中日・阿部寿樹内野手(30)が13日、同じ岩手県出身のロッテ・佐々木朗希投手(18)と対決する雄姿を地元に届けるとの目標を掲げた。この日は岩手県大船渡市内の高校と中学校を訪問し、生徒に自身の体験談を語り掛けるなどして交流。目標の一つに注目される大物ルーキーとの「岩手対決」を掲げた。
阿部はこの日、日本野球機構(NPB)による東日本大震災復興支援事業で大船渡東高と赤崎中を訪問。自身の体験をもとに、夢や目標へ向かっていく時の考え方を伝えた。岩手県一関市出身の阿部にとって地元凱旋(がいせん)のイベント。生徒と交流した後、「岩手のテレビに出られるように頑張りたい」と誓ったが、目標の一つはドラフト1位でロッテ入りした佐々木との岩手対決だ。
訪問した両校とも、佐々木が通う大船渡高のすぐ近くにある。生徒に見せる雄姿は佐々木との対決?。そんな振りに、阿部は「(佐々木の最速の)163キロなんて打てないので、できればやりたくない」と自虐コメントを出しながらも、「できればいいかなと思います」とニッコリ。来季のロッテ戦は6月2~4日のナゴヤドーム。来年にすぐ実現するかどうかは分からないが、対戦機会が限られる大物ルーキーとの対決に思いをはせた。