2019年03月29日

「呪詛」「ともえちゃん」「けものフレンズR」に関する覚書

この記事は、『けものフレンズ』の一愛好者が作成したものです。けものフレンズプロジェクトならびにその関係者の公式の文書・声明ではありません。


【注意】この記事は情況に応じて加筆修正いたします。



【現在(2019/04/03)の情況】

第三者が「けものフレンズR」のウェブサイトを制作・公開したことを確認しました。



呪詛がけものフレンズプロジェクト関係者への誹謗中傷動画を第三者がアップロードした

ことについて、それを容認すると目される発言をしています。

下記「謝罪」が全くの虚偽であることを裏付けるものです。



2019_0328_221100_kemono_r_015.png



序論


2019年3月下旬ごろから、けものフレンズの二次創作と称する、

「ともえちゃん」「けものフレンズR」と呼ばれる創作物がニコニコ動画・ニコニコ静画に

投稿されました。これらを投稿したのは呪詛兄貴(以下「呪詛」と表記)と呼ばれる

ニコニコ動画ユーザーです。

(実際に表示される名前は「呪呪呪……」や「口 兄」など「呪」をモチーフとした文字列。

後述するが、「祝祝祝……」など「祝」をモチーフとした文字列も同様)

これら「呪詛」「ともえちゃん」「けものフレンズR」について、筆者が調査し、

認識・確信したことがらを記録いたします。


この事案の資料となるよう、ネットミーム等、一般にわかりにくいものについては

適宜説明をいたします。



1 概要


「ともえちゃん」というのは、呪詛がけものフレンズ2の主人公キュルルを改造して

創作したキャラクタですが、それはキュルルを攻撃する目的のものであり、さらにその

イラストは「公式の一次創作物の画像を無断で改変する」ことによって制作したものです。


「呪詛」のニコニコユーザープロフィール



「呪詛」ニコニコ静画のイラスト



2019_0328_221100_kemono_r_003_modified.png


その改変過程の動画

『【キュルカス滅びよ】下痢便主人公から下痢便要素をできるだけ抜いてみた.kfp』

(現在は動画の削除・タイトル変更済み)




(キャッシュ)



2019_0328_221100_kemono_r_001_modified.png


ニコニコ静画

『下痢便要素をできるだけ抜いた主人公』

(削除済み)



2019_0328_221100_kemono_r_002_modified.png


『ともえちゃん(けものフレンズ)』



ニコニコ大百科

『ともえちゃん(けものフレンズ)』



また呪詛は、その「ともえちゃん」というキャラクタを主役とした「けものフレンズR」

なる、けものフレンズの二次創作のデザイン・設定案を発表しました。


ニコニコ動画

『けものフレンズR』



2019_0328_221100_kemono_r_004_modified.png


2019_0328_221100_kemono_r_005_modified.png


ニコニコ静画

『けものフレンズR』



2019_0328_221100_kemono_r_007.png


ニコニコ大百科

『けものフレンズR』



また、呪詛はこの他にも、けものフレンズ2の関係者を誹謗中傷する動画を

ニコニコ動画にアップロードしていました。

(動画タイトルには多少の異同があります)


『BBのけもの劇場 キムとムクの日常~ほのぼの編~』

(過去タイトル『のけものフレンズ「BBのけもの劇場 キムとムクの日常~ほのぼの編~」.kfp』)





2019_0328_221100_kemono_r_008_modified.png


『【比較】のけものフレンズOP「乗るな木村!!!戻れ!!!ジャパリbート」』






2019_0328_221100_kemono_r_009_modified.png


【追記】

ツイッターのまとめサイト「togetter」にこれらの動画の一覧、サムネイルが掲載されて

いたので、参考として載せておきます。




2019_0328_221100_kemono_r_012.png

2019_0328_221100_kemono_r_013_modified.png

2019_0328_221100_kemono_r_014_modified.png


『はじまりとおわり』

(『のけものフレンズ「はじまりとおわり」.kfp』)



『呪詛』

(『のけものフレンズ「呪詛」.kfp』)



『えごいすと』

(『のけものフレンズ「えごいすと」.kfp』)



『のけものフレンズED「土に還れゴミ」』

(『のけものフレンズED「土に還れゴミ」.kfp』)



『イエイヌちゃん画像』

(『のけものフレンズ「イエイヌちゃん透過画像スターターパック配布【下痢便主人公を許すな】」.kfp』)



『GO様と学ぶAviutlでたのしいコラ作成』

(『【呪】のけものフレンズBB+静止画スターターパック配布 + GO様と学ぶAviutlでたのしいコラ作成【kfpを地獄へ】 』)



