第113報 麻生さん頑張りなさい
定額給付金は全世帯に給付すればよい。高額所得者にも支給すればよい。これに異を唱えたとすれば与謝野馨氏は少しおかしい、彼は嘗て福田氏と小沢氏の大連立のお先棒を担いで見たりしたが、やることが理解できない。決めるまでの経緯はどうであれ政府が決めて発表したことであるからやればよい。財源はあるのだから問題は無い筈だ。
麻生批判に漢字の読み方について云々があるが、それはそれとして意味を読み間違えていないのだからよしとしよう。筆者は学生時代にゼミで夏目漱石の「文学論」を読んだ事がある、漱石全集の中でも最も読み難い本である。いたるところに難しい英文の引用文があり、それを一つ一つ読んでいく作業は大変だった記憶があるが、指導教官の島田謹二先生という碩学の教授の指導で読破した。
「文学論」の中で漱石は「簡単」と言う言葉を「単簡」と言う単語で表現している、前後を入れ替えているのである、しかしこれはミスプリントでもなくケアレスミステークでもない造語をしたものであった。麻生氏の未曾有の読み方でその事を思い出した。昔話で失礼。
小沢一郎氏は自己中心主義、自己顕示欲の権化である。しかも頭が良くない、嘗て彼に騙されて福田康夫氏は煮え湯を飲まされている。信用できない相手だ、麻生氏が信用できないと言ったとすればそれはまた正論である。
山 路 信 義
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『椿事件』
1993年9月21日、民間放送連盟の「放送番組調査会」の会合の中で、
テレビ朝日報道局長の椿貞良が、選挙時の局の報道姿勢に関して
「小沢一郎氏のけじめをことさらに追及する必要はない。
今は自民党政権の存続を絶対に阻止して、
なんでもよいから反自民の連立政権を成立させる
手助けになるような報道をしようではないか」
との方針で局内をまとめた、という趣旨の発言を行う。
(ウィキペディア「椿事件」)
2008/11/27(木) 午前 0:23 [ 、 ]