教室に入ると、案の定、何かが違います。クラスのほとんどの男子が、僕の事を無視しているのです。
最初は気のせいかと思ったのですが、クラスで目立つグループの男子に声を掛けても僕を避けるように、僕から視線を外してしまうのです。僕は、目立たないグループの男子に声を掛けて、「ゆみか達に何か聞いた?」と言うと、「僕達には何も言ってこなかったよ。でも何かC君達には何か言ってたよ。」とそう答えてくれました。最もこの男子も給食の時間までには、ゆみかに何か言われて、僕のことを無視することになるのですが・・・。
僕はすぐに、ゆみかが昨日の事を言ったのだと思いました。そして、ゆみか達が必ず僕にちょっかいを出して来ると覚悟をしていたのです。でも、朝の会が始まるまでゆみか達は僕にちょっかいを出してこず、そればかりか授業の間の休み時間にも何もして来ませんでした。僕は、おかしいなと思いながら給食の時間になりました。
給食を食べて、男子から無視されていることもあり運動場に行くのもやよい達に声を掛けられる危険もあるし、今日の休み時間は教室で過ごすか、トイレで過ごすか迷っていましたが、結局トイレに行って時間を過ごすことにしました。ところが、今日に限ってというか、待ち伏せをしているのかわかりませんが、きのうやよいが連れてきた京子が友達らしき女子と共に、何故かトイレの前にいます。男子トイレと女子トイレは隣同士になっているので、たまたまだったのかも知れませんが、僕は教室に戻るしかなく、自分の席に座って、また本を読んで時間をつぶすしかなくなったのです。
僕が、本を読み始めてすぐの事です。僕のそばにゆみかが近寄って来ました。そして、すぐ後にみどりも近づいて来ました。
「また、本なんか読んじゃって、運動場に行けよ!」
みどりは、最初から僕を馬鹿にするように、命令するように強い口調で僕に言いました。
僕が黙っていると、今度はゆみかが「6年の女子が怖いんだろ、またちんちん見られるから」とそう言い、教室に残っている女子達の視線が僕に向いたのを確認すると、「あ、違うか、自分で見せてたもんね。おちんちん」とそう言い直しました。
僕は、「変な事言うなよ!お前ら馬鹿じゃないの!」と精一杯強がってゆみか達に言い返しました。
「変な事じゃないよ。昨日公園のトイレでこうやって見せてたじゃん。変態!」
僕が昨日したように、体操服を捲り上げ、股間の部分を突き出して、教室にいる女子たちに聞こえるような声で、僕に言いました。教室の女子達から、失笑が漏れました。
僕は、とうとうクラスの女子達に昨日のことを知られてしまったのと、自分がどのようにおちんちんを見せたのかをみどりが演じた事により、恥ずかしさが倍増し、顔を赤くしてゆみか達を見ていました。
「何とか言えよ。こうた!」
クラスのほとんどの女子達も僕達のやりとりを見ていて、僕の言葉を待っているようでした。
僕は言い返すことができず、黙っていると、みどりが僕を馬鹿にするように、こう歌いだしました。
「だ~れかさんが、だ~れかさんが、だ~れかさんが見~つけた。小さいちんちん小さいちんちん、こうたのちんちん見~つけた。」
みどりの歌で、ゆみかだけでなく、教室にいるほとんどの女子が大爆笑しました。
そして、離れて僕達のやりとりを聞いていた女子達も近づいて来ます。
「ねぇ、ゆみか、本当なの?」
「みどりも見たの、こうたのアレ?」
「本当だよ。公園の女子トイレに6年の女子と入って言って、最初はその6年の子にズボンとパンツ脱がされたんだけど、すぐに、さっきみどりがやったみたいにこいつ自分で体操服を捲って、見せてたんだよ。」
やよいは、僕にもっと恥ずかしい思いをさせたいかのように、女子に説明をします。
みどりも、「私も見たよ。それでね、見ただけじゃなくて、こうたのちんちん、こうやってピーンてなってた。」そう言いながら、股間に右手を持って行って人差し指を上に向けて、僕には軽蔑のまなざしを向け、そして女子には爆笑しながら説明をしています。
「ピーンってどういうこと?」みどりの話を聞いた女子達は、さらに興味を持ったようでした。
「多分、勃起だと思うよ。うちのお兄ちゃんが言ってたもん。男は興奮すると、アレが立つって!」
他の女子も解説に加わりだして、大人しい女子を除くクラスの女子達が15名ほどが僕を囲むようになってしまいました。
「こいつ、私達には無理やり6年の女子に見られたとか泣いて言ってたのに、結局、自分で見せて興奮してるなんて変態じゃない?」ゆみかが、僕の耳を掴みながらそう言いました。
僕はその時は、恥ずかしさと、女子に囲まれているという怖さで、ただ顔を赤くして黙っているしかありませんでした。
「ところで、こうた、毛生えてた。」
その質問に「いや~だ」という声が誰かからもれました。
その質問をしたのは、やよいに放課後の運動場で、一番最初にパンツを脱がされた時にいた女子でした。僕は何でそんなことを聞くのか理解できませんでしたが、その子はただ確認がしたかったようでした。
「ううん、つるつる。赤ちゃんみたいなちんちんだと思う。でも私が見たときは、ピーンってなってた。」(大爆笑)
「だよね、私が見たの放課後だし、よく見えなかったから。やっぱり、生えてなかったよね。アレも小さくて見えなかったし。」(笑)その質問をした女子は、そう確認して納得していました。
「ねぇ、こうた君、アレ見られると興奮するの?」
