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第97報 福田総理は誰の為に辞めたのか

 福田康夫氏は自分のために総理を辞めたのだ。日本国民のためでは断じてない、もともと彼は総理大臣になってはいけない人物だった。政治家としての識見も国家国民を指導するという気概も、日本国をどうするという見識もない凡夫であって、総理の器ではなかった。

 外交が好きだというが外交など出来る玉ではない。父の赳夫氏が出来なかったサミットを主催し、北京オリンピックに出席し、靖国神社参拝をしなかっただけで自己満足であろう。対、ロ、韓、中国の領土問題、毒餃子事件と、わずらわしいことは手をつけず先延ばしにし、日本国の国益など一顧だにしない男だ。

 福田氏は今、内閣を投げ出した結果二人の太田氏を助けた。一人は公明党の太田昭宏氏だ。矢野絢也元公明党委員長の参考人招致を実現させないため、国会召集を大幅に遅らせ解散の時期も早めようとした公明党の思惑通りになるような辞め方である。これで池田大作氏、公明党と福田家の裏の親密な関係はかろうじて維持出来るかも知れない。もう一人は福田康夫夫人の従姉弟の太田誠一氏で、とにかく大臣を辞めることが出来た。

 福田氏は選挙区を長男に譲って引退ということで万々歳ということだろう。しかしこの一年、そして今の政治空白は、日本国及び日本国民に計り知れない損失を与えたことになる。要するに福田康夫氏は無責任で我が儘で、いい加減な男で、役人で言えば課長より劣るということだ。

                                        山 路 信 義


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