レイズがDeNAから入札制度(ポスティングシステム)を利用してメジャー挑戦する筒香嘉智外野手(28)と2年総額1200万ドル(約13億800万円)で契約に基本合意し、地元メディアも高い期待を抱いている。
球団地元紙タンパベイ・タイムズ(電子版)は「打席でパワーと我慢強さを併せ持つ左打者で、外野に加えて一塁、三塁、DH(指名打者)もこなせる」と紹介。「リスクがある補強だが、大きく報われる可能性もある。レイズはドジャースを含む数球団との競争と、これまでの日本選手は西海岸かニューヨークでプレーしたがる傾向も打ち破る必要があった」と報じた。
さらに、大リーグで過去に成功した日本野手の数は少なく、イチローと松井秀喜の元外野手コンビくらいだったと紹介。また、レイズでは過去に岩村明憲元内野手が(2007~09年に)2年半、堅実なプレーをしたと指摘した。
守備位置については、同紙は三塁と左翼を中心に多少は一塁も守ると予想。一方、米スポーツサイトのMLBトレードルーモアズは「主に一塁とDHを任される見込みだが、レイズのメンバーは流動的なため、右翼と左翼でも出場機会がありそうだ」と伝えた。