こうたの物語集

「声出したら駄目だよ。みんな静かにね。」
るり子が念を押すようにそう言います。
「こうた君、寒くない？」
るり子が優しく僕に問いかけます。
「寒いです。」
僕は嘘をつきました。店内のトイレは、店内と比べると暖房の効きは良くないものの、そんなに寒くはなかったのです。とはいえ、寒くないと答えるときっと裸にされると思ったので、僕はるり子に嘘をついたのでした。
「そう、寒いんだ。」
「ちょっと位我慢しろよ。」
順子が、そう言いながら、僕のほっぺをかるくつまみました。
「そうだね。我慢してもらおうかな、すぐ慣れると思うし・・・。」
るり子はひとり言のようにそう言うと、また僕のパンツとズボンを一気に脱がせるのでした。
「はやく、足からパンツとズボンを抜いて。」
るり子に言われるまま、パンツとズボンを足から抜きました。
るり子と順子は、僕のおちんちんに視線を下していますが、とみ子はおちんちんから視線をそらしています。
「相変わらず、かわいい～。」
るり子はしゃがんですぐに僕のおちんちんの先っぽを摘まみながら、そう言います。
順子は無言で、僕のタマを一つずつ、親指と人差し指で確認しながら触っていました。
るり子は小さい声で、順子ととみ子に話し始めました。
「これねぇ、包茎っていうんだって。大人になると剥けてくるらしいよ。」
「そうなんだ、包茎っていうんだ。」
順子もまじまじと僕のおちんちんを見て、るり子に確認するようにそう言います。
「ここのこの皮の中に入っているのが、出てくるの？」
「そうみたいだよ。」
「でも、皮ばっかりみたいだけど、中身がでてくるのかな？」
「みんな出てくるんじゃないの？」
僕は、その間目をつぶっていました。その頃から、異性に性器を触られる時には目をつぶるようになったと思います。
「こうたくん、顔を赤くして目をつぶって、かわいい。」
るり子が、僕を見上げるようにそう言いました。僕は、るり子にそう言われ、目を開けて下を見ると、ちんちんの前にあるるり子の顔があり、そしてるり子と目が合いました。るり子は、僕に笑い掛けたように思いましたが、僕はまた目をつぶってしまいました。
「そうかな？かわいいかな？私は、可愛いとは思わない。むしろ、もっと泣かしたい。こいつの泣き顔見ると胸がすっとするから。」
順子が、るり子の言葉に反対するようにそう言います。
「とみ子はどう思う？」
るり子は、僕のおちんちんの先っぽから、根元の方まで、中身を確認するように手を動かしながら、とみ子にそう聞きました。
「私、この子、あい子の事苛めてたの知ってるから、弱い者いじめするずるい子っていう感じしかしなかった。でも、この前女子達の前で泣かされてから、男子って感じがしないんだよね。」
とみ子は、にこりともせず、僕のおちんちんに目をやりながらそうるり子と順子に言いました。ゆみか達と違って、大人しいタイプのとみ子にそう言われて僕は、とても惨めな気持ちになりました。もちろん、順子にしたって、他の男子の前では優等生の女子で通っているのですが・・・。
「そうだよね、こいつ弱い者いじめしてさ、この前、私にワレメ見てやるとか言ったんだよね。そうだろ、ちびこう！」
「うん。」
「うんじゃないだろ。はいだろ。」