野の花・山の花

三重県(&周辺)で見られる花の図鑑 です。

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モウセンゴケ科 モウセンゴケ属
( 新エングラー体系、クロンキスト体系、APGⅢ分類体系はモウセンゴケ科 )

和名:トウカイコモウセンゴケ 【東海小毛氈苔】       

学名:Drosera tokaiensis (Komiya et C.Shibata) T.Nakam. et K.Ueda
花期:6~7月  
花径:約1cm  
草丈:10~20㎝の多年草
生育地:湿地など
分布:本(東海地方周辺)

引用:米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名-学名インデックス」
(YList),http://ylist.info( 2016年11月22日). 
三重県レッドデータブック2015で 準絶滅危惧(NT)に指定されている。

イメージ 1

自然公園の崖に生えているトウカイコモウセンゴケです。
トウカイコモウセンゴケ_1と同じ場所で撮ったものです。

イメージ 2

ピンク色の可愛い花がたくさん咲いていました。
花は午前中の数時間しか開かないようです。

イメージ 3

葉は赤く染まり、絨毯のようです。かなり群生しています。

イメージ 4

生えているところは湿地ではなく崖ですが、上から水が浸み出ています。

イメージ 5

このようなところにどうしてこんなに生えているのかちょっと不思議に思います。

イメージ 6

↑ 花を横から撮ったものです。花は下から上に順に咲きます。

イメージ 7

↑ 生えている場所によるのか、赤みが少なく黄緑色をしているものがあります。

イメージ 8

トウカイコモウセンゴケの葉ははっきりとした長い柄を持つスプーン型ですが、
ここのものは他の場所のトウカイコモウセンゴケより葉柄が長くはっきりとしています。

モウセンゴケとコモウセンゴケの中間的な特徴を持ち、交雑起源種とされています。
かつてはコモウセンゴケの関西型と言われていたようで、「トウカイコモウセンゴケ」は
近年になって認められつけられた名前だそうです。難しく言えばモウセンゴケは2倍体、
コモウセンゴケは4倍体、トウカイコモウセンゴケは6倍体だそうです。日当たりの良い
酸性の湿地などに生育し、粘土質の地質に多いようです。東海地方、近畿地方などに
分布し、東海丘陵要素植物のひとつです。食虫植物で葉には腺毛があり、明瞭な葉柄を
持つスプーン型で、モウセンゴケとコモウセンゴケの中間的特徴があるということです。

撮影場所:三重県北部・自然公園
撮影日:2008.7.13 / 2009.7.11

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