こうたの物語集

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小学生時代 2

僕は、トボトボと二人の後を着いて校庭を歩いていました。すると歩いている僕の背中にボールが飛んで来ました。僕はびっくりしてボールの飛んできた方向をみると、そこにはゆみか達がいました。ゆみか達は女の子ばかり10人くらいでドッヂボールで遊んでいるようでした。
「痛いなー、気をつけろ!」僕はそう言って、ボールをゆみかに投げつけました。割と強めに投げたボールでしたが、ゆみかは胸でしっかりボールを受け取り、僕が歩き始めるのを確認すると、もう一度僕の背中にボールをぶつけてきたのです。
僕は、わざとボールをぶつけて来た事に気付き、そして「なんでそんな事をするんだよ!」とそう言いました。
「この前、手を叩かれたお返しだよ!偉そうに言うなフルチンのくせに!」
そうゆみかは憎憎しげに僕に言い返してきました。僕がゆみかに言い返そうとした時、それを少し離れて聞いていたやよいとめぐみが僕に近づいてきて、こう言ってくれたのです。
「こうた君、この子に苛められてるの?ちょっと、あんたこうた君は私達の弟みたいなもんだから、意地悪はやめてくれる!」
やよいの啖呵にゆみかは何も言い返すこともできず、悔しそうな顔をしてボールを拾ってみんなのところに戻っていきました。
僕は、やよいに「ありがとう」と言いましたが、やよいは「いいよ別に」というだけでした。
僕は、これでこれからゆみか達にからかわれる事はないかもしれないという安堵感と、でももともとはゆみかにからかわれる原因となったのはやよいだったんだよな、そのやよいに助けられたのか、という複雑な気持ちになりました。
二人は、時々僕の方を見てクスクス笑いそしてちゃんとついて来ているか確認をしてどんどん歩いて行きます。
僕が素っ裸にされた公園を通り過ぎ、そしてみほの家に着きました。
みほの家はとてもきれいな洋風の白い家で、庭にはきれいな花が咲いており、きれいだなと漠然と思いながら門を入っていきました。
めぐみがみほの家の玄関のドアを開け「みほー来たよー!」そう言うと、ヤマビコみたいなタイミングで「入って来ていいよー」とみほの声が返って来ました。
広い玄関には、たぶん妹の物なのか、キャラクターものの靴が置いてあり、そしてたぶんみほの靴、そして地元の中学校指定の少し大きい紐靴が二足置いてありました。
僕は二人に続いて、靴を脱ぎ「お邪魔します」といって、みほの家に上がりました。
みほの家は、僕の家と違って、まだ建てたばかりなのかとてもきれいで、そしてとてもいい匂いがしています。
「こうた、そのスリッパ履いていいんだよ。」
やよいにそう言われ、きれいに並んだスリッパの中からやよいに指をさされたスリッパを履いて、やよいとめぐみの後をついて、階段を上って行きました。
二階に上がると、廊下の突き当たりのドアに“みほ❤ちほ”という可愛いネームプレートがかかっている部屋があり、それがみほと妹の部屋でした。
やよいがドアを開け、めぐみと「おじゃましまーす」と入っていき、そして僕もみほの部屋に入っていきました。
みほの部屋は、みほの机と妹の机、そして二段ベッドがあり、真ん中に絨毯が敷かれ、床はフローリングで10畳くらいの広さがあります。いくら二人で使っているとはいえ、すごいうらやましいなーと僕は感じました。
「どうぞ、入って。」
みほは笑みを浮かべて僕達3人を迎い入れててくれました。

続く

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あれれ、やよいとゆみかは仲間になると予想していました。手を叩かれた仕返しをやよいに頼むとか。まさか敵対するとは思いもよりませんでした。これからどう展開するのが見当もつきません。もちろん、その分楽しみです。

2008/5/1(木) 午後 10:46 [ ファン ]

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コメントありがとうございます。
今後も読んでコメントください。

2008/5/1(木) 午後 11:26 [ こうたこうた ]


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