第83報 福田康夫氏は秘密主義、独裁的ファッショ体質の男である
新組閣は、日本国と日本国民のための安全安心内閣ではない。福田氏と中国のための安全安心内閣である。今回の毒餃子事件、拉致問題の交渉の進め方を見ればよく判る、「情報秘匿」である。また、日中首脳会議も殆んど内容を公表しない、いわゆる秘密外交である。
今回の組閣の根本は個人的に福田氏を裏切る可能性のない人を選んでいる。中山恭子氏はそもそも東大法科卒で外務省に就職しようとしていたのを福田赳夫氏の勧めでで大蔵省に就職した時から福田赳夫氏と親しい間柄である。
野田聖子氏の祖父の野田卯一氏は当時大蔵省の3田と言われた福田赳夫氏、池田勇人氏、野田卯一氏の一人であり、福田赳夫氏は池田氏とは対抗したが野田氏と親しかった。
林幹雄氏の父は千葉三郎氏の下で素心会の事務局長を務めた林大幹氏であり、防衛大臣の林芳正氏は、山口県で佐藤氏に対抗した男で、田中派から宏池会に移った元日中友好議員連盟会長の林義郎氏の子息である。
党三役を見ても笹川尭氏の父、笹川良一氏に勲一等を贈らせたのは当時の総理大臣であった福田赳夫氏である。保利耕輔氏の父の保利茂氏は、佐藤派にあって田中氏に対抗し福田赳夫氏を支持したグループの指導者であった。
福田氏はサミットを主宰したことで父赳夫氏を超えたのであり、もう満足であろう日本国をどうしようと言う構想も気概もないサラリーマンのなれの果てである総理は、外に何もないのであるから、早く総理を辞めて貰いたい。
ちなみに小泉氏を無視して組閣したのは、小泉氏が戦後最大の刑事事件の可能性のあるスキャンダルで、捜査の対象になっていると言う情報を総理という立場で握ったからであろう。国民の目線で安全安心と言うこと自体ナンセンスであるが、それも嘘である。自分自身のための安全安心ということである。
そして又、小沢一郎氏も小泉氏と同じ大スキャンダルの捜査の対象になっている可能性があり、小沢一郎氏が代表になると民主党は必ず選挙に敗北する事になる。
山 路 信 義
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