オーバーミックス   作:青の魔術師

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物語を読む前に、物凄い御都合主義が後半にある為に気分が悪くなると思うので、〇〇が出てくる段階で読まなくてもいいです。
気になる方は活動報告を覧ください。





第20話 材料は羊である必要はない

デミウルゴスは歓喜した。

ナザリックの危機であるスクロールの材料を、入手するチャンスを手にした事を。

 

「デミウルゴス。マーレと協力して竜王国を落とそうとしている、ビーストマンをある程度残して殺せ」

「はっ!」

「もしも、スクロールに使えなくても、有効利用は幾らでもあるので心配する必要は無い」

「マーレ。ビーストマンの攻撃に関しては、広域魔法の実験も兼ねているから、状態に気にする必要は無いが、ある程度は綺麗な死体を確保してくれ」

「わ、わかりました。早く行って殺してきます。モモンガ様」

 

マーレもそんな思考なのか、二人ともすごいやる気だな。人間を巻き添えにしないといいけどな。

「ジルクニフを通して、竜王国の人間に連絡をしているが極力、殺すなよ」

「反撃してきてもですか」

「その通りだ、デミウルゴス。あくまでも救援に行くことも忘れるなよ」

「はっ!」

「マーレ。私が作った僕も同行させるつもりだが、決して死なせるなよ。攻撃の巻き添えで死んでしまったなんて考えたくもないからな」

「了解しました、モモンガ様。どの様な方ですか」

「ああ、英雄になりたいと願うアンデッドだな。森を愛していて、ドルイド系の魔法を使うから私よりもマーレに忠誠を誓っているらしい」

「教育しましょうか」

「いや、その必要はないさ。私に忠誠を誓わない奴がいた方が面白いしだろうな」

「成る程。モモンガ様の御心がわかりました。マーレ、そろそろ行きましょう」

「では、頑張ってこいよ。二人とも」

「はっ!」

「は、はい」

 

二人が出て行った部屋の中で一人考えていた。今日のご飯を何にしようかという。重要な事案について。

「シクスス。今日のご飯は何だ」

「はい。ドラゴンを中心としたメニューとなっております」

「成る程。ありがとうシクスス」

今日のご飯を想像しながら、二人の帰りを待っていた。

 

二人は竜王国を救うべく、ナザリックの廊下を歩いていた。

「デミウルゴスさん。モモンガ様の僕とはいえ忠誠を誓わないのはいけないと思うんですが、どうなんですか」

「その事ですかマーレ。問題はないんですよ」

「どうしてですか」

「本人に会わないとわかりませんが、モモンガ様は内部から緊張感を高める狙いがあると思います」

「ああ、ペンギンさんですね」

「まあ、その通りでしょう」

 

確かにその通りでしょうが、忠誠を誓う存在がどの様なものかをわからせる狙いがありそうですね。

どの様な存在か、早く会ってみたいですね。

 

 

〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇

 

ついに二人はアンデッドが待つ空間に辿り着き、そこに待っていたアンデッドに絶句してしまった。

「待っていたよ。二人とも」

 

そこにいたのは細身の人間だった。表現するなら、現実世界の鈴木悟その人だった。

「あ、あなたは誰ですか」

 

マーレの目にはいつもの輝きは失われて、敵対する者を無に消す存在へと変わっていく。

「私は鈴木悟。モモンガ様の過去の姿でもあり、本人とも言えるだろう」

「え、どういう事ですか」

「君たちがここに来た時点で、過去に設置されたある魔法が作動して僕が生まれたのさ」

「デミウルゴスさん。報告しますよね」

「当然ですよねマーレ。報告とはとても大切な事ですからね。鈴木さん、来てくれますよね」

「勿論だよ。会う以外の選択肢ないんだよ」

 

鈴木悟【仮】を連れてモモンガの待つ部屋に戻ってきた。

「モモンガ様。鈴木悟という人間を連れてきました」

 

