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第19報  武藤敏郎氏の不敵な微笑が見える

 何故財界も言論界も皆武藤氏支持なのか、それほど周到な根回しが行われていた証拠だ、小泉純一郎氏
と小沢一郎氏はどうしても武藤氏が日銀総裁でなければ困るのだ。

 今日の日本の金融の混乱、機能不能の源は竹下登氏による掠め取りにある。その竹下氏に協力したのが
三重野康元日銀総裁である。

 竹下氏が掠め取った金はあちこちに小口、といっても10億円オーダーの単位で隠されている。その一部を貰った者のなかには、安倍晋太郎氏、青木幹雄氏、竹下亘氏(竹下登氏の異母弟)、らがいる。この詳細を全て承知しているのが竹下登氏のフェイバリット武藤氏なのである。

 武藤氏は自らを副総裁にしてくれた小泉純一郎氏のためにも裏舞台で縦横の活躍をしたのである。小沢氏が民主党総裁に就任したのち竹下亘氏から相当の資金が流れている。参議院選挙で小沢民主党が大勝したのもこの金が偉力を発揮した。

 ちなみに、いわゆる郵政選挙で小泉自民党が大勝したのも小泉氏のみ「資金が潤沢」だったからであり、これは武藤氏に負うところが大きい。言うなれば武藤氏はこれらの輩の弱味を全て握っているのである。しかも武藤氏の背後には山口組が控えている、これが竹下登から引き継いだ負の遺産である。

 かつて九州電力のW社長がM資金話の犠牲となって1千億円以上の手形を自ら決済し自殺しているが、それも竹下氏の毒牙にかかったのである。その時竹下氏に協力させられたのが住友銀行のI頭取と、第一勧銀のM頭取である。のちにこの二人とも非業の死を遂げている。

 福井氏も日銀理事、副総裁時代に竹下氏の裏仕事に協力させられその均霑に浴している。ここで竹下的なものを一掃して日銀を立て直さないと、日銀はご臨終である。

 福田氏の背中越しに小泉氏と小沢氏の顔が見える。
                                     山 路 信 義


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