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【プロ野球】阪神が元大谷同僚のボーアと正式契約 左の4番候補「尊敬するイチローから日本の情報教えてもらった」2019年12月14日 16時58分
阪神は14日、新外国人選手としてメジャー通算92本塁打のジャスティン・ボーア内野手(31)と正式に契約を締結したと発表した。今年、大谷翔平のいるエンゼルスでプレーしたあとフリーエージェント(FA)となっていた。 ボーアは球団を通じて次の通りコメントを寄せた。 「昨季のオフに阪神タイガースから熱心に誘っていただいて以来、私の尊敬するイチロー選手や、今年チームメートだった大谷投手からも、日本の野球に関する情報をいろいろと教えてもらい、日本でプレーすることを真剣に考えていました。今年も阪神からオファーをいただいたことで日本でプレーすることを決めました。イチロー選手を訪ねて神戸を訪れたこともあるので、違和感はまったくありません。来日したらすぐにコンビニに立ち寄ってツナや照り焼きチキン入りのおにぎりを買っていると思います。まずはキャンプでチームメートからいろいろと教えてもらい、早くチームの一員として認められるように頑張っていきたいと思っています。ファンの皆さん、応援よろしくお願いします」 右翼から左翼へ吹く浜風が不利となる甲子園球場を本拠とするだけに、右のスラッガーが待望される阪神ながら、来季に向けてはあえて左の強打者の獲得に踏み切った。右の強打者も候補に挙がっていたが、矢野監督は契約が合意に達した先月末の時点で「ボーアのほうが左でも上やろう、と。ウチのチームが必要とするパワーも若さも兼ね備えている」と話していた。 ボーアは193センチ、122キロ、右投げ左打ちの巨漢。谷本修球団副社長兼本部長は4年前に渡米した際、当時はイチローも在籍するマーリンズのボーアが右中間へ特大アーチをかけるシーンを目の当たりにした。そこから追跡調査を続けてきて「ちょん、で入りますから」と左右広角に打てる打撃に魅力を覚えたという。 今年はドジャースの前田健太からも本塁打を放つなど、エンゼルスで52試合に出場して151打数26安打の打率1割7分2厘ながら8本塁打、26打点とパワーは発揮した。2017年からは3年連続で20発超え。メジャー通算6年間でシーズン自己最多は17年の25本だ。 1試合2本塁打を6度、満塁本塁打を4本、4試合連続本塁打を2度記録している。ただ、左投手に弱い弱点もある。メジャーで対右投手の打率は2割6分ながら、対左は2割1分7厘。主砲の福留、糸井ら左打者が多いなか、この弱みがどう影響するか。 阪神は今年チーム得点はリーグワースト(538)で、チーム本塁打(94)はリーグ5位。「大山4番」がとん挫しただけに、ボーアを「4番・一塁」に当て込み、攻撃力アップを図る。
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