心の教科書

子どもを泣かせるゴミ親、結婚しても続かない馬鹿女、友だちに「嫌。」と言えないクソ餓鬼どもに向けた正しい道標。心の教科書

人は自分を「バカにする」ことで他人を「バカにする」ようになる

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大人になっても変わらない「人をバカにする恋愛」

人は自分を「バカにする」ことで他人を「バカにする」ようになる

いずれにせよ、本人からしてみたらそのことは事実なんだろうからそっとしておいた方が良さそうである。
ここまで話してわかることは好きな人を嫌いになることや好きな人がいないと言うのも、共通するのは自信の無さである。

好きなのに嫌いになってしまうというのは、相手から嫌われたことで自分だけがそのことに耐え切れず、思わず相手の感情に合わせてしまう。好きな人がいないというのも自分が傷つけられることに対しての予防線を張っているだけで自分から相手を好きになるということが出来ていないのである。
これらの場合、仮に上手く続けられたしよう。必ずどこかで取り返しのつかない問題がやってくる。

日常生活を共にしたとして価値観のズレが表面化された時、おそらく簡単に気持ちが離れてしまうだろう。

あるいはケンカになってあっさり別れてしまうなんてこともある。このことに気づいていない人は意外にも多いのではないだろうか。最近は簡単に離婚も出来てしまうから渡り鳥のような付き合い方をしている人もよく見受けられるようになった。

好きにもなれない人と付き合った場合も、後々になって目の前に本当に自分から好きになれる人と出会った時、浮気や不倫、離婚なんてことがいともたやすく起こってしまう。

と、ここまで述べて筆者が言いたいのは「自信がないのだから自信を持って生きろ!」と言うことではない。あくまで「このようなこともあるのだから、どうしていきましょうか?」という疑問をこれを読んでいる各々方の中で考えて欲しいのである。別に筆者に言う必要もないので、実に多様な見方をすれば良い。

そもそもの話になるのだが、男女がお互いのことを同じだけ好きになり、人生を共にすると言うことは冷静になって考えると普通のことではないのである。言ってしまえば異常なのだ。なぜなら生まれた環境も違えばこれまで出会ってきた人も違い、経験してきたことも違う。違うことばかりがほとんどの二人がお互いのことを理解し合うなど不可能なはずなのである。
ここで無理をして結論を急ごうとするから離婚問題なんてものも生じるのではないか、と筆者は最近思い始めた。いずれにせよ、人を好きになるということはどれだけ文明が発達していったとしても大変なことだらけのようである。

それでも先人たちは子孫を残して誰かと人生を共することを選んでいったので、よほどの価値がやはりあるのか、それとも実はそれほど大変なわけでもなく文句を言いながらも楽しいことばかりだったのか。ここでは答えがすぐに出なくとも、一生をかけてでも自分なりの答えを見つけ出していくことが、やはりこれからの我々にとって必要なことであると思われる。

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