昨日の記事にしたビタミンE。
魚卵や肝に含まれるってのがミソなのだと思います。
魚卵や肝は魚の成熟や栄養状態のバロメーター、捕食する側にとってはされる側が
どの様な状態か計る基準になります。
捕食者が産卵し孵化した稚魚が餌に困らない様にする為、小魚等も繁殖期を迎えてなければなりません。
それを計るのがビタミンEなのでしょう。
hiroさんともお話しましたがディスカス成熟にオニテナガエビの卵と同じです。
どの程度の摂取量で産卵が促されるかは分かりませんが、私のチャパの時は結構な量の鮎を与えました・・・。
塚平トロでも試しましたが季節的な影響もあってか産卵に至らず・・・。
キンランに潜り体をバタバタ震わせる行動までいったのですが卵を出しませんでした(涙)
せめて規制が夏ならばと悔やまれるところです。
次の繁殖が成功してたら嘴の形状が遺伝もしくは、環境要因なのか調べたいと思ってたのです。
そして意図的なショートボディーは作出可能かも調査したかった。
近年、様々な種のショートボディーが販売されてますがショートボディーが生まれる原因は何か?
思い当たる節があるので確認したかったのです。
思い当たる節とは胚発生時の酸欠状態です。
とある鮭孵卵場で体の寸が詰まった奇形(ショートボディー)が多発した事例があります。
原因は魚卵に精子をかけた後、作業員が一服の為に作業中断し撹拌を怠った事による一時的な酸欠です。
胚発生初期の脊椎の発育がままならなかった為、脊椎が通常サイズまで伸長せずショートボディーが多発したのです。
多くの繁殖施設でも大量の卵を孵化させる時、一部は酸欠状態になりショートボディーが発生しているのでは?と推測してます。
どうしても飼育環境課では溶存酸素は少ないと思いますので。
他にもホルモン剤の影響もあるかもしれません。
私自身はそこまでショート大好きという訳ではありませんが、産卵直後のキンランを取り出しエアレーションを停止した水に晒して発育を観察してみたかったですね。
ガーの場合の酸欠状態時間とショートの度合いが分からないので全滅の大失敗してたかもしれませんが。
今となっては叶わないので眺めて楽しみます。
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