こうたの物語集

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小学生時代 7

「泣いてないで、立てよ!」みどりに右手を掴まれ、左手をゆみかに掴まれ僕は強制的に立たされ、川辺にある木の生い茂った歩行者専用道路からは死角になる場所までつれていかれたのです。
 
僕はまだ半べそをかいたまま両手を掴まれ、ゆみか達は僕を取り囲むように大きな木の下へ僕を立たせました。
僕は“怖さ”の為に、ゆみか達の言いなりになるしかなく、女子五人の見世物のように木の下に達、俯いて、時々溢れてくる涙を手で拭っていました。
「まだ泣いてるよ、こいつ!」
みどりが他の女子に向かって僕を馬鹿にするように言いました。
「さっきまでの勢いはどうしたんだよ!」
ゆみかが僕に近づいて笑いながらそう言った時、ゆみかの動きに僕は反射的に頭を両手でカバッテしまって、その動作が女子達にはとても面白かったようでみんあ大笑いしはじめました。
「こいつ!びびってるよ!」とゆみかは笑いながらみんなに言ったようです。
「おい!こうた!顔を見せて見ろよ!」
僕はゆみかにそう言われたものの、泣き顔をクラスの女子達に面と向かって見られるのは恥ずかしかったので、俯いて眼の辺りをこすってただ立っていました。
「おい!無視するなよ!」
ゆみかにそう言われ、僕は顔を上げました。
「こうた、鼻血がちゃんと拭けてないじゃん!ティッシュ上げたでしょ!」
先ほど、僕にティッシュを投げて寄越した恵子が調子に乗って僕を嗜めるように言いました。クラスでは「こうた君」と呼ぶ恵子に初めて「こうた」と呼び捨てにされて少し悔しかったことを覚えています。
「こうた君、これでもう一度拭いたら?」
恵子や美智子と同様にクラスでは大人しく、ゆみかの妹のようにいつもくっついている宣子が僕に真っ白なハンカチを僕に差し出してくれました。
僕がそのハンカチを取ろうとしたのですが、ゆみかの声で取るのをやめました。
「宣子!ハンカチが汚れちゃうから、借さなくていいよ!」
「でも、ゆみかちゃん・・・。」
「こうた!いいよな!?ハンカチ借りなくても?」
僕はゆみかにそう言われ僕は小さな声で「うん」と答えるしかなく、そしてまた顔を隠すように俯きました。
「威張っていたのにゆみかに泣かされちゃったね。男子のくせに情けないの~。」
続く

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いいですね。早く続きが読みたいです。

2008/7/13(日) 午後 4:14 [ ファン ]

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このあとどうなっちゃうのかなー

2008/7/14(月) 午後 0:01 [ masa ]

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コメントありがとうございます。
本当はもう少し書いたんですが、コピペを失敗したようです。
次回はもっと更新したいと思っています。

2008/7/14(月) 午後 9:09 [ こうたこうた ]

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それは残念です。確かに今回はいつもより短いですね^^。また読ませていただくことを楽しみにしております。

2008/7/15(火) 午前 0:27 [ ファン ]

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いつもコメントありがとうございます。
早く更新するようにしますのでまた見に来てください。

2008/7/15(火) 午前 5:10 [ こうたこうた ]


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