部屋の中から絶叫が聞こえて来たので、急いで部屋に入った二人は、驚いているモモンガを見つめた。

「二人とも、なんて言ったんだ」

「鈴木悟という人間を発見しましたと」

「連れてこい」

 

モモンガの指示に鈴木悟が入ってきた。

「初めましてかな、モモンガ。いや僕と言った方が良いのかな」

「成る程な。鈴木悟以外、この部屋から退出しろ」

「モモンガ様、せめて警護人員だけでも」

「いや、駄目だ。退出しろ」

 

モモンガの命令に素直に退出する僕達を尻目に、鈴木悟はユグドラシルの魔法では無い、魔法を使用して椅子を作り出していた。

「立っているのも疲れてしまうので、失礼するよ【現実改変】」

自分の作り出した椅子に座ると話を始めた。

 

「お前は何者だ」

「現実世界の君だよ。アンデッドになり姿を忘れましたか」

「忘れてはいないが、現実世界では魔法は使えない筈だぞ」

「僕は死んでこの世界に導いて貰ったのさ」

「意味がわからないな」

「オカモトさんと言われている魔法使いに、魔法を使える様にしてもらいこの世界に来たのさ」

「成る程。目的は何だ」

「現実世界を知る君ならわかるはずだ。ここの素晴らしい生活を堪能するためかな」

「了解した。私の過去としてナザリックに知らせておこう」

「ありがとう。僕」

 

話が終わり、二人を室内に呼び出した。

「デミウルゴス、マーレ。この者は私がアンデッドになる前のリアルでの姿を何だ」

「何ですか。至高の方々が人間だったんですか」

「その通りだ。しかしリアルでも過去の私同様に魔法は使える。」

「まさか、リアルで何があったのですか」

「二人とも気になるか」

 

問いかけたモモンガは二人を見つめて、本当の事と嘘を混ぜ込んで話をする事にした。

「端的に言うと、リアルでの生活が忙しくなってしまったという事かな。別に皆を捨てた訳ではないのだ」

「リアルに行く方法はないのですか」

「無いな。仮に行けたとしても私たちの力は強すぎるのだ。リアルでは世界規模の魔法が使用されていて、魔法の威力がだいぶ落ちてしまうう」

「我々なら」

「リアルでは等しく冷遇されるのだ。魔法を使用できるのが人類の一部である様にな」

「それでは、リアルでは至高の方々力を封印されている状態なのですか」

「その通りだな。だからこそ、ユグドラシルを作り出して魔法という力を忘れない様にしていたんだ」

 

などと訳のわからない話をしたモモンガは、結論を出してしまう。もう取り返しのつかないであろう結論を。

「リアルとは幻想の世界なのだよ。しかしその幻想に惑わされて帰れなくなってしまったのが、私の友達なんだ」

「では、もう二度と会えないのですか」

「会えないとは断定は出来ないが、かなり低い確率になるだろう。それ程リアルとい場所は楽しい場所なのかもしれない」

「では、モモンガ様。私達は任務に行って参ります。貴重なお話をありがとうございました」

「あ、ありがとうございました」

 

やっちまったー。などと言ってもしょうがないが、もう一人の自分に相談してみた。

「どうしたらいいのだ。話が無茶苦茶だろ」

「確かにな。反吐が出るほど酷いな、見てて悲しくなるな」

「本当にどうすれば」

 

そんなモモンガに鈴木悟はその場で両手を広げて【世界改変】と叫んだ。

 

その瞬間、世界は滅んだのかもしれない。

しかし、次の瞬間世界の時間が戻り出し、

鈴木悟とモモンガが出会う前まで戻ってしまった。

この時の【世界改変】はモモンガと鈴木悟のみに記憶を残して、全てを忘れ去ってしまった。

 

この瞬間の記憶があるモモンガは、端的にアンデッドになる前の自分が、ダウェンのアイテムにより死者の世界から助けに来てくれたと説明をした。

 

 




御都合主義ですみませんでした。
なんか話がまとまらなくて。

オカモト。

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