ボクシングの東洋太平洋スーパーバンタム級タイトル戦が12日、東京・後楽園ホールで行われ、王者でIBF同級7位の勅使河原弘晶(29)=輪島功一スポーツ=が同級15位の川島翔平(27)=真正=を5回3分9秒KOで下し、V3を果たした。9連勝で、通算戦績は21勝(14KO)2敗2分けとした。
4回終了時の途中採点で3-0とリードして迎えた5回だった。打ち合いにきた挑戦者を迎え撃ち、カウンターの左フック一発で10カウントを聞かせる完勝だった。
元WBOアジアパシフィック・バンタム級王者でもある勅使河原は「左で倒したのはこれで2回目ぐらい。今回すごく練習して、当たれば倒せるパンチにしてきた。このまま勝ち続けて、来年は世界チャンピオンになります。ならせてください!」と、鼻息も荒かった。 (藤本敏和)