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魔導具師ダリヤはうつむかない 作者:甘岸久弥
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243.パッドに関する学術的意見交換

「近い……これならまずわからないくらい近いわ!」

「そうでしょうか? 私はもう少し柔らかさが必要ではないかと……」

「ダリヤはどう思う?」

「ダリヤさんはどうです?」

「ええと……私はこのままでもいいかと……」


 スカルファロット家の別邸、その工房内で、ダリヤは答えに窮していた。

 共にいるのはルチアとイデア。ダリヤの護衛であるマルチェラは、乗馬の授業に行っている。


 現在の研究対象は『胸パッド』、話し合っているのは感触についてだ。

 上着を脱いでいるルチアに、上着の他、金属の骨を入れたサポーターらしきものまでとったイデアが、真剣に議論している。


 三人が囲むテーブルの上に置かれたのは、楕円の白い袋。

 中身は高魔力で土・火魔法を付与した薄錆色の粒『砂丘泡ドゥナボーラ』、そして、レッドスライムに水魔法を高魔力で付与した『人肌保温材』である。

 二つを混ぜ合わせたそれは、触れると柔らかな脂肪感とぬくみを感じさせる。


 上に服を着るのだ、揺れるときにわかるとはいえ、そうそう触れることはない。

 そもそも一般的な胸パッドはふわふわした綿ではないか。なぜそこまでリアルさを求めなくてはならぬのだ。


「うーん、やっぱり個人差が大きいのよね」

「平均的な触感にするよりも、個人に合った感触を作る方がいいのかもしれません」


 試作している胸パッドを手に、ようやく結論が出ようとしていた。


「ダリヤ、これだけ先にもらっていってもいい? 安全のために状態固定の魔法は、服飾ギルドでかけてもらうし、守秘が必要なら神殿契約を入れるから」

「大丈夫よ。でも、これだけでいいの?」


「うん。服飾ギルドで、病気で片方の胸をとらなきゃいけなかった人がいるの。神殿で治したけど、再発して、もう一度元に戻すのは金額的に無理だったって。今は綿の詰め物をしてるんだけど、元々胸があった人だから、ちょっとバランスがとれないらしくて――それに、最近『冷えが内臓にじかでくる気がする』って言っててとっても寒そうなの。冬に間に合ってよかったわ」

「そういうことだったの……」

綿わたパッドって意外に不便なのよね。すぐへたるし、ぶつかったときの衝撃はそんなに減らせないから、人混みを歩くのも気を使うそうよ」


 医療面でも切実な問題だった。確かにそれは大変そうだ。


「見た目だけの問題ではないのね」

「うん。病気とか怪我って、神殿で完全に治せるものばかりじゃないし、王都の外だと、神殿に来る前に七日過ぎちゃうから、治せないことも多いって。貴族なら治癒魔法の使える魔導師がいるけど、神官は少ないし高いから、地方の庶民には無理だもの。やっと王都に来ても七日過ぎてて、そのまま治せなくて救護院に入る人もいるんだって」

「知りませんでした。神官が地方にもいるとばかり……」


「神官を増やすのは無理だけど、服でどうにかできるならしたいじゃない。これからの服飾ギルドでは、こういうサポート系もばんばん出していきたいの。気持ちがいちゃったから、この前はお偉い方のいるところでもああ言っちゃったけど……」


 先日、ルチアは貴族の男性もいる中で、胸パッドの話を出していた。一応、本人も気にしてはいたらしい。

 もっとも、ベルニージなどもあっさり話題としていたので、不興はかっていないだろう。


「もちろん、よりリアルだし、見た目も好みにできていいじゃない。肩とかお尻に足したい人も多いし。逆に削りたい場合はコルセットとかサポーターがあるし」

「肩パッドはやっぱり男性に多いですか?」

「ええ。なで肩気味だとスーツに迫力が出づらいの。それはそれで衿とかを工夫すると知的な感じになるんだけど。貴族で騎士の人、引退した人は入れることが多いわ」

「それって、綿わたのパッドではだめなの?」

「それがね、わざと肩を叩いて『詰め物か!』って大袈裟に驚いたり、嘲笑うのがいるんですって」

「陰湿だわ……」


 そんなところにまで皮肉を言ってくる者がいるとは、貴族男性も、なかなか大変らしい。


「貴族は出る場ごとに服が決まっていることも多いから、どうしても似合う似合わないが大きくなりやすいのよね。本当は男物も女物もなく、好きで似合う服装がいいんだけど、うちの国もまだまだかなぁ」