僕は、この質問を聞いて体がピクッと動いたかもしれません。その質問をした女子は、僕が好きな子だったからです。その子とはあまり話しをしないのですが、勉強がよく出来て、授業中には活発に意見をいう割には、あまり目立とうとはしない、可愛らしい女の子です。名前は、るり子と言います。
僕が黙っていると、みどりが「そうみたいだよ。女子におちんちん見られると興奮するんだって!」僕の変わりに答えます。
「今だって、ルリに見せたいかもよ。小さいちんちん。」
みどりの一言に女子達は大爆笑をしました。
僕はたまりかねて反論をしようと思ったのですが、ここは黙って耐えようと思いました。何故なら、逆らってもし喧嘩になったら、勝てないと思ったからです。よく考えたら、2、3名の女子を除いて、他の女子は僕より背が高く、多分僕より体力的にも勝っているのではないかと考えたからです。
「どうなんだよ、こうた!」
ゆみかが、笑いながら、僕の体操服を捲り上げました。僕は座っているので、何も女子達には見えませんが、体操服が捲りあがってお腹がすーっとしました。
僕の極端に体操服をかばう姿が面白かったのか、ゆみかは何度もそうやって体操服を捲り上げました。同じように僕の仕草が面白いのか、他の女子達は笑いながら僕を見ていました。
「ねぇ、立つってどういうこと?」別の女子からまた質問が出ます。
「おちんちんがあるでしょ。普段はこうなってると思うけど、それが上に向かってピーンとなるんだよ。」
みどりが、さっきと同じように説明をします。
「それよりさ、見せてもらえばいいんじゃない。こうた君に。アレ。」
るり子は、声を落として、僕を囲むようにしている女子の輪を小さくして女子たちにそう言いながら僕の下半身を指差しました。
その時は僕も教室から逃げ出そうとしたのですが、それを察知したのかゆみかが僕の肩に手をやって動けないようにしていました。
るり子の言葉に、女子達の反応は「え~っ」という驚きの声と、「いやだ~」という声もありましたが、るり子が「見たい人だけ見せてもらえばいいじゃない」と付け足すと静かになりました。
そして、ゆみかが「そうしようか」と言い、「見たくない人、手を上げて」と女子達に聞きました。
さっきは「いやだ~」とか言っていた女子も手を上げず、結局誰も手を上げませんでした。
クラスの女子たちに、僕はもう同級生の男子という感覚は無かったのかもしれません。ただ興味の対象というか、集団心理の恐ろしさというか、こいつならパンツを脱がしておちんちんを見てもいいだろう、そうみんな思っていたのでしょう。その証拠に誰一人として「かわいそうだからやめよう」という女子はいませんでした。
「で、どうするの?」
るり子は誰に聞くとも無く、そう言いました。それは、僕に言っているのかとも思いましたが、僕はそれに反応することなくただ黙って逃げるチャンスを考えるしかありません。
女子達は僕の頭越しに相談をしていますが、僕にはすべて聞こえています。
「昨日みたいに自分で見せてくれればいいんだけど。こいつ嫌がると思うんだ。だからみんなで最初は脱がすことになるけどいいかな?こいつが泣いても全部ぬがしちゃうんだよ。大丈夫?でもこれも男子の体の勉強だからさだいじょうぶだよね。」
ゆみかは、勝手なことを女子たちに言いました。女子達も「そうそう勉強だから大丈夫」と勝手なことを言って笑っています。
「たぶん、こいつ暴れるから、みどりが右足を持って、あい子が左足ね、それで、美智子が右手を持って、私が左手を持つから、ルリがこいつのパンツとズボン脱がしてやって。」
「私が!?」るり子は戸惑いの声を上げましたが、みんなの「言いだしっぺじゃん」の一言で、「じゃぁやる」ということになりました。その一言に僕はるり子に幻滅しました。
「で、どこまで脱がしちゃう?やっぱり、下だけ?私はすっぽんぽんにしてみたいんだけど。」
ゆみかが意地悪そうに笑いながら、みんなに言いました。
続く
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更新お疲れ様です。今回は、凄いです!興奮しすぎで、指が震えて、カキコうまくできません!次も楽しみに、しています。くれぐれも、お体大事にしてください。
2009/3/29(日) 午前 10:38 [ りょう♂ ]
早速のコメントありがとうございます。
とても嬉しいコメントです。
早く更新したいと思っています。
2009/3/29(日) 午前 11:51 [ こうたこうた ]
すごい次回が気になります!更新が楽しみです!
2009/3/29(日) 午後 1:00 [ たけ ]
たけさん、コメントありがとうございます。
早く更新できるように頑張りますね。
また見に来てください。
2009/3/30(月) 午前 8:08 [ こうたこうた ]
更新、ありがとうございます。
まだつるつるのおちんちんだということを、クラスの女子にばらされるのはすごく恥ずかしいです。女子は想像したでしょうね。まだ先っぽまで皮を被っていることもばらされたら、もっと恥ずかしいと思います。そして今度こそ本当に無理矢理力ずくで脱がされて見られて確かめられてしまうのですから。その方法さえも本人を前にして女子が相談をしているのは、かなりの屈辱です。ますます楽しみになりました。特に次回は見逃せません。
*PC故障のためコメントが遅くなり、すみません。
2009/3/31(火) 午後 7:24 [ ファン ]
ファン様コメントいつもありがとうございます。
PC大丈夫ですか?
僕も書きながら思い出しています。
またコメントください。
2009/3/31(火) 午後 7:47 [ こうたこうた ]