成田凌 カツベン口上で魅了　「にぎにぎしきのご来館を賜りまして」

　俳優成田凌（26）が14日、東京都内で初主演映画「カツベン！」（周防正行監督）の公開記念舞台あいさつにヒロイン役の黒島結菜（22）ら共演者と登壇した。

　主人公の活動弁士、通称「カツベン」を演じた成田は初めに1人で舞台に現れ、カツベンになりきり2分以上にわたり口上を述べた。独特のリズムで「にぎにぎしきのご来館を賜りまして、関係者、出演者一同になりかわり、主演・成田凌、厚く厚く御礼申し上げます」などと述べると、観客から大きな拍手がわきおこった。

　「こんなに緊張する舞台あいさつは初めて」という成田だったが、共演者らは絶賛。前日までは「鼻水ズルズルで、せきも止まらなかったが、朝起きたらぴたっと治っていた。これがカツベンの力、主演の力」と胸を張った。