昨季の花園で1年生ナンバー8として大活躍、春の選抜ではトライを量産して優勝に貢献したのがナンバー8佐藤。魅惑のランナーは、8月に中国で行われた日韓中ジュニア競技大会ではU17日本代表の主将を務め、3試合でチーム最多タイの5トライ。アタックが武器の佐藤だが……。
「今はタックルを自分の武器にしようとしているところです」とキッパリ。W杯でオールブラックスを倒したイングランドのタックルの画像を何度も見返し、強いタックルのイメージを確認。練習でも強く踏み込んで相手をパックすることを意識しているという。
「W杯では20歳や21歳の選手がたくさん出ていた。4年後は僕も21歳だし、世界を意識するようになりました」と世界の舞台を見据える。必見プレーは「日本代表の試合を見て意識が変わった」というリロード(立ち上がる)早さ。60分走り続け、相手を倒し続けてチームを勝利へ導くぞ!
<佐藤健次(さとう・けんじ)> 2003年1月4日、横浜市生まれ。3歳で群馬県に転居し、4歳のとき高崎ラグビークラブでラグビーを始める。中学で横浜に戻り横浜ラグビースクールへ。市立小田中から桐蔭学園に進学。高2でU17日本代表主将。177センチ、92キロ
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