こんにちは。visita運営局の西澤です。
スマホやITサービスの普及によって、就活を行う学生の中で、IT企業で働きたいと思う学生も多いのではないだろうか。
ただ、「IT業界に進みたいけど、自分が何をやりたいかわかっていない」学生や「やりたいことはあるが、どこの企業に行けば良いか分からない」という悩みは、常につきまとう。また、就活中ではない学生も、早くからインターンを始めたり、企業研究を行う学生も少なくない。
本記事では、IT企業に興味のある学生に向けて、「企業探しのきっかけ」になる「アワード」を4つ取り上げ、「こんな企業もあるのか」や「ここで働きたい」など、就活に役立ててもらうとともに、「インターンとしてこの企業に飛び込んでみたい」などにつながればと思う。
1.スマホアプリの頂点は、あの「動画アプリ」! 「App Ape Award2018」
スマホアプリの分析プラットフォーム「App Ape」を運営するフラー株式会社。フラー株式会社が開催するスマホアプリのアワードである「App Ape Award2018」。
「手のひらの上の、最強がここに」をテーマに、2018年1月~12月までフラー株式会社の運営する「App Ape」で蓄積したデータを基に、ノミネート企業が精査された。
2018年の大賞は、ByteDance株式会社が運営する「TikTok」で、マーケティングの施策が功を奏し、利用数が爆発的に伸び、社会的影響も増大したことが受賞の要因である。
また、賞のカテゴリーが分かれており日常的に使う便利なアプリの部門「App」、ゲーム部門の「Game」、アプリのグローバル化を背景に新設された「Global」の3部門に分かれているのも、自分の興味のある分野にアプローチしやすい点である。
さらに、アプリ全体のトレンドや将来的な見通しなどもチェックできるため、就活生の情報源には、とっておきだ。
自らが気になったアプリや普段使っているが就活では視野外であったアプリから、様々な先進的な取り組みをしている企業を知るきっかけとして、こちらのアワードを参考にしてほしい。
2.10年越しのプロジェクトがグランプリに 「IT Japan Award」
今年で13回目になる、日経コンピュータ主催の「IT Japan Award」。
優れたIT活用事例を毎年表彰するグランプリで、2018年5月から2019年4月までの「日経コンピュータ」もしくは、「日経 xTECH」に掲載された事例が対象で、今回は5社が選ばれた。
グランプリには、安全な航海をIoTで実現する取り組みを行った「日本郵船」が選出された。特別賞には、「小型クーラー」を使ったオフィス向けサービスの「Coke mini」が表彰された。Coke miniは、QRコードを利用した決済システムとリアルタイムな売り上げや在庫の管理が行えるという、先進的なIoTへの取り組みが評価され、受賞に至った。
このアワードは、ITを駆使して世の中をよくする取り組みにフォーカスされている。「IT企業じゃなくても、ITでビジネスができる」事例を教えてくれるところがGOODなポイントで、就活生要チェックのアワードである。
3.「クラウド」に興味のある学生必見 「ASPIC IoT・AI・クラウドアワード」
特定非営利活動法人 ASP・Saas・IoTクラウドコンソーシアムが主催する「ASPIC IoT・AI・クラウドアワード」。2019年で第13回を迎え、総務省も後援しているのが特徴である。
本アワードは、日本経済の発展を国内のIoT・AI・クラウド関連業界からの活性化で支えることを目的にしている。そのため、国内で提供されているクラウドサービスなどを対象に、秀でたサービスを行っている企業を対象にしたアワードである。
7つの部門で表彰され、企業名と行っているサービスの名前などを閲覧することが、できる。2018年の総務大臣賞には、「気象情報の新しい市場価値」の創出を目的に掲げている株式会社ハレックスの「オリジナル気象システム HalexDream!」が選出された。他にも、部門内にも分野ごとの受賞があるので、「クラウド」を駆使したビジネスに興味がある人にはもってこいのアワードである。
4.企業内で使われている「人気ソフトウェア」が一目瞭然!「ITreview Grid Award」
日本初のビジネスソフトウェア向けのレビュープラットフォーム「ITreview」を運営するアイティクラウド株式会社が、四半期に一度主催する「ITreview Grid Award」。
ITreviewに寄せられたレビューを基に、ユーザーに支持されたソフトウェアの表彰を行うのが、本アワードである。
また、このアワード内には2段階の評価が設けられており、認知度と満足度が高い評価を得た企業に「Leader」と「High Performer」 が表彰される。
このアワードの良さは、「実際の声に基づいている」ことと、「14部門と網羅的に業務で使われているソフトウェアが閲覧できる」点である。表彰されたソフトウェアとともに、良かった点が記載されており、そのソフトウェアが人気の理由を一目で見ることができるのが、学生でも確認しやすい点である。
また、「情報共有部門」や「マーケティング部門」など、14部門に細分化されており、さらにその中にも業務別に分けられているのも、非常に閲覧しやすい。自分がどの分野のビジネスに携わりたいかなどがイメージつけやすい部門分けになっている。
就活生にとって、なかなか探しにくい「to B向けソフトウェア」の企業を見つけるには持ってこいである。さらに就活生だけでなく、「こんな業務ソフトがあるのか」や「試しに、ゼミやサークルの連絡をビジネスアプリに変えてみよう」という観点からも見ることができるのが、全学生にもってこいのアワードである。
おわりに
以上、4つの大賞を紹介してきたが、多くのIT企業が先進的かつ独創的なビジネスを行っていることに気づくだろう。就職活動中に様々な企業を知ることで、社会とのつながりを感じたり、働くことについて考えるだろう。
そんな就職活動を有意義に過ごしてもらうために、このような情報の整理がついたアワードを通して、自分に合う企業や売りたいサービスや商材を考えるきっかけにしてほしい。