体は全てナザリックに収監しました」

「ご苦労だったね。デミウルゴス」

「いえいえ、ご苦労だなんて寧ろご褒美でした」

「そうか。ところでマーレはどこにいるんだい」

「マーレは、変形した地形を元に戻しています」

「たくさんご褒美を与えないとな」

 

マーレは自分が引き起こした天災を、魔法で直していた。また以前より聞かされていた、農業計画も同時に実行していた。

 

「では、マーレの元にゆくか」

「そうでございますね」

二人は鈴木さんの特殊な魔法でマーレの元に消えてゆく。

 

マーレの元に着いた二人は、想像絶する光景を目撃していた。

 

ただの村であった場所には巨大な湖が出来ており、魚を表しているのか悪魔が泳いでいた。

その隣には広大な敷地を誇る農園の基礎が出来ていた。

 

マーレよ、仕事が早すぎないか。まだ数時間も経っていないと思うのだが。

「早くないかマーレは」

「確かに早いですね。それ程にこの計画を進めたいんですよ」

「本当に尊敬するなマーレには」

 

そんな事を話していると、マーレが近づいて来る。時と場合によっては物凄い光景だけどね。

「鈴木様。作業がだいぶ進みました」

「偉いぞ。マーレ」

マーレを撫でてやると喜んで撫でられていた。至高の方であるモモンガの過去の姿である鈴木に撫でられても喜ぶのか。

 

「マーレ。一旦作業を中止してモモンガに報告しに行こうか」

「そうですね」

「デミウルゴスも良いかな」

「大丈夫です」

 

以前とは形が変わり果てた土地を眺めながら、ナザリックに帰還した。

 

〇〇〇〇

 

ナザリック

 

帰還した三人はモモンガの元に急いで廊下を歩いてゆく。

 

すると、メッセージが鈴木悟に飛んできた。

【私。何をしてくれてるんですか】

 

【スクロールの材料を取ってきただけですよ】

 

【ビーストマンは兎も角、人間は何でも連れてきたんですか】

 

【ナザリックに住むみんなの幸せの為ですよ】

 

【どこがだ】

 

【全てですよモモンガさん。デミウルゴスなどは人間で遊びたいだろうし、他にも人間を食べたいと思う者もいる】

 

【…それでも、人間とは友好関係を結んでいるんですよ】

 

【大丈夫です。元々あの人間達は助けに行かなければ死んでいたんですよ。だから、消えても問題はないですね】

 

【確かに、大丈夫そうですけど。】

 

【もっと言えば、何か問題があっても全てを殺せばいいのさ】

 

【極論を言えばでしょ】

 

【まぁ極論ですけどね。これで会議は終わりにしてくださいね。バイバイー】

 

〇〇〇〇

 

竜王国

 

「女王様。ビーストマンが侵略していた地域が、神の奇跡により姿を変えていました」

「そうか、あの人達は神だったのか」

 

女王達は、神様が起こした奇跡に驚いていた。ただ腑に落ちない点も存在している。

 

あれ程の力を持つ存在なら、国民を助けられたのではないのかと。

「女王様。国民の事は仕方ないと思います。彼らは、悪魔と親交がある様子でした」

「詰まるところ、尊い犠牲じゃなと言いたいんじゃないだろうな」

「その通りですよ。彼らはどの道死んでしまった命です。彼らの犠牲があったおかげ、我々は助かったのですから」

 

女王様は助かった人間と、悪魔に捉えられた人間を考えていた。

悪魔に捉えられた人間は、恐らくいい運命は辿っていないだろうな。

 

悪魔とは人間に害をなす存在の総称であり、彼らに捕まったなら死ぬよりも辛い目にあうのは目に見えている。

 

だけど、それだけである。

自分だって危機的状況になったら、国民の命を使い戦っていただろうしな。

 

私は最低な生物かもしれない。

悪魔は言っていた領地を貰うと。どの位の領地かは知らないが、かなりの量を持っていかれるだろう。

そして、食材などは悪魔に頼る事になり、

また取り引きをして更に不幸が降り注ぐだろうな。

 

〇〇〇〇

 

ナザリックとある牢屋前

 

そこには生きている人間が沢山捕まっていた。老若男女の人間が年齢別に分けられている。

 

人間を食べる者にとっては、バイキングのようだった。

「デミウルゴス様。この人間達を本当に食べても良いんですか」

「良いですよ。エントマ」

 

その言葉を待っていましたと、ばかりにエントマは走り出したが、すぐさまデミウルゴスに止められた。

「待ってください。エントマ」

「何ですか」

「人間を食べる時は、一撃で殺してから食べて下さいね」

 

「何でですから」

何で人間に配慮をしなければいけないのかと、疑問を持っていたがデミウルゴスに打ち砕かれた。

「モモンガ様の命令で、罪が無い人間なので慈悲を持って殺せの事です」

「わかりました。一撃で殺します」

 

そう、デミウルゴスに誓ったエントマは、牢屋に入っている人間を取り出して、一撃で殺してからゆっくり人間を食べてゆく。

 

「美味しいですね。人間は」


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