『エゴサして精神崩壊した監督』

(『エゴサして精神崩壊したKMR監督.kfp 』)


【追記おわり】



2「ともえちゃん」について


これは、上記のとおり、呪詛がキュルルを不当に攻撃する目的で

「公式の一次創作物である画像を無断で改変」して作成されたキャラクタです。

上記ニコニコ静画『ともえちゃん(けものフレンズ)』はキュルルのキービジュアル


を改造したものです。

動画では、キュルルを「キュルカス」「下痢便主人公」などというあからさまな蔑称で呼び、

その存在を否定した上でキュルルの公式画像を用いて新たなキャラクタを制作し、

それをキュルルより優れた主人公と位置づけています。


そのキャラクタの設定は、ニコニコ大百科の当該記事によると、


「お転婆だけど思いやりがある性格」

→キュルルへの攻撃でよくなされる、

「キュルルはフレンズを思いやる感情にとぼしく、冷酷である」

という主張に対するもの。


「お礼や挨拶を怠らない」

→キュルルへの攻撃でよくなされる、

「キュルルはフレンズに対してお礼や挨拶をまともにできない」

という主張に対するもの。


「イエイヌちゃんと共に旅をする」

→けものフレンズ2第9話に関して、キュルルへの攻撃でよくなされる、

「キュルルはビーストとの戦いで傷ついたイエイヌを看護したり、ねぎらったり

することなく、またイエイヌの希望である『ヒトと一緒にいたい』に答えることもせず、

ただ冷酷に見放した」

という主張に対するもの。


「程よく笑い、時に怒り、葛藤するがギスギス感はない」

→けものフレンズ2への攻撃でよくなされる、

「作中で描写されているヒト、フレンズ同士の関係はあまりにも悪意にみちており

(ギスギスしており)視聴者にきわめて不快感を与える」

という主張に対するもの。


このように、キュルルまたはけものフレンズ2に対する攻撃・批難を前提として、

それを二次創作者が「改善」する目的で設定されたものです。

これらの攻撃・批難は、作中で描写される趣旨とは全く異なる根拠のないものであり、

けものフレンズへの不当な悪印象をうえつける行為です。

したがって、「ともえちゃん」とは、けものフレンズ2の主人公キュルルを排撃

するための悪意をもって創作されたキャラクターであることが明らかです。


これは、「けものフレンズプロジェクト 二次創作に関するガイドライン」

https://kemono-friends.jp/guideline/)の趣旨に反するものであり、「2.禁止事項」の

「(2)「けものフレンズプロジェクト」に帰属する素材(イラスト、動画、音声、楽曲等)を直接二次利用すること(著作権侵害)」

に抵触し、同条文の

「(3)過剰に「けものフレンズ」のイメージを損なう、過剰に公序良俗に反する、社会的な許容限度を超える、と判断されるもの」

に抵触するおそれが強いものです。

したがって、このキャラクターは、けものフレンズの二次創作のオリジナルキャラクター

として正当なものではなく、また、けものフレンズの二次創作に用いるべきではありません。




3「けものフレンズR」について


これは、上記の「ともえちゃん」を主役とするけものフレンズ二次創作のデザイン・設定案です。

まず、上記動画の投稿者コメント欄にある Amazon へのリンクは、

上が「『ケムリクサ 1巻』(ブルーレイディスク)のページ」、

下が「Amazon Prime Video の『ケムリクサ』のページ」

につながるリンクです。

『ケムリクサ』はけものフレンズ1期の監督(後述)による作品で、けものフレンズ2と

比較されることが多いものです。


「こんにちゎ、初投稿です(^^♪」などとありますが、これは淫夢(後述)の形式の典型例で、

「『初投稿』と称しつつ、実際には以前にも動画をアップロードしている」

ことを前提としたウソです。

この動画は、呪詛が初投稿したものではありません。

上記動画『のけものフレンズOP~~』などにある投稿日時がその根拠です。


その動画の内容は、


「主人公は『ともえちゃん』」

→上記のとおり、けものフレンズのガイドラインに抵触する二次創作キャラクタ

を使用している


「主人公と共に旅をするフレンズとして『イエイヌ』」

→上記のとおり、けものフレンズ2第9話で「キュルルから冷酷な仕打ちをされた」

