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【ドラニュース】

孤独自主トレを計画 中日・福田、他の選手に気を使わず暖かい沖縄で黙々と臨戦態勢整える

2019年12月15日 紙面から

パレードの後、制服姿で春日井署で警察官に特別講演をする福田(小沢徹撮影)

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 中日の福田永将内野手(31)が14日、1月に自身初の沖縄で“孤独自主トレ”を計画していることを明かした。来季から選手会によるナゴヤ球場での合同自主トレが廃止。福田は体がより動く暖かい南国を選ぶとともに、決して群れることなく単独トレーニングにする考えだ。なお、この日は、愛知県春日井警察署の一日署長を務め、同市内をパレードするなどした。

 初めての一日警察署長。普段と趣が異なる役目に、福田も少し戸惑い気味だ。ただ、実直な男は与えられた役目として交通安全、地域安全を呼び掛けた。そして春日井市民、警察官を前に来季の抱負を問われると「来年は優勝したい。自分が中心にいないといけない。中軸で引っ張って優勝します」と力を込めた。

 中軸で引っ張る-。そのためにも準備は欠かせない。年明けの自主トレは自身初の沖縄県内でやる方向で調整。しかも今や他球団の選手とも交流しながら合同トレを行うのが主流の中、福田は他の選手を伴わない単独トレの敢行だ。

 「年々、体の具合は違う。30歳を過ぎて、やっぱり体が違ってきていると思った」。いかに自分と向き合うか-そのためには他の選手に気を使っている暇はない。だからこそ一人で黙々と臨戦態勢を整える。

 今季は高橋が三塁に再コンバートされ、主戦場を失った。ただ、アルモンテの調子が上がらず、復調後もすぐに故障で離脱。「いつもとにかくスキを付いて、試合に出てやろうと思っていた」。福田は左翼で試合に出場を増やし、規定打席にこそ達しなかったが、自己最多に並ぶ18本塁打をマークした。

 現実的には、来季のポジションは左翼になる可能性が高い。残留したアルモンテ、育成とはいえ新助っ人シエラが強力なライバル。福田も常時出場へ向け「来年は外野をすることが多いと思う。肩の使い方も違う。暖かいところでやった方が、負担は少ないと思う」と古傷の右肩を考慮して沖縄行きを決断した。

 

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