「でも、隣国ですと、異性の服を着ているだけで白い目で見られるそうですし。オルディネは自由な方だと思いますよ」

「隣は同性婚もないものね。オルディネに来る人が多いのがわかる気がするわ」


 この国では同性婚も重婚も正式に認められている。

 割合としては少ないが、ご近所でも同性婚の夫婦はいるし、違和感はない。街でも装いでどうこう言われるといったことは少ない。


 他国で同性で結婚できなかったり、迫害されてこの国に来る者は少なくないという。

 もっとも、近隣の国民を奪う形でもあるわけで、国同士が少々もめることもあるらしい。なかなか難しい話だ。


「そういえば、今までわからなかったんだけど、イデアさんて、胸が結構ありますね。ベアトップも似合いそうなのに、なんで胸サポーターを?」

「胸なんてあっても邪魔なだけです。動きづらいのと太って見えるので、普段はサポーターと上着でカバーしているんです。大きいサイズのランジェリーは高いですし、肩紐も伸びやすいので。女性騎士用のサポーターの方が長持ちします」

「あー、確かに大きいサイズは値段が上がるわ……」

「ええ。それに、胸が目立つとおかしな人も寄ってきやすいので」

「おかしな人というと、胸目当てのナンパとか?」

「ナンパを飛び越して、いきなり触ろうとしてくる人がいます。見た目のせいか気弱に見られるようで……」


 空色の長い髪、青藤あおふじの少しだけ下がった目。色白で柔らかな輪郭の顔立ち。

 細い紺枠の眼鏡が似合いだが、どこか大人しい印象も受ける。


「衛兵詰め所に三回行ったので、顔を覚えられてしまいました」

「衛兵さんに覚えられるって、何度もそんな目に……」

「ああ、大丈夫ですよ。痴漢にあったときはやめるように言い、やめない場合は濃度を上げた消化液をかけるので」

「それって、もしかしてスライムのですか?」

「そうです。目を狙うとその場から動けなくなりますから。大抵神殿送りで、金貨三、四枚ですね。ただ、衛兵詰め所が遠いと、連れて行くのが大変なんです。大体、触り心地ならスライムの方がずっといいのに……」


 淡々と告げるイデアにいろいろと納得した。

 スライムの濃度を上げた消化液を顔にかけられれば、まちがいなく火傷する。目にかかったら、その場でポーションでもかけない限り、地面をのたうち回るしかないだろう。


「イデアさん素敵に強い! お家に騎士が多いとか?」

「兄が四人おりまして、そのうち二人が騎士です。心配性なので、自衛はいろいろと教えられました」


 妹の安全のため、兄達は大変がんばったようである。


「お父さんも騎士とか?」

「いえ、父は錬金術師です。でも、父と呼んでいいのか――私、『勘当』されたので」

「え?」

「実家は薬草栽培を行っているんです。私が高等学院で、薬草ではなくスライムを研究したことで小言が増えまして……休暇で家に戻ったとき、飼っていたスライムに薬草を食べさせたら、父に勘当されました」

「あー、でも大事な商売道具だったら、そうなる可能性もあるかも……」


 ルチアが納得している。スライムに大事なハサミや服を食べさせるような感覚だろうか。

 そして自分も考える。

 スライムに魔導具や稀少素材を食べさせる娘――まちがいなくその場で深いお話し合いになる自信がある。


「父はきもが小さいんです。ハイポーション用の薬草を一畝ひとうね食べさせたぐらいで。また生えてくるじゃないですか」

「ぶっ」


 あっさり言ったイデアに、思わずふいた。

 ハイポーション用の薬草は育てるのが難しく、確か一本が金貨一枚以上。

 それを一畝ひとうねとは、一体何本あったのだ。


「それで冒険者ギルドに就職したんだ」

「はい。そのまま家を出まして、冒険者ギルドでちょうどスライムの素材も多くなった時期でしたので、そのまま担当の一人になり、今の仕事になりました。とても幸運だったんです」


