転職に失敗する人の7割に共通する意外な特徴

高齢者の後悔で最も多いのはキャリア選択だ

なぜ私たちは、キャリア選びが苦手なのでしょうか?(写真:Yagi-Studio/iStock)
キャリアの多様化が進み、転職・複業(副業)・独立……と無数の選択肢が広がる現代。いまの会社への不満、将来への不安などから転職を考えているものの、「どうすれば後悔の少ない道を選べるのか?」と悩んでしまう方も多いのではないか。実際、就職先・転職先が自分に合わず後悔している人が多いことは、さまざまなデータが提示している。
なぜ人は「キャリア選択」という重要な決断を誤ってしまうのか? 10万本の科学論文を読破してきたサイエンスライター・鈴木祐氏の著書『科学的な適職 4021の研究データが導き出す、最高の職業の選び方』の内容を一部抜粋し、再構成のうえお届けします。

キャリアの後悔は人生の後悔

「なんでもっといい仕事を探さなかったのだろう……」

「あんな職場はすぐに辞めるべきだった……」

どちらも転職に失敗した社会人が吐いた嘆きの声のようですが、実はこれらの言葉は、すべて100歳近い高齢者たちが漏らしたものです。2012年にコーネル大学が1500人の高齢者に「人生で最も後悔したことは?」と尋ねたところ、一番多かったのはキャリア選択への未練の言葉でした。

類似の研究は世界中で行われており、およそどの地域でも似たような結果が出ます。とくに日本の場合は「仕事を第一にしすぎた」や「働きすぎてプライベートをなくした」といった答えを返す人が多く、仕事と生き方が密接に結び付いた日本人の国民性がうかがえるでしょう。

そのほかにも「友人を大事にしなかった」や「時間を大切にしなかった」「自分の感情を偽って行動した」などの言葉が目につきましたが、いずれも仕事選びへの後悔の数には及びません。昇進に目がくらんで同僚から嫌われた、長時間労働で体を壊した、苦しい仕事から逃げてしまった……。

高齢者の多くは、人生の終盤になってもなお、自らのキャリア選択を悔み続けていたのです。

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  • 肉ネームdd2d0ff16975
    ↓の方へ
    この記事は社会人1年生について書いたものではなくヘッドハンティングされるような転職生について書かれた記事です。
    タイトルさえ読まないのか?こういう方が仕事で失敗するんですよね。
    up33
    down3
    2019/12/13 08:19
  • 乾 巧eed1f68a3d31
    良記事。面接試験なんてのは厚化粧のお見合いみたいなもんで慎重に見てるつもりでもその場のフィーリングで会社を選んでしまう。

    もっとも「応募者騙して当たり前。入れてしまえばこっちのもの」との会社側の態度も問題。欧米的に採用時の条件、業務内容を事前に文書化して契約できればいいのだが。
    up18
    down2
    2019/12/13 11:50
  • Noname13bf7da736bf4
    日本企業は、経営者主観が強すぎる傾向にあると思う。もちろん労使対等でなければならないが、使用者が権力を握りすぎている。それは経営者や管理職といった、人個人のためにはなるかもしれないが、法人、企業のためにはならない。当然労働者を選り好んだり、判断したりコキ使う権利はあるが、その気が強すぎて、問題が絶えず、解決もできず、いつまでも同じところで足踏みしたり、仕事のできない者の居残り競争のようになっている企業も少なくない。そういう企業は、信用はできないし、赤字続きで、違反も多いといった、致命的ではないが細かな問題が積み重なり、優良な人材を逃しやすいといった悪循環になる。
    古い体質の企業ほどそうで、余裕のかけらもなく、企業や労働者に余裕を持たせる術を知らない。まさにトラブルの悪循環。人不足だが正社員を雇う余裕もなく、非正規を使うが、それも真っ当にできない場合、結局自分で自分の首を絞めることになる。
    up15
    down3
    2019/12/13 12:31
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