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【サッカー】

『法政のメッシ』紺野の絶妙プレーで法大が福岡大突き放す!足つっても「イメージ通り」のスルーパス

2019年12月14日 22時21分

鋭いドリブルで福岡大を翻弄(ほんろう)した紺野(c)JUFA/Reiko Iijima

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◇14日 第68回全日本大学選手権(インカレ)2回戦 法大4-1福岡大

 サッカーの第68回全日本大学選手権(インカレ)は14日、各地で2回戦の8試合を行い、この日から登場した関東勢は6校すべてが16日の準々決勝に勝ち上がった。前回王者の法大(関東第4)は延長戦の末に4-1で福岡大(九州第1)を下した。

 連覇を目指す法大のMF紺野和也(4年・武南)が、機知に富んだプレーでチームの勝利に貢献した。前回王者は、試合開始から福岡大の体を張った守りに大苦戦。90分間ではゴールをこじ開けることができず、試合は0―0で延長戦へともつれた。

 紺野は「後半残り10分ぐらいで足もつっていた」と言うが、エースの重責を全うした。歓喜の瞬間は、その延長前半2分に訪れる。左サイドを突破した、MF橋本陸(4年・西武台)がゴール前にグラウンダーのクロスを送ると素早く反応。得意の左足でゴールへと流し込み、福岡大の堅守を崩した。

 さらに、その4分後には右サイドでボールを持つと、「イメージ通りでした」という左アウトサイドでスルーパスを送り、観客を沸かせた。これを受けたFW田中和樹(2年・浦和学院)が倒され、PKを獲得。同8分に交代でピッチを去ったが、「最低限の仕事はできたと思います」と胸を張った。

 来季のFC東京加入が内定している“法政のメッシ”は、「4年間やってきていろんな思いもあります。感謝していますし、恩返ししたい」と、大学サッカーの全てを今大会にぶつける。

 

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