などという風評をもとに同情を集めていたフレンズで、「主人公(ヒト)と旅をする」

のは「イエイヌを救済する方法」として提案された根拠のない一つの主張にもとづくもの。


「時系列は1期ラストのすこし後くらい」

→上記のとおり『ともえちゃん』は2期であるけものフレンズ2の主人公を改造して

創られたものであるにもかかわらず、呪詛が攻撃している2期ではなく、

呪詛が愛好・絶賛している1期の続編として位置づけている


「主人公はスケッチブックと動物図鑑を所持」

→スケッチブックはキュルルの所持品で、作中できわめて重要な道具であり、キュルルという

キャラクターを示唆するものである(スケブ太郎などという蔑称があるほど)。

これは主人公の『ともえちゃん』がキュルルを排除・置換する目的

で設定されたものであることを示唆する。


「当然セルリアンにはへしがある」

→「へし」とはセルリアンの急所となる石のような核。

けものフレンズ2で登場するセルリアンは「へし」がなく、フレンズが殴って

倒すことから、1期の一部ファンから批難されている。

これはけものフレンズ2を否定し、1期を正当とする主張を示唆する。


「ギスギス要素は1ミリもありません(※重要)」

→上記の通り、けものフレンズ2へのきわめて多い批難が、ヒト・フレンズ間の

関係がきわめて悪意にみちているという根拠のない主張であり、それをあらわす

キーワード「ギスギス」を用いて2期を否定する目的で設定されたもの。


「フレンズ(視聴者)の数だけ解釈と世界があるってそれ一番言われてるヨ」

→「けものフレンズR」を基底とする二次創作の奨励を示唆する発言。

けものフレンズの重要キャラクターであるラッキービーストにこれを発言させて

いるのは、あたかもこの主張が正当であるかのような演出である。

なお「それ一番言われているヨ」はネットミーム「真夏の夜の淫夢」(以下淫夢)の

要素(語録)の一つである「それ一番言われているから」のもじり。


「オープニングテーマ:『足跡』」

→けものフレンズのアニメに出演、1期EDの歌手であるみゆはん氏の、

2019年3月当時の新アルバム『闇鍋』に収録されている曲。

当然、この曲の制作者等の了解を得ていない、呪詛の勝手な主張である。


「エンディングテーマ『たいせつなともだち~しんゆうver.』」

→株式会社ベネッセコーポレーションの教育事業「進研ゼミ 小学講座」に関する楽曲。

けものフレンズとの関係は不明だが、「ともだち」というキーワードを共有している。

当然、この曲の制作者等の了解を得ていない、呪詛の勝手な主張である。


「監督/脚本/提供:視聴者兄貴たち・コメント兄貴たち」

→「けものフレンズR」の二次創作を奨励している。


「製作:NHK」

→けものフレンズ2とNHKの番組「ダーウィンが来た! 生きもの新伝説」

とのコラボがあったことをふまえていると思われる。

当然、NHKの了解を得ていない、呪詛の勝手な主張である。


「サーバル2人にはさまれて後光がさしている、ペンギンのようなかぶりものを

かぶった人」

→1期の監督、たつき氏。氏のあるツイートから、けものフレンズ作品を管理する

けものフレンズプロジェクト(KFP)の騒動が発生し、KFPが不当な批難を

きわめて多数受けることになった。

たつき氏はけものフレンズ2・けものフレンズプロジェクトを攻撃する者から、

これらに対抗する存在として賛美されがちである。


【参考記事】

匿名記事ですが、当該騒動についてよくまとまっている記事ですので、紹介いたします。

そろそろけものフレンズ騒動について一言言っておくか(https://anond.hatelabo.jp/20180908185801

そろそろけものフレンズ騒動について一言言っておくか (2) (https://anond.hatelabo.jp/20180908185845


ここでの表現は、神格化された演出を用いてKFPの主張と対立する氏の主張の

擁護、ひいてはKFPへの敵視を示唆する。

なお、サーバルのイラストは、呪詛が1期の公式の映像(第1話12分18分付近)を切り取り、改造した

「半パーフェクトみんみ」


を使用している。


「ゴマちゃんパーティーイン」

→「ゴマちゃん」とはけものフレンズ2に登場するG・ロードランナーの蔑称である

「ゴマスリクソバード」の略称。「ゴマスリ」という形容がそもそも根拠がなく、

