あい子にパンツが黄色くなっていないかチェックをされ、他の女子にも惨めな姿を見られた後、僕はすぐにパンツとズボンを履き、教室から逃げるように出て行きました。もちろん、教室から出る時には、クラスの女子達に気をつけをして「帰っていいですか?」と聞いて、ゆみか達に了解を得てから出たわけですが・・・。
その日は、僕の両親の帰りが遅くKさんの家に行かなくてはならない日でしたので、ゆみか達が追いかけて来ないか確認しながら、Kさんの家に走って行きました。
Kさんの家に行くとゆみとゆみの妹のゆかりとゆりも既に学校から帰ってきており、いつものように僕を「おかえり」と言って迎えてくれました。
由美の変わらない僕への対応に、安心しましたが、ここ数日の間に女子達に恥ずかしい姿を見られたという惨めな気持ちと、集団の女子という者への怖さを感じていたので、ゆみに対しては怖さは無いものの、女子であるゆみに対して、顔をまともに見る事ができなくなっていました。ゆみもそんな僕が心配な様子でした。
「こうた君、何か最近変だけどどうかしたの?」
クラスの女子ややよい達に恥ずかしい姿を見られてしまった僕の事を、“クン”付けで呼んでくれるのはもうゆみしかいません。ゆみにしても、僕の惨めな姿を他の女子に見られてしまった事を知ったら、きっと軽蔑してしまうだろうとそう思いました。
「別に何もないけど・・。」
「何か、おどおどしてるみたいで、今までのこうた君と違うみたい」
「別におどおどしてないけど。」
僕は、ゆみの視線をそらして平静を装ってそう答えました。ゆみは納得していない様子でしたが、それ以上は追及してきませんでした。
「だったらいいけど、明日から合唱の練習があるから嫌だな~。」
ゆみはそう言い、「だって放課後とかも絶対練習が長引くもん」とそう続けました。
「そ、そうなんだ。放課後とかも練習するんだ。」
授業中だけでなく、放課後も女子達とずっと一緒に居なくてはいけないと思うと改めて僕は憂鬱になるのでした。
「こうた君ともあまり遊べなくなるね。」
ゆみはそう言い、「あ、男子と女子は別々になるからあまり会うこともできなくなるんだ。廊下ですれ違うくらいだね」とそう少し寂しそうにいいました。
「そんなことないよ。俺もソプラノだから、ゆみと一緒に練習するんだよ。」
僕は精一杯強がりながら、ゆみにそう言いました。
「え!?だって、女子はソプラノ、男子はテノールって決まってなかったっけ?」
ゆみは、驚いた様子で僕にそう問いかけました。
「そんなの決まってないみたいだよ。先生もそう言ってたし、クラスの女子からも一緒にやろうって言われちゃってさ!」
「ふ~ん。こうた君人気あるんだね。この前は6年生の子だったからしょうがないけど、喧嘩も強いし、頼れる感じがするもんね。」
ゆみは、そう言い優しく僕に笑いかけてくれました。僕は、その笑顔を見てゆみを裏切っているような気になったことを覚えています。
「でも、私たちのクラスは男子は全員テノールだし、隣のクラスも確か男子は全員テノールって聞いたけど?そうすると女子は全員で60人だから、その中で男子はこうた君一人になっちゃうんだけど、いいの?」
「大丈夫だよ。それにもう決まった事だしさ。」
「もう一つ嫌な事があるんだよね。それはさ、こうた君のクラスにゆみかちゃんがいるでしょ。背も大きくて怖そうな感じだから・・・。」
ゆみはゆみかを背が高いと言ってますが、ゆみは僕よりも5cm位は背が高いのです。それでも僕にゆみはそう言い、僕の顔を見ながら「意地悪されそうになったら助けてね」とそう続けました。
「大丈夫。任せて。」
僕はそう言ってしまいとても後悔しました。だって、ゆみかに勝てないのですから・・・。
「良かった~!」
ゆみは本当に安心したかのようにまた優しい笑顔を僕に向けました。
その日は、ゆみの家で晩御飯を食べさせてもらった後、お母さんが迎えに来たので家に帰りました。家に帰った後は、明日の事を考えると憂鬱であまり眠ることができなかった事と、ゆみに対して嘘をついてしまったことを後悔した事を覚えています。
翌日、気の重たい一日が始まってしまいました。
昨日は、あい子にパンツチェックをされ、クラスの女子達に四つん這いでパンツを取りに行くところを見られて笑われ、僕はどんな顔をして学校に行けばいいのか、とても悩みました。でも、学校を休み事は親に心配を掛けることにもなるのでいつもの通り学校へと向かいました。
教室に着いて時間割表を見ると、今日の5,6時間目は自由時間となっており、いよいよ卒業式で6年生に贈る歌の練習が始まる事を実感させられました。
その日もあっという間に4時間目が終わり、給食を食べ終わるとお昼休みになりました。僕は、今日は運動場で時間を過ごそうと思いましたが、ゆみか達に呼び止められ、また教室の席に座ってゆみか達の意地悪を受ける事になったのです。
「ちびこう!今日はパンツ黄色くなってるんじゃないの?」
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更新おつかれです。いよいよですね。合唱の時間。楽しみ~。頑張れ-こうた!
2009/11/22(日) 午後 6:20 [ りょう♂ ]
何も知らない女の子の前で、まだまだ可愛い包茎のおちんちんを晒すのは、ものすごい屈辱ですね。もっと、皮被ってることや子供であることを自分たち(女の子たち)と比べれられて、嘲笑されると面白いです。小学校の高学年の頃は、本当に女子の方が体格も良く、性的にも精神的にも身体的にも知識的にも大人ですからね。
2009/11/23(月) 午前 2:38 [ ファン ]
そうですね
これからがとっても楽しみです。
ただ小学女子はそんなに包茎に対してダイレクトな知識があるわけではないので、むしろ包茎の中身の構造を知られてしまった方が恥ずかしいです。
普通は目に出来ない同世代男子のおちんちんの中身までつぶさに見て勝ち誇る女子達の姿を、いつものように克明な描写で描いて欲しいです。
応援していますよ~
2009/11/23(月) 午前 9:01 [ PK ]
りょう様、ファン様、PK様コメントありがとうございます。
皆さんから素早いコメントに、更新も頑張らねばと思い早めに更新いたしました。
また、コメントよろしくおねがいします。
2009/11/23(月) 午後 9:16 [ こうたこうた ]