|
第67報 アメリカが日本国を信用しなくなる
サンフランシスコ平和条約締結後日米関係がおかしくなりかけたことが数回ある。一回目は鳩山一郎総理の訪ソのときである。同行した河野一郎農林大臣が全権としてフルシチョフ首相との二人だけの秘密会議を持ち、北洋での漁業操業と引きかえに択捉、国後の二島を放棄した。これもアメリカに事前相談なしにしたうえ、帰路イギリスに立ち寄りコールダーホル型天然ウラン重水炉原子炉の輸入を独断で決めてきた。
アメリカが原子力の平和利用とその研究を始めるよう日本国政府に勧告し援助を申し出た直後の突然の出来事で軽水炉の日本国への輸出を考えていたアメリカにショックを与えた。
これを案じた三木武吉氏が岩渕辰雄氏の助言を受けて、幹事長だった岸信介氏を急遽訪米させ河野一郎氏のアメリカ訪問前に日本国の真意を伝え鳩山内閣においても日本国の対米政策に全く変更のないことを伝え事なきを得た。
次が沖縄返還交渉の時である、繊維の輸出規制を約束して沖縄返還を勝ち取った佐藤栄作総理が、縄と糸を取引したという国内の批判をかわすためこれを公式に否定し、ニクソン氏の怒りをかった。通産大臣大平正芳氏は佐藤総理に全く協力せず、その後釜の通産大臣宮沢喜一氏が佐藤総理の期待に反し益々拗らせてしまった。
これを解決したのが宮沢氏の後に通産大臣となった田中角栄氏である。織機一台を廃棄処分にした企業に、一台につき1千万円の補助金を与え繊維の生産量を削減させ、これによって業界の同意を取り付けた角栄氏の面目躍如たるものがあった。これによりこの問題は事なきを得た。
第三回目が鈴木善幸総理である、日米安保条約は軍事同盟ではないという迷言を吐いてアメリカの不信ををかった。辞職して中曽根康弘総理が登場してロンヤス関係で事なきを得た。
しかしその中曽根氏が問題を起こした。最後の訪米前にレーガン氏の特使Dr.エドウィン.アーサー シュナイダー氏を通じて約束した、太平洋のシーレーンを日本国が守ると言う声明の約束を、共産主義テロ国家中国の要請を受けた後藤田正晴氏の脅迫的進言を受け入れて訪米直前に約束を翻し、えいえいとして築いたロンヤス関係を一瞬にして崩壊させてしまった。これが第四回目である。中曽根氏はそれ以来未だに全くアメリカの信頼がない。
その後竹下登氏、宇野宗佑氏、海部俊樹氏、宮沢喜一氏、細川護煕氏、羽田孜氏、村山富一氏、橋本龍太郎氏、小渕恵三氏、森喜朗氏、と日本国の総理はめまぐるしく変転し、小泉純一郎総理でブッシュ氏と小泉氏の蜜月関係が築かれ安倍晋三総理に引き継がれたのである。その安倍氏が共産主義テロ国家中国の意を受けた左翼勢力につぶされたあと、中国の傀儡政権福田康夫総理が実現して、日米間にすきま風が吹いている。
第五回目は、この極めて微妙な日米関係の時に本来ブッシュ氏と親しかった小泉氏が大チョンボをして、ブッシュ大統領の不興をかっている。まことに由々しき事態である。今日本国にとって最も大事なことは日米関係で、日米の友好関係、同盟関係は日本国の生命線である。アメリカとの友好関係なしに日本外交はない。ブッシュ氏の信頼を失った小泉氏には早く消えてもらった方がいい。そして福田氏は何をトチ狂っているのか。
早く福田氏を引きずりおろし、対米関係をさらに強固にする外交のできる総理を選ぶことが急務である。日米同盟関係なしに日本国の安全はあり得ないのである。それにしても小泉純一郎氏,小和田恒氏、武藤敏郎氏らが狡猾な謀略にアメリカ大統領まで巻き込み結果的に騙して、日本国の信用を失墜してしまったことは、万死に値する。小泉氏は直ちに議員辞職をして蟄居すべきである。
山 路 信 義
|