2期登場キャラクタの中でも特に攻撃されることが多い。


「色んな設定案・ゴマちゃんパーティーイン」の右から1枚目のイラスト

→けものフレンズ2の公式アンソロジー漫画

『けものフレンズ コミックアラカルト ジャパリパーク編 その4』の表紙と同じ構図のもの。


「色んな設定案・他」の画像


呪詛がニコニコ静画にアップロードした

「イエイヌ「あれ?ともえさ――」」



けものフレンズ2の重要キャラクター「ビースト」が登場している。

この「ビースト」の画像は、けものフレンズ2第5話の21分13秒付近の映像を切り取り、

手鎖を消すなどの加工をしたものを使用している。

またこのイエイヌの画像は、呪詛がニコニコ静画にアップロードした

「イエイヌちゃんGB.avi」


を左右反転させるなどの加工を加えたものであり、この画像はけものフレンズ2第9話の

5分4秒付近の映像を切り取ったものである。

(GBとはグリーンバックの略称で、動画制作の素材として利用できるように

アニメなどの映像を切り取り、加工をほどこしたものの題名に使われる。

このような画像・映像をGB素材と呼ぶ。

また「.avi」とは淫夢関係の動画でよく用いられる、動画のタイトルの末尾に加えられる

ファイル拡張子風の文字列。)


以上のように、呪詛の創作した「けものフレンズR」は、けものフレンズの二次創作で

ありながら、それを構成するデザイン・設定のほとんどが、けものフレンズ2に対する

攻撃・排除を目的とするものです。

これは、「ともえちゃん」と同様に、けものフレンズプロジェクトの二次創作ガイドライン

の趣旨に反するものであり、その条項に抵触するおそれがあります。

したがって、これはけものフレンズの二次創作物として正当なものではなく、

けものフレンズの二次創作にあたっては、これを用いるべきではありません。



3 けものフレンズ2関係者への誹謗中傷


上記動画には、けものフレンズ2とけものフレンズプロジェクト関係者への誹謗中傷を

目的とするものがあります。

動画のタイトルにある「キム」「木村」とは、けものフレンズ2監督の木村隆一氏を

指します。

「ムク」「b」とは、けものフレンズプロジェクトの中心人物であり、けものフレンズ2

コンセプトデザインの吉崎観音氏を指します。

「キム」「ムク」「b」は彼らへの蔑称として使用されているものであり、両者とも

インターネット上で誹謗中傷を非常に多く受けています。

「BBのけもの劇場」とは、「BB先輩劇場」という淫夢のBB素材(前述のGB素材と同種のもの)

を使用した動画への通称(ニコニコ動画では動画タグとしてよく使用される)をもじったものです。

「.kfp」とは、前述の「.avi」と同様淫夢の動画のタイトルによく用いられる形式で、

kfpとは当然に「けものフレンズプロジェクト」の略称であるKFPのことです。

淫夢の要素が多く盛り込まれていますが、このようないわゆる「淫夢動画」は、ニコニコ動画では、

誹謗中傷動画を制作してアップロードするときに頻繁に用いられる形式です。

動画の内容はすでに削除されているので詳細は不明ですが、これらのメタ情報から

明らかにけものフレンズ2関係者を誹謗中傷する目的であることがうかがえます。


筆者はこの動画のさわりだけを見た記憶がありますが、そこで描写されていたのは、

木村氏、吉崎氏のキャラクター(ケロロ軍曹)、細谷伸之氏

(テレビ東京のプロデューサー。先の両者同様、ネット上で激しく中傷されている)

の顔画像(ツイッターのアイコンなど)をアニメのOP動画にコラージュしたものでした。



4 呪詛の「謝罪」の言動


上記から察せられるとおり、「呪詛」という名前は、

「けものフレンズを激しく呪詛(中傷)する者である」という性格からつけられた通称で、

実際のプロフィールには「呪」という文字列をならべたものを使用しています。

他にも「口兄」などと、漢字を分解したものもみられます。

(上記『下痢便要素をできるだけ抜いた主人公』)

これら「ともえちゃん」「けものフレンズR」「けものフレンズ2関係者への誹謗中傷」

の動画は、上記から、3月中・下旬にアップロードされたものです。

そのように「呪」をキーワードとした呪詛ですが、あるとき「謝罪」らしき行動をなし、

このキーワードを「祝」に変更し、プロフィールもそれにならい変更しました。

(以下この行為を「謝罪」と称する)