 にっこりと笑ったイデアに納得した。昔から本当にスライムが好きだったらしい。


「でも、ご家族の方は心配してるんじゃ?」

「大丈夫です。母には月一で手紙を書いていますし、兄達とはたまに王都で会いますので」

「きっとお父さんもイデアさんを心配していると思います」

「……母がテーブルに手紙を出しっぱなしにしておくと、向きが変わっているそうです」


 なんだかイデアの父がとても可哀想に思えてきた。


「親って大変よね。でも、親になるならないはともかく、子供はいいわ! 最近、ベビー服にすごくかわいいのが増えて……」

「ルチアさん、それは子供がいいというより、服がいいじゃないですか?」

「イルマの赤ちゃんの服を縫って、はまったんでしょう?」

「そうかも。でもまだそんなに縫ってないのよ。おむつが二十枚、ベビー服が男女兼用で十枚。それが一人分ずつだけで」


 待つのだ、ルチア。双子とはいえ、どれだけ作る気だ。


「ルチア、イルマ達もベビー服を選ぶ楽しみはいると思うの……」

「そこはばっちり! フォルト様とあたしと服飾ギルドのメンバーでスケッチ三冊渡したから、そこからデザインと色を選んでもらってるの。もう外に出るの辛いじゃない、イルマのあのお腹だと」

「確かに……」


 イルマは今、妊娠七ヶ月ぐらい。双子なのでいろいろと大変だ。

 仕事もさすがに難しく、美容室は一時休んでいる。

 この前会ったときには『お腹で足元がまったく見えない』とこぼしていた。


 お腹の中の双子は大変元気がいいようだ。先日、会いに行ったときは、服の上からでもわかるほど動いていた。

 ちなみに、マルチェラがお腹に耳をつけたときは、蹴りを入れられたそうである。『あの蹴りは絶対に男だ』と言っていた。


「イルマが言ってたけど、双子だから母乳が二倍出るかもって」

「え? 双子だと、半分はヤギのお乳を飲ませるんじゃないんですか?」

「生まれてみないとわからないから、ヤギを飼ってる家にはもう頼んでいるって聞いたわ。足りないと困るものだし……」

「母乳を赤ちゃん二人に飲ませるのって、すごく大変そうです……」

「ほんと大変よね。もう、つわりも授乳も何もかも、夫婦全部平等になればいいのにー!」


 ルチアの気持ちはわかるが、それはちょっと無理だ。

 ダリヤはとりあえず、イルマへの差し入れを増やすことにした。


「あ、もうこんな時間! もうちょっとでベルニージ様がいらっしゃるわ」

「こちら、箱に片付けますね!」


 ルチアのおかげで胸パッドについての重要性は理解した。

 だが、感触に関してベルニージ達と意見を交わすのはちょっとハードルが高い。

 三人で急いで片付けを始めた。



 なお、少々前から、部屋の外には、護衛騎士の他にヨナスがいた。

 ベルニージが来る前に休憩を入れてもらおうと、ヨナスが菓子と紅茶を載せたワゴンを引いてきたのだ。


「ヨナス様、どうかなさいましたか?」


 ワゴンを隣に廊下にたたずむヨナスに、護衛騎士は首を傾げる。


「……今、皆様が魔導具関係について盛り上がっておられるようなので」

「そういうことでしたか。でも、魔導具関係のことでしたら、ヨナス様もお話に加わってはいかがです?」


 護衛騎士に聞こえるのは、笑い声らしいわずかな響きだけ。

 しかし、炎龍ファイヤードラゴンの魔付きであるヨナスには、彼女達の一言一句がはっきり聞き取れた。


「いえ。専門家による医療を含めた学術的意見交換――私が立ち入るべきでない領域のお話です」

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