【サンディエゴ(米カリフォルニア州)小林信行】DeNAからポスティングシステムを利用して大リーグ移籍を目指す筒香嘉智外野手(28)が移籍先を3球団に絞ったことが11日、分かった。代理人を務めるジョエル・ウルフさんが、当地で開催されている大リーグのウインターミーティングの会場で取材に応じ、明らかにした。
同代理人によると、筒香は5日にロサンゼルス入り。本塁打王3度のメジャー屈指の三塁手、アレナド(ロッキーズ)と南カリフォルニアにあるプライベート練習場で合同トレーニングを敢行した。また、筒香の獲得を目指す3球団を集めて練習の様子を公開。球団名こそ明かさなかったが、GMや監督らが約2時間の練習を視察。三塁手としても高く評価されたという。筒香の移籍先に関しては米メディアも注目しており、レイズ、レンジャーズなどが獲得に興味をもっているとみられる。
同代理人は「彼は日本の打者がメジャーで活躍できると証明したいと思っている」と、これまでの日本選手には少ない強打者タイプの成功を後押しする姿勢。交渉期限は米東部時間19日午後5時(日本時間20日午前7時)だが、「期限よりも前に、この5~6日のうちに契約は完了すると思う」と明るい表情で話した。