「謝罪」が行なわれた具体的日時は不明ですが、『ありがとう。』と題する

ニコニコ静画に投稿された画像・投稿者コメントをもって「謝罪」とされるようです。


『ありがとう。』


2019_0328_221100_kemono_r_010.png


まず、この画像に写っているのは、1期のサーバル、かばんとラッキービーストで、

以下の公式のアニメの映像らしきものを使用しています。


『サーかば』



投稿者コメントについて。

「あっちのアニメ」とは、上記動画の投稿者コメントにもあった『ケムリクサ』と

推定されます。

「こっち」を『けものフレンズ』とすれば、「あっち」が『ケムリクサ』だと判断するのが

きわめて自然です。


以下謝罪らしき文言が続いていますが、ここにある「監督」とは、たつき氏を指すもの

と思われます。


筆者は、この「謝罪」行為は、その一般的意味として、けものフレンズ2とその関係者、

けものフレンズプロジェクトに対する攻撃と誹謗中傷という自己の行為を反省して

謝るというものではなく、これらへの攻撃を続行しつつ、自己に都合の悪い証拠となる

物件を削除し、さらにニコニコ動画のユーザーを中心としてその攻撃に荷担させようと

扇動するというきわめて卑劣な行為であると判断します。


まず、『ありがとう。』の文面に、けものフレンズ2・けものフレンズプロジェクト関係者

への謝罪が全く書かれていません。もし本当に謝罪の意思があるのであれば、そのような

文章を入れるのが筋です。


次に、この呪詛が「謝罪」前後で一貫して淫夢の形式に沿った言動で攻撃・誹謗中傷をしていることが根拠となります。

淫夢はとあるゲイポルノビデオから発祥したネットミームの一つですが、

そのミームの使われ方は、誰かを馬鹿にしたり、誹謗中傷する形式としてふんだんに利用されています。

たとえば、「糖質淫夢(https://dic.nicovideo.jp/a/%E7%B3%96%E8%B3%AA%E6%B7%AB%E5%A4%A2)」と呼ばれる動画がありますが、これは統合失調症などを

わずらっているように見える人の言動を撮影したものを動画としてアップロードしたものです。

そして、ユーザーはその動画に、その人を中傷するコメントを書いて楽しむのです。

もちろんアップロード者はそれを見込んで、その行為の目的としています。

他には「釣り動画」と呼ばれる動画があり、これは動画の内容とは全く違ったタイトルや

サムネイルをつけてユーザーを騙すものですが、この動画の内容に淫夢関係のものが

よく使われます。これも騙された人を馬鹿にするために作られるものです。


次に、呪詛は「謝罪」後も、「ともえちゃん」「けものフレンズR」といった

けものフレンズ2とけものフレンズプロジェクトを攻撃するための二次創作物を

削除せず、またこれらを使って他の人が創作することを止めず、それどころか

それを助長・扇動していることです。

この行為は、『ありがとう。』での呪詛の発言と全く矛盾するものであり、その「謝罪」の

文章が虚偽であることを示すものです。


また、淫夢では故意にウソをつく行為が常態化しており、これもミームの形式となっています。


(ここで言う『ホモ』とは一般的意味ではなく、淫夢を愛好する人(いわゆる淫夢厨)

のことを指すミームの用語)

と形容されます。上述の呪詛の動画の投稿者コメントにあった「初投稿です」とは、

このウソの典型例です。


上記の『サーカバ』の投稿者コメントでは、

「TTK監督とIRDR、YOYRZ及び関係者の皆様とFKHRP」

という表記がありますが、このローマ字は、淫夢で人名を記述するときによく使用される

形式で、TTK=たつき(監督)、IRDR=イロドリ(irodori)、YOYRZ=ヤオヨロズ、

FKHRP=フクハラP(ヤオヨロズプロデューサー福原慶匡氏)を指します。

『サーカバ』は『ありがとう。』後に投稿されたものなので、呪詛は「謝罪」後も平然と

淫夢を用いています。

これは、呪詛が「謝罪」後も「誰かを馬鹿にしたり、誹謗中傷をする」

「故意にウソをつく」態度を全く改めないことを示すものです。


さらに、呪詛が「謝罪」前後で一貫してもっぱら利用・賛美している対象がけものフレンズ1期とたつき氏

であることです。

この『ありがとう。』で使われている画像はけものフレンズ1期=たつき監督作品

のキャラクターです。呪詛のニコニコ静画のイラスト一覧(http://seiga.nicovideo.jp/user/illust/88059799)を見ればわかりますが、これ以外の

イラストで用いられているキャラクタは、すべてけものフレンズ1期のものか、あるいは

「けものフレンズR」で登場したキャラクタ、もしくは淫夢の登場人物だけです。

また、投稿者コメント等で謝意を示している相手もほとんどがたつき氏です。

「けものフレンズR」での言及とあわせて、このことは、けものフレンズ2とけものフレンズプロジェクト

への敵意を表すものです。


最後に、呪詛が中傷動画を投稿した日と「謝罪」を行なった日との間隔があまりにも
短かいことです。3月中旬から呪詛は攻撃を始めたにもかかわらず、半月も経たないうちに
謝罪らしき文章を掲示し、一部動画を撤回するという経緯はあまりにも不可解です。


