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これまでに結構な数のシングルモルトやブレンディッドスコッチを飲んできました。
私は毎月3~5本のボトルを空にしていますので、年間では40~50本を消費しています。
となると、お酒代も馬鹿にならない訳でして、必然的に安い物を探しまくることになります。

その結果、たどり着いたのがネットオークション。
状態にさえこだわらなければ、何本かセットになっている物を安価でゲット出来るので重宝しています。

また、どうせ買うのであれば、当たり外れがあるとはいえ貴重な原酒がふんだんに使用されているオールドボトルということになります。
結果、私がこれまでに飲んできたブレンディッドスコッチの9割以上がオールドボトルです。

ちなみに、ブレンディッドのオールドボトルの中で個人的に美味しいと感じているのは下記4つ。
・ジョーニーウォーカー ブラックラベル
・クイーンアン
・J&B 15年(もしくはリザーブ表記)
・ローガン

逆に、お勧め出来ないのは下記2つ。
・オールドパー
・ホワイトホース(ファインオールド)

特にオールドパーに関しては、現行品がまずまずの出来なのに対し、オールドボトルには独特のヒネ香が出ているものが多く、物によっては「醤油を飲んでいるのだろうか」と錯覚しそうになることすらありました。
たまたま私が入手したボトルが悪かったのでは、と考えたくもなりますが、既に50本以上のオールドパー(当然オールドボトルのみで)を飲んできてまともなボトルに1本も当たったことがありませんので、最近は購入するのを控えています。

さて、本題に入ると、シーバスリーガルについてです。
中には外れボトルもありますが、概ねモルトっぽさと華やかな香りを兼ね備えており、その日の1杯目として飲む分には申し分ないボトルが多いです。
その中でも70年代~80年代初頭のボトルの中には非常に出来が良いボトルがあり、まろやかさとふくよかな甘みでストラスアイラというよりグレンリベットのアンブレにも似た風味を出すものが存在しています。

ボトル形状が大きく変化しておらず、しかも大量に流通している中でこれらをどのように判別すれば良いのか。
ヒントはボトルに貼られているラベルにあります。

イメージ 1

上記2本とも特級表示(1989年以前)ですが、いくつかの相違点があります。
1.CHIVAS REGAL 等の文字の背景が右のボトルは赤っぽく、左のボトルはこげ茶っぽい。
2.紋章部分が異なっている。(拡大したのが下記写真)

イメージ 2

右はライオンとユニコーンが十字の盾を間に挟んでいます。
左は2頭のライオンが×模様の盾を間に挟んでいます。
また、ボトル背面も異なります。

イメージ 3

3.右はバーコードがありませんが、左はネック部分にバーコードがあります。

ということで、ズバリ、古いのは右のボトルです。
アメリカやヨーロッパでバーコードが導入されたのが80年代初頭ですので、それが無いボトルは70年代までのものと考えて差支えないと思われます。
また、容量も70年代までは760mlが主流でしたが、80年代からは750mlが主流になっています。
左のボトルは現在でも多数流通していますが、右のボトルはオークションで見かけるケースが非常に少なくなってきました。

ただし、古いボトルだからといって必ずしも美味しいとは限りません。
先述した「非常に出来が良いボトル」というのは左側のボトルでも何度もお目にかかっていますし、右側のボトルでもイマイチなものに当たったことがあります。
重要なのはそのボトルがどういった場所で保管されていたか、ということで、直射日光が当たる場所だったり、湿気が非常に多い場所に保管されていた場合は風味に悪影響が出ていると思われます。

こういったバクチ的要素を十分理解しながらオールドボトルを購入するのも一興かなと思いつつ、今夜もまたオールドボトルを飲む私なのでした。
今夜のお供はジョニーウォーカー:ブラックラベル(80年代最後期で12年表記が黒地)とSWINGの90年代前半物です。

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