呪詛の中傷動画は2月22日には既に投稿されているので、この部分は再検証のため一旦撤回します。

申し訳ありません。


これらの複数の理由から、呪詛は、けものフレンズ2とその関係者、けものフレンズプロジェクト

関係者への謝罪の意思は全くなく、「謝罪」は誠実な態度ではなく、呪詛の言動は全く信頼に

値するものではないと判断するのが妥当です。



5 結論


以上のことを見ればわかるとおり、呪詛は現在もなお、

けものフレンズ2とその関係者、けものフレンズプロジェクト関係者への攻撃と誹謗中傷を

続行しており、「ともえちゃん」「けものフレンズR」はその攻撃と誹謗中傷のための

手段であるとみるべきです。

したがって、「ともえちゃん」「けものフレンズR」を利用して創作をすることは、

呪詛の攻撃と誹謗中傷に賛同・荷担する行為であり、二次創作ガイドラインの趣旨に

反するといわざるをえません。

くりかえしますが、これらを利用してけものフレンズの二次創作をするべきではありません。



追記(2019/03/30)


多数のコメントを拝見しましたが、拙論をご理解いただけるよう、

今回の記事を作成した動機・理由からお話しいたします。


まず、二次創作の大前提として、

「いわゆる『二次創作』と呼ばれるものは、すべて著作権に違反している」

ということをご了承ください。

(詳しくは https://mira-crea.com/guide/screation/ などを参照)

すなわち、二次創作の存在の根拠はすべて元となる著作物の権利者の自由な意思に

基くものであって、いつでも二次創作物と二次創作者に対してそれを否定するような

法的措置をとることができます。

逆にいえば、我々が二次創作を可能であるのは、権利者が「偶然」見逃しているという

特殊な情況にすぎないのです。


コメントでリンクがあった細谷プロデューサーのツイート(https://twitter.com/nobutx_0517/status/1111326210959659009?s=21)にもあるとおり、

けものフレンズの二次創作はすべて「公式がオーケー出しづらい」すなわち

コンプライアンスの観点からみれば、公に許諾することはできないのです。

そして一旦特定の二次創作物に対して公式(権利者)が是正(法的措置)を求めれば、

それはその他の二次創作を否定するほどの影響をおよぼし、まさに「二次創作の萎縮」が起きます。


この前提をみれば、二次創作者は、いついかなるときも公式(権利者)に対して暗黙の信義を

負っていると言わなければなりません。

その信義の第一の原則は、

「公式(権利者)が是正(法的措置)をとらざるを得ないような言動はしない」

ということです。

そのような言動の例こそが、

「公式(権利者)やその関係者を誹謗中傷する言動(創作)」

「公式の作品(いわゆる「一次創作」)を攻撃する言動(創作)」

です。


呪詛の言動および制作物は、この信義に全く反するものです。

それはすなわち、公式(けものフレンズプロジェクト)がその言動や創作物に対して

是正(法的措置)をまねきうる可能性が高いものです。

さらにいえば、その制作物は、いわゆる「ヘイト創作」と呼ばれるものに限らず、

公式の制作者・関係者を直接誹謗中傷するものです。

これは、他の「ヘイト創作」が、あくまで作品の内容に限って、その趣旨を否定する創作

(これでも十分に危険なものではありますが)であるのとは一線を画するものです。


このような呪詛の言動・制作物は、個々のものとしてではなく一体としてみるべきものであり、

ひいては、これらを利用した創作物(いわゆる「三次創作」)についても全く同様に

みるべきです。

すなわち、上記のこれらはすべて一体としてすべて公式(けものフレンズプロジェクト)と

二次創作者との暗黙の信義に反する行為であるとみるべきです。

なんとなれば、呪詛のそれぞれの言動と制作物、あるいは呪詛と三次創作者

(あるいはそれぞれの制作物同士)が別であるという主張は、二次創作者側の主観的な

主張にすぎず、これらを社会通念上客観的に見れば、両者は密接にかかわりのある

同類のものであるといわざるをえないからです。


これらをかんがみて、私は

「『ともえちゃん』『けものフレンズR』を利用して創作をすることは、

呪詛の攻撃と誹謗中傷に賛同・荷担する行為であり、二次創作ガイドラインの趣旨に

反するといわざるをえません。」

と主張するに至りました。


すべての二次創作者は、その創作活動のために、このようなきわめて危険な行為に

荷担しないよう、自浄的な誠実さを守るべきです。

「二次創作活動が萎縮する」という主張はあくまで公式(権利者)だけが言えること

であって、二次創作者から敢えてこのような主張をするべきではありません。

もしそのような主張をすれば、二次創作において上記の信義に反するような言動・表現を

許容するような風潮になるおそれがあり、公式(権利者)の是正(法的措置)をまねきうる

ものとなり、かえって「萎縮」をもたらしうるからです。


私自身も二次創作者のはしくれですから、この問題に関しては、特に敏感に反応いたしました。


ちなみに申し上げておきますが、けものフレンズの二次創作は、上記の「ともえちゃん」

「けものフレンズR」を利用しなければならないというものではありません。

これらを極力回避して、上記信義に則るような創作活動をすることは可能です。

もっといえば、上記信義に不服であれば、二次創作ではなくオリジナル作品の創作を

するべきです。二次創作そのものが創作活動の必須ではありません。
タグ:論述
ブックマークボタン
posted by アウグスト at 09:06| Comment(69) | TrackBack(0) | たつき信者

2019年02月23日

「けものフレンズ」とは何か──けものフレンズの2つの原作

インターネット上のけものフレンズ関係の記事をいくつか見ましたが、ひとつ大きな疑念があります。
それは、けものフレンズが特定のけものフレンズ作品を基本に制作されている、ないしそう制作されるべきだという誤解が広まっているのではないかということです。
つまり、「けものフレンズは特定のけものフレンズ作品に依拠するものである」という誤った主張を前提にして書かれた記事がいくつか見受けられるということです。
ここで強く主張したいのは、「けものフレンズは特定のけものフレンズ作品に依存するものではない」ということと、各けものフレンズ作品はそれぞれ独立していることであります。
その根拠として、けものフレンズで原作と呼ばれている2つのものについて述べます。
以下、『ガイドブック』とは、いわゆるアニメ1期の『けものフレンズBD付オフィシャルガイドブック』を指します。

まずひとつ目の原作とは、「けものフレンズプロジェクト(以下プロジェクトとも言う)」です。略してKFPとも呼ばれます。これは、まず「けものフレンズ」と呼ばれる作品群を総括する権利であるIP(知的財産)についての企画を意味します。このIPにはサーバルなどの動物を擬人化したキャラクタ(アニマルガール、フレンズ)、そのアニマルガールが活動するジャパリパークなどの世界観、その他各種設定が含まれます。もうひとつの意味として、そのIPを管理し、企画に参加する者の集団の名称にも用いられます。
このことはプロジェクトの主要メンバーである吉崎観音氏の発言にあらわれています。

だから「けものフレンズ」は、自分の価値観と理想で全て自由に作れる場所なんだけど、原作は「けものフレンズプロジェクト」。「吉崎観音」はその一人です。(『ガイドブック』6巻24ページ)


もうひとつの原作とは、擬人化の対象となった動物のことです。別の表現では「動物ファースト」とも呼ばれています。これはプロジェクトの原作を意味するものであり、作品からみれば原作の原作にあたり、「けものフレンズ」そのものの第一の要素です。

吉崎氏は、

細かいことはさておいて「動物ファースト」。ここから全てが決まるIPが一つくらいこの世にあってもいいかな、「けものフレンズ」はそういう思いで創りました。(『ガイドブック』6巻24ページ


たくさんの協力者の方々、応援してくれる皆さんに厚く御礼を申し上げます。それから原作の動物達にも、面白いことをたくさん教えてくれてありがとう。(『ガイドブック』6巻27ページ)


プロジェクトの主要メンバーである梶井斉氏は、

でもアニメの大騒ぎが始まってからすぐに、その意味がようやくわかってきたかなーって感じがしますね。「原作は動物だ」って吉崎さんが言った話が。(『ガイドブック』5巻26ページ)


このことを図式化するとこうなります。
2019_0223_173900_kemono.png

では、けものフレンズ作品間の関係はどうなっているかといえば、これはそれぞれの作品ごとにプロジェクトチームごとに独立しています。たとえば、けものフレンズのアニメ1期は、KFPA(けものフレンズプロジェクトA)が直接の監修を担っており、原作(者)はKFP(けものフレンズプロジェクト)です(『ガイドブック』奥付などに表記)。アニメ2期はKFP2A、舞台はKFPS(前2個はグッズ等に表記)、けものフレンズぱびりおんはKFPG、けものフレンズ3はKFP2G(前2個は公式ウェブサイトに表記)がクレジットに表記されています。
このことは梶井氏が触れています。

──アニメ、ゲーム等プロジェクトごとに独立しているのも特徴ですね。
そうですね。一つ一つが自己責任で(笑)。確かに、最初から一つの大きな委員会を組むのが一番大きく動ける方法なんですが、独占的になってしまうんです。「けもフレ」はそういう方式にしたくなかったので、独立式にしようと。だから最初にゲームを作ってくださったネクソンさんは一社で予算的なものをまかなっていただく代わりに、プロジェクト側が制作を直接支援するという形で進めました。(『ガイドブック』5巻25ページ)


プロジェクトの主要メンバーである吉崎氏は、KFPにもKFPAにも所属していますが、肩書が少し違います。KFPでは「クリエイティブリーダー」、KFPAでは「コンセプトデザイン」となっています(『ガイドブック』6巻24ページ)。これはKFPとKFPAが別の組織であることを示しています。
制作に直接関わる組織が各作品ごとに別であるということは、つまり各作品との間に直接の関係はないということを意味します。もっといえば、「けものフレンズ」は多数・多様な制作者が関わるものであり、その作品は、他のけものフレンズ作品ではなく原作である動物とプロジェクトに基いて自由に制作するものであるということです。作品同士は、あくまでプロジェクトという親を通じて間接的に関係するだけです。
このことは吉崎氏が次のように示唆しています。

だから「けものフレンズ」は、自分の価値観と理想で全て自由に作れる場所なんだけど、原作は「けものフレンズプロジェクト」。(『ガイドブック』6巻24ページ)


このことから、たとえばある作品では当然とされてきた要素が、他の作品ではみられなかったからといって、ただちにそれが間違っているということではありません。作品を第一に比較対象するべきは、他作品ではなく、原作である「けものフレンズプロジェクト」であり、さらにその元をたどって「動物」なのです。たとえある作品の題名や呼称が「けものフレンズ」だからとか、一般の人々が「けものフレンズ」と聞いてただちに思いうかべる特定の作品があるからといって、それがただちに他作品の基準や模範になるべき理由はないのです。

以上で当初の主張である「けものフレンズは特定のけものフレンズ作品に依存するものではない」ことを示せたと思いますが、最後に自分の感想をひとつ述べさせていただきます。
原作は動物」という言葉は非常に重く深い意義をもち、そこからさまざまな重要な主張を引き出すことができる命題だと確信しております。
たとえば、第一の原作は動物ということは、そこから派生したプロジェクトはあくまで娯楽作品であるという主張を導くことができます。梶井氏が吉崎氏から、動物の資料を正確にプロジェクトへひきうつすのではなく、人々のニーズに沿って変化させるべきことを問かれて、

──ゆるい部分があっていい、ということですね。
『けものフレンズ』はファジーな部分がすごくあって。それが受け手にとっては世界を広げる手助けになってるんだなっていうのを感じますね。(『ガイドブック』5巻27ページ)


いいかえれば、けものフレンズは現実に(あるいは学術的に)正確なものではなく、あくまで読者・視聴者の関心に沿って脚色がなされているということです。このことはつまり、けものフレンズは娯楽作品であり、もし動物について知りたいのであれば、必ず、原作である動物そのものにあたるべきであるといえます。
けものフレンズを論じる記事には、フレンズの元となった動物の習性や、動物園の運営理念などの現実の事象を引き合いにして、それにより接近した表現がなされているかどうか、あるいは作品に用いられた技術・技法の優劣をもって作品の質を見定めて、作品間の価値の優劣を決するかのようなものが存在します。しかし、けものフレンズは本来的に娯楽目的であって現実の動物や動物園などからの取材もその制約のもとでなされるものです。また各作品は、その制作の理念とその限界は各作品で独自に決定するものであって、技術・技法についても、他作品と安易に比較してその価値を決することのできるものではありません。このことをみれば、前述のような記事は公正な評価ではないものが多く含まれているように思われます。
一介のけものフレンズファンである筆者の希望は、けものフレンズ作品を論評するときは、必ずけものフレンズプロジェクトについての確実な知識、作品を比較分析する方法の徹底した吟味と省察のもとで公正に行ない、そしていかなる作品であってもそれを不当・過剰に批難することのないようにしていただきたいということです。
ブックマークボタン
posted by アウグスト at 21:09| Comment(0) | たつき信者